女帝の確実なお世継ぎ

ひとりみ(脚本)

女帝の確実なお世継ぎ

今すぐ読む

女帝の確実なお世継ぎ
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇謁見の間
ルルー「はあ? この抱かれたい漢ナンバーワンともよばれる王国の王たる私が世継ぎを産むだと? 産ませるならまあわかる」
護衛「ですが王とはいえあなたはじょせ」
ルルー「うるさい 私の辞書に性別はない 男も女もない 私は通路だ」
ルルー「おや? なにも私が生む必要はない 通路としてただあるだけでいい」
ルルー「私は単為生殖で生まれた子だ 私の母は性行為をしていないのだ 確信的に想像するなら、一人で世継ぎを召喚することもできよう」
ルルー「私という通路を通って現われたい生命があるなら 名乗り出よ」
???「ハイハイハイハイ!!!!」
ルルー「おや どなたかな」
???「あなたは私にララと名付ける」
ルルー「そうか、ララか  なぜ、他ではなく、私のところに来るのか?」
???「ルルーが好きだから!」
ルルー「そうか」
???「反応がびみょうだね ララのことが嫌いなの?」
ルルー「いや、君が好きだと思うルルーを演じ切れるかどうかわからないからな・・・」
ルルー「生まれて後悔するかもしれないぞ」
???「大丈夫! 全部ひっくるめてあいしてる 一緒にチャンバラできたら 私は満足!」
???「あ 神様に呼ばれちゃった  じゃあねルルー あとでそっちに行くよ」

〇宮殿の部屋
ルルー「ふああ よく寝た」
ルルー「ララとチャンバラをする夢を見た 私にそっくりな子だったな」
ララ「あー」
ルルー「えっ?」
ルルー「本当に来た」
ララ「るーるー」
ルルー「えっと どうすればいい?」
ララ「抱っこ!」
ルルー「了解した」
ルルー「君は私のどこを気に入り、私のところに生まれるモチベーションを持ったのか?」
ララ「他の親みたいにベタベタしてこないところ」
ルルー「そうか ありのままでよかったのだな」

成分キーワード

ページTOPへ