俺と幼馴染とヤンデレの一週間

夏目心 KOKORONATSUME

02 弁当 パート2(脚本)

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〇教室
黒崎友香「・・・・・・」
  今年入って来た新しい一年生。黒崎友香は咲の居る教室に一人で来て居た。彼女は咲の机の前に立ち、咲の鞄から
  弁当箱を取り出した。咲のクラスは今は移動教室で部屋を開けてる為、部屋の中には誰も居なかった。
黒崎友香「あの人は渡さない」
  彼女は制服のポケットから何かの容器を取り出し、中に入った液体を咲が作った弁当に流し込み、蓋を閉じて弁当を鞄に戻した。
黒崎友香「後は屋上で先輩がこれを食べれば・・・」
  黒崎友香は満足そうにして教室を去った。数分後、
星宮咲「あ〜やっと移動教室終わった~。黙って話聞くのも楽じゃ無いよね〜」
三谷かな恵「本当それ。後で先生に文句言われない様にするのって本当面倒臭いよね」
  咲がクラスメイトと共に自身の教室に戻って来て、次の授業を受ける準備を友達と笑いながら進めていた。
星宮咲「あ、あれ?」
三谷かな恵「咲、どうしたの?」
星宮咲「私の鞄、ちゃんと閉めた筈なんだけど、閉め忘れたのかな?」
  咲は自分の鞄を閉じたと思って居たが鞄は開いて居た。その事に違和感を感じながらも咲は鞄のチャックを閉じる。
三谷かな恵「うっかりミスなんて誰でも有るよ!あたしも偶にやらかしちゃうから」
星宮咲「そっか、そうだよね」
  咲は鞄に対する違和感こそ有ったが、三谷かな恵からの発言でこの事を深く受け止めなかった。
三谷かな恵「そう言えば咲、沢渡にお弁当作って来たんだって?」
星宮咲「え!?べ!別にそんなつもりで作った訳じゃ!たまたま作り過ぎただけで!」
三谷かな恵「はいはい分かってるから!咲がどう捉えるのかは勝手だけど、あたしも勝手にあんたを応援してるから!」
星宮咲「あ、有難う・・・」

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