ミラクルマジカルガール

どんぐり

芸術の秋!楽しい鑑賞教室(脚本)

ミラクルマジカルガール

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〇魔王城の部屋
クライ「何!?新たなる戦士が!?」
ダークネス「チアフルナイトという騎士でございます」
クライ「我々も対策を強化せねばならんな!」
ティアー「それでしたら私に行かせてくだされ」
クライ「いいだろう」
ティアー「行ってまいります」
ダークネス「私の出番は?」
クライ「しばしお預けな」

〇教室
  ある朝。
榎木麻衣「今日は午後、体育館で芸術鑑賞教室がございます」
春野桃子「すごく楽しみです!」
大久保樹「どんな劇なのか楽しみです!」
榎木麻衣「それは、午後になってからのお楽しみです」
三村泰「わかりました」
榎木麻衣「それでは、さっそく授業に入ります。理科室に移動してください」

〇グラウンドの水飲み場
  中休みのこと。
秋月萌黄「実はこの前、お姉さまの学校で体育祭があったのよ。お母さんが撮影してくれたのよ!」
夏木藍衣「どうだった?」
秋月萌黄「お姉さまったら、障害物競走で顔が真っ白になっちゃったのよ!」
冬元茜音「あの粉の中からお菓子見つけるやつでしょ?」
秋月萌黄「そうなのよ!もう家族そろって大笑いしたわ!」
春野桃子「私たちもこの前の運動会で大活躍したわね」
夏木藍衣「そうね」

〇体育館の中
  やがて、午後になった。
代々木宏「さて皆さん、いよいよ芸術鑑賞教室が始まります。 公演中はおしゃべりをせず、静かに楽しみましょう」
三木麻衣子「今回は劇団「かがやき」による劇「美女と野獣」です」
  やがて体育館の中は暗くなり、劇がスタートした。

〇洋館の一室
  昔、ある国に1人の商人がいました。商人には奥さんとの間に6人の子供がいました。
商人「子供も6人もいりゃ将来安泰といえるしな」
商人夫人「そうね。ピーターとホセとジョンは軍隊の一員だし」
商人「残る3人の娘たちだが、アン、マリリン、ベルは自慢といえるね」
「そういうことです!」
  3人の息子たちは軍隊に所属しています。3人の娘も村では有名でした。
アン「お父様、また仕事ですって?」
マリリン「今回は隣町でしょ?」
商人「そうだな。お土産は何がいいのかい?」
アン「私はきれいなアクセサリー」
マリリン「私はおしゃれなドレスがいいわ」
商人「ベルは何がいいんだい??」
ベル「私は、赤いバラがいいわ。お父様」
マリリン「相変わらず質素ね」
  特に一番下の娘、ベルは村一番の美しさで有名でした。
ベル「バロネスもバラが好きなのよね」
バロネス「ミャー」
  ベルは、バロネスという猫を飼っており、一番のお友達でした。
商人「じゃあみんな、しばらく仕事でいないがいい子にしてろよ」
ベル「行ってらっしゃい!」

〇西洋の街並み
  夕方になり、商人は家に向かうことになりました。
商人「それじゃあお土産を買っていかないとな!」
  商人は、お土産を探しに行くことにしました。
商人「そうだ!ベルへのお土産を忘れるところだった!」

〇闇の要塞
  しばらくすると、あるお城が商人の目に留まりました。
商人「ずいぶん古びた城だなぁ。誰かいるかな??」
  商人は城の中へ入っていきます。

〇華やかな広場
商人「へぇ、こんな庭があるとは。バラの花もきれいじゃないか。ベルにプレゼントしていこう」
商人「これだけ摘めばベルも喜ぶはず」
「誰だ!吾輩の花園を荒らすやつは!」
商人「しまった!見つかった!」
野獣「吾輩の城に勝手に入り込むとは!」
商人「すみません!私の娘への贈り物にバラを摘んだんです!本当です!」
野獣「わかった。命だけは助けてやる。ただし、交換条件としてその娘を人質として連れてくること。明日までにな」
商人「わかりました!」
  商人は一目散に逃げだしました。

〇洋館の一室
  その夜。
商人「というわけだ。お前には野獣の城で暮らしてもらうことになったのさ」
商人夫人「可愛い末娘を野獣の城に送るとは野蛮すぎません、あなた?」
ベル「私、ここが好きなの!離れたくない!」
商人「可愛いお前を手放したくないがもし連れてこなければ殺される。私は野獣と約束した」
ベル「わかったわ・・・」

〇ファンタジーの学園
  翌日。
メイド「どうかご無事で、お嬢様」
ジョン「ベル、離れていても僕らは家族だ」
執事「家のことはご心配なく」
商人「おい、そろそろ行くぞ」
ベル「そうね。行きましょうバロネス」
バロネス「ミャー」
ホセ「荷馬車に積み込んだら出発だ。馬は僕に任せろ」
商人夫人「気を付けるのよ・・・」
ベル「行ってきます・・・」
  こうしてベルは愛する家族に別れを告げ城へと向かったのです・・・

