プロローグ(脚本)
〇川に架かる橋
「俺、鳴海夏季は欠伸をしながら通学路を歩く」
鳴上夏希「う~ん・・・・・・眠い」
鳴上夏希「昨日は深夜までネットサーフィンをしていたので睡眠時間が少なくなってしまったのだ」
鳴上夏希(今度から気を付けないとなぁ)
鳴上夏希「そんな事を考えながら歩いていると後ろから肩を叩かれた」
夏陽リナ「おはよう、夏希!!」
「振り向くと幼馴染の夏陽リナと白銀ユキの二人の女子が立っていた」
鳴上夏希「おーっす!二人ともおっはよーさん!!」
僕は元気よく挨拶をすると二人は呆れたような表情を浮かべる。
白銀ユキ「朝からテンション高いね・・・・・・」
夏陽リナ「そうだね、ちょっとウザイかな?」
二人の言葉に少し傷つきそうになる。
明るいリナに対してクールなユキだが、この二人は仲が良い。
まあ、面倒見の良いリナとしっかり者のユキだから相性も良いんだろうけど・・・・・・。
鳴上夏希「ちょ!?流石にそれは酷くないですかねぇ!?」
僕の言葉にクスッと笑うユキ。その笑顔を見て僕の心臓がドキッとする。
彼女は僕の好きな人だ。
だけど告白する勇気なんて無くて、ただ一緒にいるだけで満足してしまうヘタレなのだ
夏陽リナ「ほらほら行くわよ!遅刻しちゃうじゃない!」
そう言って走り出すリナ。それを追いかけるようにして僕らも走り出した。