作者実話怪談

おけの

旅行先にて(脚本)

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〇外国の田舎町
  結婚記念日に旅行へ行ったときのことです。
  
  夫の後輩が運転手として
  案内役をしてくれてました。
夫「やっと着いたね〜」
夫の友人「やっとって言っても、 運転してないじゃないですかぁ〜」
おけの「運転ありがとう。 お疲れさん」
夫の友人「2つ目の鍾乳洞に行く前に、 トイレ行きましょうよ」
夫「鍾乳洞を見て回るのに、 結構かかるもんなー」

〇女子トイレ
「ハハ、何ですかそれ」
おけの「男子トイレの声、丸聞こえだなぁ」
「──────────────────」
おけの「え、女の人の、声?」
おけの「でも・・・」
おけの「誰もいない」
おけの「トイレのドアも・・・全部開いてる──」
おけの「怖いけど、トイレは行きたいから」
「──────────────────」
おけの「まだ聴こえる・・・なんだか」
おけの「絵本を読み聞かせてるみたいな声」
おけの「外でイベントでもやってるかもしれないし ここから出て、確かめてみよう」

〇外国の田舎町
おけの「何も、やってない」
おけの「ねぇ、トイレで女の人の声、 聞こえなかった?」
夫「え・・・聞こえてないけど?」
夫の友人「や、やめてくださいよー」
おけの「聞こえてたよ」
夫「じゃ、確かめてきたら?」
おけの「え!!」
おけの「わ、わかった。 確かめてくる────」

〇女子トイレ
おけの「もう、聞こえない」
おけの「トイレのドアも開いてる・・・ 誰もいない」
  一体、誰の声だったのでしょうか?

次のエピソード:ひいばあちゃん家〜番外 夫編〜

コメント

  • 突然のボイスにビクリとしてしまいました……
    男性側の声も丸聞こえだったというのに、その謎の声は御一人しか聞こえなかった……わわっ

  • この話を読んで思い出したのは「しゃべるガードレール」ですね。
    古くなったガードレールが近くのNHK ラジオの電波を拾い、鉄板やボルトが振動を伝えて、ガードレールからラジオの音声がぼそぼそと聞こえるというものでした。怪奇現象だと思われていました。
    おけのさん、霊と関わり強そうなので何かしらそういう系っぽいですが、オカルトじゃないオチもありますよねー。

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