ヤンデレ少女の戦い

レモネード!

番外編② 怪我(脚本)

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〇競技場のトラック
  全日本中学校陸上競技選手権大会
  女子100ハードル、全国大会決勝
咲須穂乃果「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」
咲須穂乃果「・・・・・・5位・・・・か・・・・・・」
咲須穂乃果(3位以内を目指して頑張ったけど・・・・・・まだ遠いな・・・・・・)
咲須穂乃果(そうだよね・・・・・・みんな頑張ってるんだもん・・・・・・)
咲須穂乃果(みんなの倍は頑張らなきゃ・・・・1番になれない・・・・・・)
咲須穂乃果(もっと・・・・・・もっと・・・・・・)
咲須穂乃果「もっと頑張らないと・・・・・・!!」

〇グラウンドのトラック
咲須穂乃果「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」
咲須穂乃果(遅い・・・・・・こんなんじゃダメ・・・・・・)
咲須穂乃果「っ・・・・・・!!」
コーチ「あいつ・・・・・・いつまで・・・・・・」
咲須穂乃果「うっ・・・・・・っ・・・・・・」
コーチ「もうフラフラじゃねぇか・・・・・・!」
コーチ「おい穂乃果!!そろそろ休め!!」
咲須穂乃果「っ・・・・で・・・・でもっ・・・・・!!」
咲須穂乃果「痛っ・・・・・・!!うぅっ・・・・・・!!」
コーチ「お、おい・・・・・・どうした!?」
咲須穂乃果「だい・・・・・・じょうぶ・・・・・・」
  穂乃果は走りがおぼつかない中、何とか前に進もうとする。
  だが、すぐに倒れてしまう。
コーチ「ど、どうした・・・・・・大丈夫か!?」
咲須穂乃果「い・・・・・・いたい・・・・・・」
コーチ「ま、待ってろ!すぐに治療する・・・・・・!」

〇病院の診察室
医者「手術には成功しましたが・・・・・・もう陸上競技は難しいかと・・・・・・」
咲須穂乃果「う・・・・・・うそ・・・・・・」
咲須穂乃果「うそ・・・・・・ですよね・・・・・・?」
咲須穂乃果「あ、あたし・・・・・・もうハードル出来ないんですか・・・・・・?」
医者「残念ながら・・・・・・これだけ大きな損傷だと・・・・・・」
咲須穂乃果「い、嫌です・・・・・・」
咲須穂乃果「せ、先生・・・・・・お願いします・・・」
咲須穂乃果「あたし、ハードルしか取り柄がないんです、ハードルがあたしの全てなんです・・・・・・!!」
咲須穂乃果「お願いしますっ・・・・・・!!お願いしますっ・・・・・・!!!」
咲須穂乃果「あたしの脚を治してくださいっ・・・・・・!!!」
医者「・・・・・・申し訳ありません・・・・・・」
咲須穂乃果「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ・・・・・・!!!!!!」

〇競技場のトラック
咲須穂乃果「・・・・・・・・・・・・」
咲須穂乃果「みんな・・・・・・楽しそうだな・・・・・・」
咲須穂乃果「あたしはもう走れないのに・・・・・・」
咲須穂乃果「うっ・・・・・・っ・・・・・・」
咲須穂乃果「なんで・・・・・・」

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コメント

  • 穂乃果さんの過去話ですね!一途で素直だった彼女が、まさかここまで捻くれ拗らせてしまうとは……ハードルに向けていた多大な熱量の行き場が変わってしまったから、そういうことなのでしょうかね

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