〇荷馬車の中
商人「ベル。相手は相当怖い野獣だ。気をつけろ」
ベル「はい・・・」
バロネス「ニャー」
ベル「心配よね、バロネス・・・」

〇闇の要塞
  やがて荷馬車は、お城に到着したのです・・・
野獣「約束を守ってくれたな」
商人「娘は連れてきました」
野獣「すぐに帰れ。後はこっちで何とかする」
商人「ベル、元気でな」
ベル「バロネスがいるから大丈夫よ」
城のメイド「どうぞこちらへ」

〇洋館の玄関ホール
野獣「新入りだ。案内してくれ」
城のメイド「承知しました」
ベル「あの野獣は本当に怖そうね・・・」
医師「けがや病気に関しては私にお任せを」
城のメイド「こちらになります」

〇洋館の廊下
執事「どうぞこちらへ」
ベル「すごいお城ね・・・」
城のメイド「もうすぐお嬢様の部屋です」

〇貴族の部屋
執事「ここがお嬢様の部屋でございます」
ベル「すごいわ!」
城のメイド「ごゆっくりどうぞ」
バロネス「ミャー」
ベル「バロネス、ベッドが気に入ったの?」
  その部屋には、ベルの好きな本や楽器が置いてありました。
執事「部屋の楽器や本は自由に使ってください」
ベル「わかったわ」
執事「失礼します」
ベル「なんだか、安心したわ」
  ベルは安心したのか、ベッドの上で少し休むことにしました。

〇貴族の部屋
  夕方になりました。
執事「お嬢様、食事のお時間となりました。今宵は晩餐ということで」
ベル「本当ですか?」
メイド「はい。まずは夜会服に着替えてもらいます」
メイド「まずはこちらへ」
  数分後。
ベル「これが、私・・・?」
メイド「よくお似合いですよ」
ベル「ありがとうございます・・・」
メイド「では、部屋へ移動しましょう」
ベル「おいで、バロネス」
バロネス「ミャー」
  さて、いったい何が起きるのでしょうか?

〇城の会議室
執事「どうぞこちらへ」
ベル「すごいわ!」
野獣「ベル、君をもてなすために開いた晩餐会だ。 その後、ダンスの相手をしてくれるかい?」
ベル「もちろんですわ。あなたは見た目は恐ろしいけど、いい人なんですね・・・」
野獣「大切なのは見た目じゃなくて中身だよ」
メイド「ごゆっくりどうぞ」
ベル「はい」

〇大広間
  夕食後。
野獣「では、お手をどうぞ、プリンセス・ベル」
ベル「はい」
野獣「これまで吾輩は孤独だった。だが君に会えてうれしいものだ」
ベル「私もです」
ベル(バロネスもうれしそうね)
  次第に心を通わせるベルと野獣。二人の恋は、果たして奇跡を起こせるのでしょうか・・・?

〇体育館の中
  やがて、休憩の時間になった。
梅原みあ「これより、15分の休憩に入ります」
大久保樹「美女と野獣、初めて見たけどかなりいいお話だな」
春野桃子「私も絵本で読んだことあるわ!ママが読み聞かせしてくれたの!」
夏木藍衣「今のうちにトイレ済ませておかないとね」
冬元茜音(今のところは大丈夫ね)
秋月萌黄(ダークランド、お願いだから来ないでほしいわ・・・)
三木麻衣子「では、後半が始まります!」
  やがて、後半がスタートした。

〇貴族の部屋
  ベルが野獣と暮らすようになってから数日が立ちました。ある日のことです。
バロネス「ミャアミャア!」
ベル「どうしたの?」
  バロネスが持っていたのは、魔法の鏡でした。ベルがお城に向かうとき、持ってきたものです。
ベル「お父様だわ!」
  なんと、ベルの父親が病気になったではありませんか。
ベル「急ぎましょう!」

〇洋館の玄関ホール
ベル「すみません!父が病気なんです!家に帰らせてください!」
野獣「いいだろう。3日間、家に戻っていいよ。ちゃんと3日後の夕方までには戻ってきてほしい」
ベル「ありがとうございます!」
野獣「厩舎に馬がいるから、乗っていくといい」

〇ファンタジーの学園
  ベルは大急ぎで家に着きました。
ベル「お父様は?」
執事「お嬢様、今は一刻を争います!」

〇城の客室
商人「うーん・・・」
メイド「どうでしょうか?」
医者「今は何とかよくなりましたが・・・」
ベル「お父様!」
商人「ベル!?来てくれたのか?」
ベル「魔法の鏡を見て急いできたの!」
商人夫人「ベル、あなたは家族想いね・・・ 私たちで引き続き看病していきましょう」

〇洋館の一室
  ベルたちの看病のおかげで、商人は元気になりました。
商人「ベル、お前のおかげで元気になれたよ」
ベル「お父様・・・」
ピーター「僕らも手伝って正解だったね」
ホセ「ベルは今日の日没までには城に戻るんだろ?」
ジョン「野獣とはうまくやってるか?」
ベル「もちろん!」
アン「ちょっとベルを困らせてやりましょう」
マリリン「賛成!」

〇ファンタジーの学園
  夕方になりました。ベルは急いで城に戻らなければなりません。
アン「ベル、戻るならせめてもうちょっと家にいてもいいのに」
マリリン「そうよ。本当はさみしいんでしょ?」
ベル「でも急がないといけないし・・・」
  ベルはなかなか城に向かえません。その時です。
ベル「バロネス!」
  バロネスが持ってきた手鏡を見せると、野獣が苦しんでるではありませんか!
ベル「お兄様!」
ピーター「ベル、急いで!」
ベル「わかったわ!」
  ベルは急いでお城へと駆け出したのです!

