〇廃工場
　　友達と心霊スポットに来たのに・・・
和哉「マジかよ・・・はぐれた・・・」
サキ「みんなどこ行ったのかなぁ」
旭「祐実菜あいつらと一緒だったじゃん」
祐実菜「気づいたら見失ってた〜！」

〇荒れた倉庫

〇荒れた倉庫
サキ「・・・ここ、元は工場でさ、」
サキ「ある高校の美術部が学生コンテストに 出品する作品を作るため借りたのに・・・」
サキ「機械の誤作動で出火・・・全員死亡・・・」
旭「辛い話だよね」
和哉「・・・俺はこんなとこ 来たくないって言ったのに・・・」
和哉「同じ高校生、同じ美術部。 不謹慎すぎんだろ」
旭「ほんとだよねぇ・・・」

〇城のゴミ捨て場
龍臣「わー！荒れてんねぇ！」
旭「不法投棄してく輩もいるんだとよ」
龍臣「最悪だな・・・呪われんじゃねぇの？」
祐実菜「あながち冗談でも無いんだよ」
祐実菜「ここをたむろ場にしてたヤンキーが 全員おかしくなっちゃったなんて話あるし！」
旭「はは、そりゃ自業自得だな」
和哉「瓦礫の山だな・・・」

〇マンションの共用階段
和哉「・・・しかし暗いな 気味悪い・・・」
龍臣「空気が重いよな・・・」
サキ「・・・私たちここから出れるのかな・・・」
祐実菜「や、やめてよ〜！そんなこと言わないでよ！」
サキ「ごめん・・・だって・・・」
和哉「あ、あっちが出口か？」
祐実菜「あっ！ほんと？」
サキ「みんないるかなー」

〇牢屋の扉（鍵無し）
和哉「・・・くそッ！開かない・・・!!」
龍臣「なんで出られないんだろ・・・」
和哉「くそ・・・ あいつらのイタズラだったら 本気で怒るぞ・・・」

〇荒れた倉庫
和哉「ん？何か向こう光ったな」

〇荒れた倉庫
和哉「・・・これがその学生たちの作品かな・・・」
サキ「もったいないね・・・ こんな綺麗に作れてたのに・・・」
和哉「・・・なんでこんなもんがある部屋が 光ってんだよ・・・気味悪りぃ」

〇怪しい実験室
祐実菜「キャー!!!」
サキ「やだ・・・っ!!火が!!」
和哉「な・・・なっ、なんで火が!!」
旭「逃げるぞ!!」

〇非常階段
龍臣「一階は火の周りが早い!! とりあえず２階に逃げるぞ！」

〇薄暗い廊下
和哉「はぁ・・・はぁ、くそ!! 何でこんなことに・・・!!」

〇無機質な扉
龍臣「ここの扉開くぞ!!」

〇無機質な扉
和哉「扉がある・・・っ!!」
旭「頑張れ！とにかく中に逃げよう!!」