妖怪探偵アムロ

ミレティー

第三話 ネズミ男(脚本)

妖怪探偵アムロ

ミレティー

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〇高架下

〇アパートの前

〇店の事務室
アムロ「ふわぁ〜」
アムロ「暇だな〜」
アムロ「よしっ!寝よう!!」
朝夢ミキ「アムロ?」
朝夢ミキ「・・・ったく!」
アムロ「アァァァ!!️」
朝夢ミキ「何、昼間からねてんのよ!」
アムロ「なんだ、ミキかよ〜」
朝夢ミキ「『なんだ』とは何よ!」
アムロ「フツーに起こしてくれ」
朝夢ミキ「フツーじゃ、アンタ起きないでしょ?」
朝夢ミキ「新しい依頼人が来てるわよ」
アムロ「依頼人?」
朝夢ミキ「どうぞー」
すみれ「こんにちは」
すみれ「すみません、ここって『妖怪探偵事務所』 ですよね?」
アムロ「・・・・・・・・・」
朝夢ミキ「いらっしゃい」
朝夢ミキ「アムロ?」
朝夢ミキ「・・・・・・・・・」
すみれ「・・・・・・・・・」
すみれ「あの・・・・・・」
アムロ「ようこそ、『妖怪探偵事務所』へ」
すみれ「はっはぁ・・・・・・」
朝夢ミキ「誰?」
朝夢ミキ「話を聞かせてくれる?」
すみれ「はい」

〇中庭
  あれは3日前──
  学校で起こった変な出来事

〇大教室
  あの日は2時間目の授業中でした。
「えー従ってこの公式は・・・・・」
すみれ「なるほど」
「どうした?」
「おい、大丈夫か!?」
「えっ?」
「なんだ?」
すみれ「何これ?」

〇大教室
  そして、放課後──
「どうしたんだ?」
「大丈夫かな?」
「うわっ!」
「火事?」
「臭っ!」
「何これ〜」
すみれ「くっ臭い・・・・・」

〇店の事務室
朝夢ミキ「変な匂いで気絶した?」
アムロ「なんだよ。その馬鹿な現象」
すみれ「先生達は『疲れすぎだ』って、マトモに聞いてくれないの」
すみれ「このままじゃ、ずっとあの臭い教室にいなきゃいけないなる」
すみれ「お願いっ!」
すみれ「貴方達の力を貸して!」
アムロ「・・・・・・・・・・・・」
アムロ「分かった」
アムロ「君の依頼、引き受けた!」
朝夢ミキ「私達が解決してみせる」
すみれ「ありがとうございます!」
アムロ(こんな事件パッパっと解決しちまうぜ〜)
アムロ(そしたら・・・・・・)

〇幻想空間
すみれ「探偵さん」
すみれ「事件を解決してくれてありがとう!」
アムロ「いやいや、お安い御用だよ」
すみれ「何かお礼を」
アムロ「そうだな・・・・・・」
アムロ「君の唇を・・・・・・」

〇店の事務室
アムロ(なんてな〜)
アムロ(イッヒヒヒ!)
朝夢ミキ「・・・・・・・・・」
朝夢ミキ(こいつ!)
すみれ「たっ探偵さん?」
朝夢ミキ「大丈夫、いつもの事だから」
すみれ「そっか」
朝夢ミキ「じゃ、行こうか?」
すみれ「はい!」
朝夢ミキ「先に外で待ってて」
すみれ「わかりました」
朝夢ミキ「先生・・・・・・」
朝夢ミキ「早く行きますよ?」
アムロ「はっはい・・・・・・」

〇中庭

〇大教室
すみれ「ここが教室」
朝夢ミキ「この教室で異臭騒ぎがあったのね?」
すみれ「うん」
アムロ「見た感じフツーだけどな」
すみれ「こっ、これは・・・・・・」
アムロ「なっなんだこれ?」
アムロ「臭っ!」
朝夢ミキ「確かに酷い・・・・・・」
朝夢ミキ「アムロの靴下の匂いと同じ・・・・・・」
すみれ「そっ、そうなんですか?」
アムロ「俺の靴下はこんな臭くねぇよ!」
アムロ「薔薇の匂いだろ?」
朝夢ミキ「・・・・・・・・・・・・」
アムロ「なんか言えよ!」
アムロ「冗談だよ。すみれちゃん?」
すみれ「・・・・・・・・・・・・」
アムロ「すみれちゃんまで〜」
「・・・・・・・・・」
朝夢ミキ「・・・・・・・・・・・・」
朝夢ミキ「危ないっ!」
アムロ「えっ?」
すみれ「あれは?」
アムロ「危ないっ!」
すみれ「はっ!」
アムロ「大丈夫か?」
すみれ「・・・・・・・・・・・・」
朝夢ミキ「すみれさん!」
アムロ「大丈夫、気を失ってるだけだ」
朝夢ミキ「良かった〜」
アムロ「しっかし・・・・・・」
アムロ「こんな危ないもん投げるなんか、ふざけやがって〜」
朝夢ミキ「一体誰がこんな・・・・・・」

