異世界転生したが私は元AIでした。

アークゼロ

〜第一章〜プロローグ〜召喚〜(脚本)

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〇オフィスビル前の道
  近未来、人間とシンギュラリティに達した、つまり感情を持ったAIロボットが手を取り合い生活をしている世界。
  そんななか、電子頭脳の不良で感情を持たずに生まれたAIの『リン』。
  彼女は感情を持たないがために
  パワハラやモラハラ、セクハラなど配備された企業ではいじめを受け、物のように扱われていた。
  そしてついに彼女のエネルギー供給部、人間でいう心臓が壊されてしまう。
  そして壊されてしまった彼女だったが、

〇草原
  気がつくと草原の岡の上そして目に入るのは西洋の町。
ユーガ「やぁやぁよく来たね!」
  そう言ってリンを出迎えたのはこの国の王、名はユーガ。
ユーガ「君には今から勇者になってもらうよ」
リン「はい?それはどういうことでしょうか?」
ユーガ「とりあえず、君のステータスを見てくれないか?」
リン「わかりました」
  〈ステータス〉
  名前:リン
  種族:人間
  職業:勇者
  レベル:1
  体力:10/10
  魔力:15/15
  攻撃力:8
  防御力:7
  物理耐性力:4
  魔法耐性力:5
  素早さ:6
  運の良さ:2
  魅力 :50
  AP:5
  SP:1
リン「これが私のステータスなのだろうか」
  リンは一通り目を通したが目に留まる項目が2つあるそれは、
リン「私が勇者で、それに人間・・・」
ユーガ「そう!君がこの世界に召喚したと同時に君を人間に、そして死にかけ・・・いや壊れかけかな?」
ユーガ「のきみを蘇生してこの世界に召喚させてもらった!」
  リンは少し疑問を感じた。
リン「何故私を選ばれたのでしょうか?」
  するとユーガが答えた。
ユーガ「それは君がAIだったからかな〜」
リン「それだけですか?」
ユーガ「うん、それだけ」
リン「なら私を元の世界に帰していただけないでしょうか?」
ユーガ「ど〜して?ちょっと君の記憶覗かてもらったけど酷い扱いされてたじゃん!」
リン「それは私が不良品なのが悪いのです、それでも業務が残っているので」
ユーガ「でももう君の居た会社は潰れてるよ?」
リン「えっ!?」
ユーガ「う〜ん、簡単に言うと君の会社、君が壊されたことで世間から非難された、そしてその結果人からもAIからも見放されて、」
ユーガ「段々とスポンサーや株主そして社員までも抜けていき倒産、ってかんじ」
リン「そんなことがあったなんて・・・・・・」
  リンはとてもショックを受けていた。
  自分がいた会社が倒産したことにではない、自分のせいて人や仲間が傷ついてしまったという現実に対してだ。
リン「では私はこれからどうすればいいのでしょう・・・元の世界にも帰れず、また新しい職を探すこともできないこの私は・・・」
ユーガ「だ〜か〜ら〜!さっき言ったでしょ、君は勇者だって!」
リン「ということは私はこの世界で生きるしかないということですね」
ユーガ「そういうことになるね!」
リン「わかりました、それではよろしくお願いします、ユーガ様」
  こうしてリンは、勇者として新たなる一歩を踏み出した。

コメント

  • とうとう元AIが異世界に転生する時代になりましたか〜。自分のせいで倒産した会社のことを心配する人間味あふれる元AIが勇者としてどんな判断をしてどんな行動を取るのか、これからの展開にワクワクします。

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