ヤンデレ少女の戦い

レモネード!

第三話 厄介な敵(脚本)

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〇競技場のトラック
  県大会、この日の由香は絶好調で、他の選手に大差をつけて1位でゴールした
鈴木由香「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」
鈴木由香(11秒63・・・・・・やった・・・・・・!)

〇競技場のトラック
篠原愛衣(由香はやっぱり凄いな)
篠原愛衣(この調子なら、オリンピックに出場するアスリートになれたりして・・・・・・)
篠原愛衣(ちょっとバカなのが玉に瑕だけど、そこは私がフォローしてあげればいいからね)
鈴木由香「やったよ!愛衣!」
篠原愛衣「見てたよ、凄かった・・・・・・おめでとう」
鈴木由香「ありがと!」
篠原愛衣「由香、格好良かったよ」
鈴木由香「そう?改めて言われると少し恥ずかしいかも・・・・・・」
咲須穂乃果「センパーイ!」
鈴木由香「わっ、穂乃果!?」
咲須穂乃果「優勝おめでとうございます!!すっごく格好良かったです!」
鈴木由香「ありがと、そんなに褒められると嬉しいな!」
篠原愛衣「・・・・・・・・・・・・」

〇教室
  翌日の放課後
篠原愛衣(あの邪魔な女をどうやって消そうか・・・・・・)
篠原愛衣(由香のスマホから呼び出して・・・・・・)
???「あ、あの・・・・・・!篠原先輩!!」
篠原愛衣「ん・・・・・・?誰?」
岡島瑠里乃「あ、わ、私・・・・岡島瑠里乃って言います・・・・・・」
篠原愛衣「このクラスに何か用?」
岡島瑠里乃「あ、い、いえ・・・・篠原先輩に用があって・・・・・・」
篠原愛衣「私に?」
岡島瑠里乃「わ、私・・・・初めて篠原先輩を見た時・・・・・・一目惚れしたんです」
岡島瑠里乃「背が高くてモデルさんみたいで・・・・・・凛々しくて・・・・・・」
岡島瑠里乃「私は背が低いから・・・・羨ましかったりして・・・・・・」
岡島瑠里乃「でも、先輩にも抜けてる部分はあって」
岡島瑠里乃「いつも真面目なフリしてるけど、授業中よそ見してたり、お昼は菓子パン食べてたり、深夜に女の部屋に入ってたり、それで──」
篠原愛衣「お前・・・・・・」
岡島瑠里乃「あ・・・・・・怒らせちゃいました・・・・・・?」
岡島瑠里乃「すみません・・・・・・」
岡島瑠里乃「ただ、私は篠原先輩のことが好きってことが伝えたかったんです」
岡島瑠里乃「それで・・・・・・本題に入りますね・・・・・・」
岡島瑠里乃「わ、私と・・・・・・お付き合いしてくれません・・・・か・・・・?」
篠原愛衣「ごめん、今は私・・・・・・恋愛する気には──」
岡島瑠里乃「先輩、好きな人いますもんね・・・・・・」
岡島瑠里乃「鈴木先輩の部屋に入っては、盗撮とか盗聴とかしてますもんね・・・・・・!」
篠原愛衣「っ・・・・・・!!」
篠原愛衣「お前・・・・・・それは脅し?」
岡島瑠里乃「ええ、脅しですよ?」
岡島瑠里乃「私は篠原先輩が鈴木先輩の部屋に侵入する証拠映像を持ってます」
岡島瑠里乃「もし・・・・・・その映像を鈴木先輩に渡したら・・・・・・どんな顔するんですかね?」
篠原愛衣「・・・・・・それで、私に何の要求?」
岡島瑠里乃「もう言ったじゃないですか・・・・・・私の恋人になってください」
岡島瑠里乃「いっぱい楽しいことしましょう?」
篠原愛衣「・・・・・・・・・・・・」
岡島瑠里乃「そうだ、今週の土曜日にでも一緒にデートしましょうよ」
岡島瑠里乃「どこに行きたいですか?私は動物園とか水族館に行きたいですね・・・・・・森で虫採りってのもいいかもです」
篠原愛衣「お前、いつも自分の意見だけ通してるでしょ・・・・・・嫌われちゃうよ」
岡島瑠里乃「ええ、友達なんてものは一人もいたことがありませんね」
岡島瑠里乃「恋人は今出来ましたけど・・・・・・」
岡島瑠里乃「じゃあ、土曜日に動物園でお願いします・・・・・・それと、連絡先を交換しましょう」
  愛衣は渋々、連絡先を交換する。
岡島瑠里乃「では、帰ったら連絡しますね」
篠原愛衣「・・・・・・」
篠原愛衣(最悪・・・・・・こんな面倒くさい奴が出てくるなんて)

〇動物園の入口
岡島瑠里乃「先輩!今日は楽しみですね!」
  瑠里乃は、愛衣の腕を抱きしめ身を寄せる。
篠原愛衣(今日・・・・・・由香は部活か・・・・・・)
篠原愛衣(あの女の動向が気になるな・・・・・・後で由香から聞──)
篠原愛衣「痛っ・・・・・・」
岡島瑠里乃「篠原先輩、他の人のこと考えてましたよね?」
岡島瑠里乃「いいんですか?私は篠原先輩がストーキングしてる証拠、持ってるんですよ」
岡島瑠里乃「それに・・・・・・人を殺した証拠もね・・・・・・?」
篠原愛衣「お前・・・・・・どこまで知って──」
岡島瑠里乃「全部知ってますよ?先輩のことなら」
岡島瑠里乃「あ、あの男みたいに私のことも消してしまおうって思ってます?」
篠原愛衣「・・・・・・・・・・・・」
篠原愛衣「・・・・・・早く動物園回らなくていいの?」
岡島瑠里乃「そうですね、行きましょうか!」

〇動物園の入口
岡島瑠里乃「見て下さい!ワニがいますよ!」
篠原愛衣「そうだね」
岡島瑠里乃「人間より余程強い捕食者なのに、こうして飼われちゃうんですね」
岡島瑠里乃「何だか、私と先輩の関係みたいですね!」
篠原愛衣「何言ってるの?」
岡島瑠里乃「だって、私は先輩以上に運動神経も悪いし、背も低いんで、先輩と戦ったら負けちゃいますよ」
岡島瑠里乃「でも、先輩を捕まえておく方法を見つけた、だから私が上に立ってる」
岡島瑠里乃「ああ、そういう意味では篠原先輩と鈴木先輩の関係も同じですね」
篠原愛衣「私と由香はそんな関係じゃない」
篠原愛衣「それにワニと飼育員だって私とお前より余程信頼関係があるでしょ」

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コメント

  • おっ、4人目のキャラ……と思っていたら、更に輪をかけて癖の強い子のようで……瑠里乃さん、アカン発言だらけでww
    視る側だった愛衣さん、視られる側になったときの戸惑いが凄いですねw

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