〇中庭
「・・・にしても、少しやりすぎじゃないか?」
「こうでもしないと奴らは懲りないよ」
「まっ、いいんだけどよ」
「もうしばらく頼むよ」
「分かってるって」
「さて、どう動く?」
牙馬「『妖怪探偵』・・・・・・・・・」

〇総合病院

〇病室のベッド
アムロ「・・・・・・・・・」
朝夢ミキ「・・・・・・・・・」
すみれ「・・・・・・・・・」
すみれ「ここは?」
アムロ「すみれちゃん!?️」
朝夢ミキ「大丈夫?」
朝夢ミキ「怪我はない?」
すみれ「はい」
アムロ「良かった〜」
朝夢ミキ「それにしても、あの臭い匂いは何なの?」
アムロ「生ゴミぐらいに臭かった〜」
朝夢ミキ「ほんと、アムロの靴下くらい臭かった」
アムロ「だから、俺の靴下は──」
アムロ「臭い?」

〇水たまり

〇大教室
「うわっ!なんだこれ?」
「臭っ!」

〇大教室
アムロ「生ゴミみてぇな匂いだな」
朝夢ミキ「アムロの靴下と同じ匂い」

〇モヤモヤ

〇病室のベッド
アムロ「そうか!」
アムロ「分かったぞ!」
朝夢ミキ「分かったって・・・・・・」
朝夢ミキ「犯人の正体?」
すみれ「本当ですか?」
アムロ「あぁ」
アムロ「待っててくれ、すみれちゃん」
アムロ「この謎は解けたぜ!」
すみれ「探偵さん・・・・」
朝夢ミキ(へぇー珍しく頼りになるじゃない)
アムロ「よしっ!行くぜ!!️」

〇黒
「すみれの心は・・・・・・」

〇中庭
アムロ「俺達・・・・・・・・・」
アムロ「”妖怪戦隊・ゴーストレンジャー”が守る!!️」
朝夢ミキ「私達、”戦隊”じゃないでしょうが!」
朝夢ミキ「あと、すみれちゃんを呼び捨てするなっ!」
アムロ「アァァァ!!️」

〇中庭

〇大教室
「フッ・・・・・・・・・」
・・・「ウフッ」
「・・・!」
・・・「かかったな?」
アムロ「観念しやがれ!」
「ぐわっ!」
アムロ「よしっ!」
「アムロ!」
朝夢ミキ「大丈夫?」
アムロ「あぁ」
「くそ・・・・・・」
アムロ「もう逃げられねぇぞ」
アムロ「ネズミ男さん?」
「フッ」
「バレちゃ〜しょうがない」
朝夢ミキ「こっ、こいつがネズミ男!?️」
ネズミ男「なんだ?俺様にビビったか?」
朝夢ミキ「・・・・・・・・・・・・」
朝夢ミキ「ゲゲゲの〇〇○と違うわね」
アムロ「『tap novel』でアニメ名言うのやめろ! 怒られるだろ?」

〇病室のベッド
朝夢ミキ「囮作戦?」
すみれ「囮作戦?」
アムロ「犯人がネズミ男なら、美人には弱い」
アムロ「そこを狙う!」
朝夢ミキ「美人って、まさか!」
朝夢ミキ「すみれちゃんを囮にする気?」
すみれ「えっ?」
朝夢ミキ「ダメ!危険すぎる!」
アムロ「馬鹿!」
アムロ「そんな危ないことさせねぇよ」
朝夢ミキ「じゃあ・・・・・・」
朝夢ミキ「もしかして、私?」
朝夢ミキ「照れる〜」
アムロ「お前、美人じゃねぇだろ?」
朝夢ミキ「キィー!」
アムロ「アァァァ!!️」
朝夢ミキ「馬鹿っ!」
すみれ「じゃあ、一体誰が囮を?」
アムロ「俺だよ」
朝夢ミキ「はぁ?」
すみれ「アムロさんが?」
朝夢ミキ「アンタ、男でしょ?」
アムロ「簡単だよ!女装すりゃいいんだ」
すみれ「じょ、女装!?️」
朝夢ミキ「馬鹿じゃないの」
アムロ「女を危険な目に合わせる訳には行かない だろ?」
すみれ「アムロさん・・・・・・」
朝夢ミキ「へぇーいいとこあるじゃん」
すみれ「私、メイク道具持ってるからやりましょうか?」
アムロ「サンキュー」
すみれ「問題は髪だけど・・・・・・」
朝夢ミキ「そうだ!」
朝夢ミキ「私の家にカツラあったわ」
アムロ「そんなもんどこで?」
朝夢ミキ「妖力で試しに作ってみたのよ」
アムロ「妖力で髪作れんのか?」
「ここはこうして・・・・・」
「こんな感じで」
「出来たー」
アムロ(変装)「どう?」
すみれ「わぁ、素敵❤️」
朝夢ミキ「・・・・・・・・・」
朝夢ミキ「(悔しいけど、凄い美人・・・・・・。)」
アムロ(変装)「これなら、ミキにも負けないわ!」
朝夢ミキ「黙れ!」
アムロ(変装)「アァァァ!!️」

〇大教室
アムロ「・・・ってわけさ」
ネズミ男「ちっきしょー」

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