異世界エイナール・ストーリー 少年コウルと少女エイリーンの旅記

七霧孝平

第13話 決戦カーズ! そして決断(脚本)

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〇秘密基地の中枢
カーズ「はあっ!」
コウル「うおおっ!」
カーズ「なるほど、できる! だが──」
エイリーン「させません!」
カーズ「チッ! 邪魔だな!」
コウル「行かせない!」
カーズ「なるほど、 2人で俺を止めるというわけか!」
エイリーン「そうです!」
コウル「確かに1対1では貴方に勝てない。 けど2人なら!」
カーズ「この俺が・・・押される!? ジン以外の奴らに!?」
コウル「はあっ!」
コウル「終わりです。カーズ」
カーズ「トドメをささない気か・・・!」
コウル「ジンさんとの約束は 貴方を止めること・・・」
エイリーン「降伏してくださるなら命までは・・・」
カーズ「舐めるなよ・・・!」
カーズ「使いたくはなかったが・・・」
コウル「な・・・!?」
エイリーン「凄まじい闇の魔力です!」
コウル「くっ、させな──」
コウル「ぐっ!?」
エイリーン「大丈夫ですか、コウル!?」
カーズ「おおお・・・!」
エイリーン(この魔力・・・どこかで・・・)
カーズ「・・・行くぞ」
コウル「ぐっ!」
エイリーン「きゃあっ!」
カーズ「もう貴様らの魔力はいらない・・・」
カーズ「今、溜まっている魔力と 俺の魔力で・・・!」
カーズ「あと5分だ。 5分後に発射される!」
コウル「やめろっ!」
カーズ「諦めろ!」
コウル「そうは・・・いかない。 エイリーン!」
エイリーン「はい!」
コウル「女神聖剣なら──!」
コウル「うおおっ!」
カーズ「はああっ!」
コウル「カーズ! これで、終わりだっ!」
カーズ「がはっ・・・!」
カーズ「ここまで・・・だと・・・?」
コウル「カーズ! あの機械の止め方は!」
カーズ「くく・・・もう遅い。 魔力砲起動は完了した。 もう止められはせん・・・」
コウル「な!?」

〇秘密基地の中枢
エイリーン「コウル、なんとか機械を止めれませんか?」
コウル「無茶言わないで。 こんな機械操作したことなんて・・・」
???「手段はある」
エイリーン「リヴェル様!?」
コウル「リヴェルさん!? なんでここに・・・」
コウル「いや、それより、 止める方法って・・・?」
リヴェル「止める方法じゃない。 防ぐ手段だ。 だがその前に──」
リヴェル「コウル。 お前は元の世界に帰りたいか?」
コウル「え? 今、それどころじゃ・・・」

〇地球
リヴェル「魔力砲が向いている空間の歪み。 あれをくぐればお前は元の世界に帰れる」
コウル「えっ!?」
リヴェル「コウル、エイリーン。 お前たちが協力して、 魔力で空間の歪みを閉じるんだ」
リヴェル「そうすれば、 魔力砲は空に向かって発射され、 天に消える。だが・・・」
リヴェル「あとはコウル。 お前が元の世界に帰りつつ閉じるか、 こちらの世界に残ったまま閉じるか、だ」
コウル「僕は・・・」
リヴェル「時間はない。 早く決めるんだな」
エイリーン「コウル。 どちらを選んでも、 わたしはあなたの意見を尊重します」
コウル「僕は──」

次のエピソード:第14話 糸を引く者

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