空想科学掌編 埋草 第一話

松岡公平

エピソード1(脚本)

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松岡公平

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〇丘の上
マサオ「富士山を眺めていた」

〇湖畔の自然公園
  太陽は、東から上がり、富士山の周りに沈む。頂きに沈むと春のダイヤモンド富士といわれる。日没が、北へ向かうと夏になつた。
  再び、頂きに戻ると、秋のダイヤモンド富士。そして、南に向かい冬になる。

〇UFOの飛ぶ空
  突然、マサオの目の前に人らしきものが現れた。
  マサルは、遭遇に驚くことはなかった。相手は、マサルに解る言葉で語りかけた。

〇パチパチ
ロスミー「ロスミーと申します。ワームホールを使って、太陽系外惑星ダティからやって来ました」
マサオ「太陽系外惑星ってあるの」

〇地球
「地球では、まだ、光の速さを超えるものは見つけられていません。太陽系外惑星は想像できないと思います」

〇仮想空間
マサオ「そうだね。光の速さは、1秒で地球を7周半廻るといわれている」
マサオ「光の速度を超えるものがあってもおかしくない」

〇仮想空間
マサオ「太陽系外惑星ダティのことを教えてくれる」

〇風
ロスミー「地球を観察して気づいたことから話始めたほうが、太陽系外惑星ダティのことを理解し易いと思います」

〇古い本
マサオ「いつから観察しているの」

〇城下町
ロスミー「日本への鉄砲の伝来、日本の時代で言えば、戦国時代、報告書は16世紀半ばからあります」
ロスミー「鉄砲という西洋文明の伝来が、日本という国でどうなっていくかに関心をもちました」
ロスミー「鉄砲は、大砲、ミサイル、原子爆弾と進化しました」

〇地球
ロスミー「地球も進化しています」
ロスミー「太陽系は、太陽を中心として惑星があります」
ロスミー「太陽に近い順に「岩石惑星・個体惑星ー水星・金星・地球・火星」」
ロスミー「巨大ガス惑星ー木星・土星」
ロスミー「「巨大氷惑星ー天王星・海王星」といった惑星の分類があります」

〇黄緑(ライト)
ロスミー「今のところ、生物が存在するのは、地球だけと言われています」

〇宇宙空間
ロスミー「もし、地球がなくなったら、太陽と惑星の関係がどうなるかもみています」

〇沖合(穴あり)
ロスミー「人間の科学の力は、自然の摂理の前では無力です」

〇不気味
ロスミー「空間、時間、距離の感覚が、地球と太陽外惑星ダディでは、全く異なります」

〇プライベートジェットの中
ロスミー「われわれは、月、火星へは日帰り旅行できます」

〇新緑
ロスミー「人減と自然、人間と宇宙は一体のもの。地球の進化は、一千年、一万年、一億年単位になります」
ロスミー「太陽系外惑星ダディのことは、地球にとって、未来性、可能性を知ることに役立つでしょう」

〇黄緑(ディープ)
ロスミー「まず、現実的なものとして、「超瞬間移動ワープ」と「相手の心を感じれる」ことをマサルさんに馴化できるようにします」
ロスミー「ワープは、マジックのように瞬間に目の前から消えます」

〇チョコレート
ロスミー「”相手の心を感じる”ということは、お母さんの胎内にいる時に、お母さんと会話できたことです」
ロスミー「海の中でのイルカのコミュニケーションの研究でそのことを解ろうとしているようです」

〇仮想空間
  富士の周りに沈む夕陽を見つめるマサオの”何かを待っている姿”に、ロスナーは見所を感じていた。

次のエピソード:エピソード2

コメント

  • ロスミーがマサオに「見所がある」と目をつけたようですが、肝心の目的がわからず不気味ですね。侵略なのか友好なのか、ダディにとって地球になんらかの利用価値があるのだとしたら、それはなんなのか。話が思わぬ方向に展開しそうな可能性もあって気になります。

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