エピソード3 ゴリラの女(脚本)
〇諜報機関
ララ「久しぶりね」
〇研究所の中
フィン「特徴で作ってもらったよ」
ミレティ「変ですか?」
カイト「似合ってるよ」
ミレティ「ありがとうございます」
フィン「みっミレティが笑った?」
フィン「これもカイトのおかげだよ」
カイト「いえ、そんな」
フィン「ミレティ、もう一回笑って?」
ミレティ「・・・・・・・・・・・・」
ミレティ「帰ります」
カイト「行っちゃった・・・」
カイト「では、僕もお先に失礼します」
フィン「あぁ、お疲れ様」
ララ「ふぅーん」
ララ「あの子がね・・・・・・」
ララ「ロボットのくせにやるじゃない」
フィン「ララ、頼むからお手柔らかに頼むよ」
〇近未来の通路
カイト「良かったね、制服」
ミレティ「少し恥ずかしいですが、嬉しいです!」
「そこのアンタ!」
ララ「アンタがミレティ?」
ミレティ「はい」
ミレティ「あなたは?」
ララ「私はララ」
ララ「研究員よ」
ララ「大したことなさそう」
ララ「命令無視に独断専攻、こんな役立たず いない方がいいわね」
ミレティ「貴方、嫌いです!」
カイト「ララさん、いきなり喧嘩売らないでよ」
ララ「カイト、アンタも大変ね〜」
ララ「こんな、生意気な子の面倒押し付けられて」
ララ「まっ、アンタは格下の研修員だから 仕方ないわね」
ミレティ「訂正してください!」
ララ「はぁ?」
ミレティ「私の事はいくら言ってくれても、 かまいません!」
ミレティ「でも・・・・・・・・・、」
ミレティ「マスターをバカにする人だけは、 絶対に許さないっ!」
カイト「ミレティ・・・・・・」
ララ「手合わせしない?」
ミレティ「望むところです」
カイト「行っちゃった・・・・・・・・・」
フィン「はぁ・・・・・・・・・」
フィン「やっぱりダメだったか・・・・・・・・・」
〇訓練場内
ララ「本気で来なさいよ」
ミレティ「では」
ララ「くっ!」
ララ「へぇ〜やるじゃない」
ララ「はっ!」
ミレティ「うっ!」
ララ「どうしたの?」
ララ「ひょっとして人間様には加減してんのかしら」
ミレティ「後悔しても、知りませんよ・・・・・・!」
ララ「グァ!!」
ミレティ「どうしました?」
ミレティ「加減なしですよ!」
ララ「こんのー!!」
ララ「アァァァ!!️」
ララ「私・・・・・・・・・」
ミレティ「倒れて気を失っていたんです」
ララ「完敗だわ」
ミレティ「私は、貴方は素晴らしい人だと思います」
ララ「えっ?」
ミレティ「貴方の格闘技術と強気な性格」
ミレティ「ララさん」
ララ「ララでいいわ」
ララ「そんな、私いいかしら?」
ミレティ「はい」
ミレティ「ゴリラみたいに素敵な人です」
ララ「ありがとう・・・・・・」
ララ「・・・・・・って」
ララ「誰がゴリラよ!!」
ミレティ「貴方ですよ」
ララ「ムカついた! ミレティ、もう1ラウンドやるわよ!」
ミレティ「望むところです!」
フィン「ちっちょっとやめなさ──」
フィン「うわぁー!!!」