精霊(脚本)
〇大きな箪笥のある和室
MEGU「おい」
ハンザキ「なんだ」
MEGU「こういうの作れるなら最初から出せ」
ハンザキ「何でお前にいちいち朝食を作ってやらんといかんのだ」
ハンザキ「今日は特別だ」
MEGU「まあせいぜい妻と子にボロを出さない事ね」
ハンザキ「大きなお世話だ」
ハンザキ「飯食ったら庭の掃除でもしておけ。桜の花も散ればゴミだからな」
MEGU「言い方」
ハンザキ「・・・こういう所か。気をつけよう」
MEGU「元気で行って参れ」
MEGU「戻って来たら掃除もよろしこ♪」
ハンザキ「チッ、何の役にも立たん不燃ゴミが」
MEGU「そういうところ!」
ハンザキ「悪い」
MEGU「全く、誰が不燃ゴミよ」
MEGU「わらわは不燃神じゃ」
ハンザキ「フン」
MEGU「・・・」
〇海水浴場
独占インタビュー!行方不明だったかつての美少女教祖は南国サイパンにいた!
〇大きな箪笥のある和室
『めーぐちゃーん!あーそーぼー!』
『神様~!バトルしよーぜ!』
〇祈祷場
『MEGUちゃーん!』
『MEGUちゃーん!』
〇祈祷場
「・・・!」
ゼンゾウ「びっくりした~。ネズミもいるのか」
ネズミ「・・・」
ゼンゾウ「気持ち悪いな~。なんだよここ~」
ゼンゾウ「埃だらけだし」
ゼンゾウ「俺が大人になったら絶対売っぱらおっと」
ネズミ「・・・」
ゼンゾウ「・・・」
ゼンゾウ「ウソだよ」
ゼンゾウ「お前の家だもんな」
ネズミ「・・・」
『ゼンゾウ!どこ行ったの?』
『境内の掃除!ちゃんと終わったの?』
ゼンゾウ「いっけね!」
ゼンゾウ「じゃあまたな!」
ネズミ「・・・」
ネズミ「・・・」
おしまい