ヤンデレ少女の戦い

レモネード!

第四話 最悪の展開(脚本)

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〇体育館の裏
咲須穂乃果(こんな早朝から由香センパイに呼ばれるなんて・・・・・・)
咲須穂乃果(何の用だろう・・・・・・?ちょっとドキドキしてきちゃった)
  コツ・・・・・・コツ・・・・・・
咲須穂乃果(足音・・・・・・!)
咲須穂乃果「由香センパ──」
篠原愛衣「おはよう、咲須さん」
咲須穂乃果「愛衣・・・・・・センパイ・・・・・・?」
咲須穂乃果「どうして・・・・・・」
篠原愛衣「悪いけど説明してる時間は無いの」
咲須穂乃果「ひっ・・・・・・!!」
篠原愛衣「私の由香の邪魔をする人間は、みんな消すって決めたの」
篠原愛衣「邪魔したあなたが悪いんだよ?」
咲須穂乃果「・・・・・・・・・・・・」
咲須穂乃果「・・・・・・・・・・・・」
咲須穂乃果「それで勝った気ですか?」
篠原愛衣「・・・・・・?」
咲須穂乃果「あたしはハードルを諦めた」
咲須穂乃果「ハードルを諦めたあたしに夢を与えてくれたのが由香センパイなんです」
咲須穂乃果「あたしがまた夢を諦めるとでも?」
篠原愛衣「そう、じゃあ死んで」
  愛衣が振りかぶった包丁を、穂乃果は避ける。
咲須穂乃果「あたし、ハードルは諦めたけどまだ人より走れるんですよ?」
篠原愛衣「待て!!!」
  穂乃果はあっという間に差をつけていく。
篠原愛衣「チッ・・・・・・!!!」

〇ゆるやかな坂道
篠原愛衣「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」
篠原愛衣「あいつ・・・・・・どこに行った・・・・・・!!」
岡島瑠里乃「おはようございます、今日もいい天気ですね」
篠原愛衣「お前・・・・・・今忙しいから邪魔しないで」
岡島瑠里乃「咲須さんを殺すはずが、逃げられてしまった」
岡島瑠里乃「そんなところですか?」
篠原愛衣「わかってるなら聞かないで!」
岡島瑠里乃「いいんですか?そんな態度取って」
岡島瑠里乃「篠原先輩がストーカーって証拠を撒きますよ?」
岡島瑠里乃「わぁ」
篠原愛衣「これ以上邪魔するなら刺すから」
岡島瑠里乃「まあまあ、そう怒らずに話を聞いてください」
岡島瑠里乃「私なら、咲須さんの居場所が分かるんですから」
篠原愛衣「居場所が・・・・分かる・・・・・・?」
篠原愛衣「・・・・・・嘘でしょ」
岡島瑠里乃「まさか、私は先輩が必要になりそうな情報は全て手に入れるよう心掛けてますから」
岡島瑠里乃「こう見えても、尽くす女なんですよ?」
篠原愛衣「それで、場所っていうのは?」
岡島瑠里乃「このスマホのGPSに・・・・・・って」
岡島瑠里乃「まさか、ただで教えるとは思ってませんよね?」
篠原愛衣「早く言え!!!」
岡島瑠里乃「わぁ、そうやって大声と凶器で脅すのは感心しませんよ?」
岡島瑠里乃「痛いじゃないですか」
篠原愛衣「早く言え!!!あの女はどこにいるんだよ!!」
岡島瑠里乃「篠原先輩は、キスってしたことあります?」
篠原愛衣「は?」
岡島瑠里乃「1分で済みます」
岡島瑠里乃「私を殺すなんて無意味なことをするより、1分私と話して咲須さんを殺しに行くほうが良いと思いませんか?」
篠原愛衣「・・・・・・キスは無いけど」
岡島瑠里乃「じゃあ、私とファーストキスしてくださいよ」
篠原愛衣「ファーストキスは由香とって決めてるから無理」
岡島瑠里乃「そうですか、じゃあ咲須さんに訴えられて勝手に警察にでも捕まってください」
篠原愛衣「っ・・・・・・!!」
篠原愛衣「お前・・・・・・本当に底意地が悪いな・・・・・・」
岡島瑠里乃「ええ、だから嫌われ者なんですよ」
篠原愛衣「手早く済ませるから」
  愛衣は一瞬だけ、瑠里乃と唇を重ねる。
篠原愛衣「これで満足?早くあの女の場所を教えて」
岡島瑠里乃「ここです」
篠原愛衣(思ったより近い・・・・・・まだ間に合う・・・・・・!)
岡島瑠里乃「篠原先輩、保身のために必死だなぁ」
岡島瑠里乃「でも、手元がお留守だね」

〇土手
咲須穂乃果(足・・・・・・痛い・・・・・・)
咲須穂乃果「でも、もう追ってきてない・・・・・・?」
篠原愛衣「やっと見つけた・・・・・・!!」
咲須穂乃果「うっ・・・・・・!!」
咲須穂乃果(どうしよう・・・・・・もう走れない・・・・・・)
篠原愛衣「捕まえた・・・・・・!!殺してやる!!!」
鈴木由香「何してるの!?」
篠原愛衣「えっ・・・・・・」
篠原愛衣「由香・・・・・・?」
咲須穂乃果「由香センパイ・・・・・・!!」
鈴木由香「その包丁はなに!!」
篠原愛衣「・・・・・・・・・・・・」
篠原愛衣「何でもないよ、ただの護身用」
篠原愛衣「ほら、前にストーカーとかいたでしょ?」
鈴木由香「なんで穂乃果を襲ってるの!!」
篠原愛衣「襲ってる?私が?」
篠原愛衣「それは冤罪だよ、この女が私を襲ったんだよ?」
咲須穂乃果「そんなわけないでしょ・・・・・・!!あたしが殺されそうになったの!」
篠原愛衣「ねぇ、由香・・・・・・私達、ずっと友達だったよね?」
篠原愛衣「そんな私のこと、疑うわけないよね・・・・・・?」
鈴木由香「・・・・・・・・・・・・」
篠原愛衣「由香・・・・・・?」
鈴木由香「信じられないよ・・・・・・愛衣のことなんて」
篠原愛衣「あ・・・・・・?」
鈴木由香「包丁持って大切な後輩を襲ってるんだよ!?」
鈴木由香「親友だからって信じられるわけないじゃん!!」
鈴木由香「・・・・・・・・・・・・」
鈴木由香「由香・・・・・・どうして・・・・・・理由があるなら教えて・・・・・・」
篠原愛衣「・・・・・・・・・・・・」
篠原愛衣「・・・・・・・・・・・・」
篠原愛衣「そう・・・・・・」
篠原愛衣「由香は今までの私への恩を無視して、その女の方を信じるんだ」
篠原愛衣「いつも私が助けてやったのに」
篠原愛衣「ストーカーの時だって・・・・・・私がいなかったら何も出来なかった癖に」
鈴木由香「愛衣・・・・・・?」
篠原愛衣「私がいないとダメな馬鹿の分際で・・・・」

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コメント

  • 愛衣さんさんの短慮による失敗回ですが、その一方での瑠里乃さんのヤバさが際立ってますね!これから4人はどう考え、どう動くのか、、、想像すると恐ろしいですww

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