〇洋館の玄関ホール
  ベルが急いで駆けつけると、野獣は苦しんでました。
ベル「遅くなってごめんなさい!」
バロネス「ミャオ!」
野獣「無事に戻ってきたんだね・・・」
ベル「野獣さん、私はあなたを愛してます!勝手な行動をとってごめんなさい!」
野獣「ベル・・・、吾輩はうれしいよ。今まで黙ってて悪かった。君を愛してるんだ。だからもういいよ・・・」
ベル「お願い、神様!助けてください!」
  その時でした!
ベル「何かしら?」
ベル「まぁ!あなたは?」
王子「ありがとう、ベル。僕はあなたのおかげで元の王子に戻れました。ベル、僕の皇太子妃になってくれますか?」
ベル「もちろんですわ、王子様!」
バロネス「ミャー!」

〇闇の要塞

〇立派な洋館
  お城は立派な姿を取り戻しました!

〇洋館の玄関ホール
執事「無事に元に戻れてよかったですね。では結婚式の準備にでも取り掛かろうではありませんか」
国王「おお、そなたか!魔法を解いてくださったのは!」
国王妃「この度は私共を助けてくださりありがとうございます」
ベル「そんな、私が助けただなんて・・・」
ピーター「ベル、大丈夫かい?」
ベル「お兄様、私、王子様のお妃さまになるのよ!」
ピーター「吉報じゃないか!」

〇養護施設の庭
  数日後。ベルと王子様の結婚式が執り行われました。
国王「我が息子よ、よくやったな」
王子「ありがとうございます」
国王妃「あなたに感謝します」
ベル「ありがとうございます・・・」
ベル「お父様たちも一緒に暮らせるようにしてくれたのよ、王子様が」
商人「これで安心だ」
商人夫人「もう、離れ離れにならなくて済むわね」
マリリン「ベル、王子様と仲良くね。今まで嫉妬してきてごめんなさい」
アン「私からも謝るわ」
ベル「お姉さま、もういいのよ。私、お姉さまのこと、大好きよ」
ジョン「末っ子の結婚は感慨深いね」
「ああ!」
王子「ずっと一緒にいようね」
ベル「はい♡」
  ベルと王子様はいつまでも幸せに暮らしたということです。

〇体育館の中
春野桃子「ベルと王子様、幸せになれてよかったわね!」
大久保樹「そうだな!」
  その時だった!
ティアー「ここからは恐怖の時間」
春野桃子「邪魔しないで!」
ティアー「黙りなさい!行きなさい、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!」
ティアー「今日のターゲットはあれです」
梅原みあ「イヤーッ!」
ティアー「では悲劇の始まりと行きましょう」
  パニックに陥る体育館の中!
春野桃子「みんな、変身するわよ!」
大久保樹「ああ!」
「オッケー!」

〇キラキラ
  ミラクルマジカルチェンジパフュームとミラクルマジカルブレスレットを取り出した5人!
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
チアフルナイト「チアフルナイト、果敢に登場!」
「私たち、ミラクルマジカルガール!」
「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」

〇体育館の中
ティアー「やりなさい、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!」
チアフルナイト「かかってこい!行くぞ!」
チアフルナイト「ミラクルマジカルソードを喰らえ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
ティアー「バカな・・・」
チアフルナイト「覚悟しな!」
チアフルスマイル「とどめを刺すわよ!」
「オッケー!」

〇カラフル
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
チアフルスマイル「チアフルナイト、お願い!」
チアフルナイト「ああ!」
「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
  5人が描いたクローバーが大きくなっていく!
チアフルスマイル「行くわよー!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミンナハッピー・・・」
ティアー「うわーっ!」
  ミラクルマジカルクローバーアタックを受けたソロウは爆死した。
「みんな明るく、」
「笑顔♪」

〇魔王城の部屋
クライ「ソロウを失っちまうとは!」
ダークネス「次こそは私が!」

〇体育館の中
大久保樹「梅原先生、大丈夫ですか!?」
梅原みあ「私は?」
春野桃子「無事でよかった!」
梅原みあ「芸術鑑賞教室はいかがでしたか?」
春野桃子「楽しかったですよ!」
大久保樹「いい思い出になりました!」
梅原みあ「それはよかったですね」
春野桃子(美女と野獣、楽しかった!)

次のエピソード:ウキウキ!初めてのスケート体験!

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