ヴィラト・ミシェル親衛隊

香坂ヱヰ

エピソード2 週末(脚本)

ヴィラト・ミシェル親衛隊

香坂ヱヰ

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〇噴水広場
シュルーゼル「・・・・・・行くか」
アスタシア「そうだね」

〇入り組んだ路地裏

〇ビルの裏

〇噴水広場
「・・・・・・」
シュルーゼル「・・・・・・警備は何処がほっつき歩くと言う意味では無い」
シュルーゼル「今日一日、収穫はあったか?」
シュルーゼル「お前は私より古参の隊員の筈だ、警備の意味を習わなかったのか?」
シュルーゼル「それとも、馬鹿なのか?」
アスタシア「・・・・・・私は数日前まで隠密行動中心でした」
アスタシア「ので、知りません」
アスタシア「それに、収穫が無かったのは貴方が路地裏ばかり選んでいたからでは?」
シュルーゼル「何・・・・・・?」
シュルーゼル「お前、本当に馬鹿なのか?」
アスタシア「馬鹿なのはそっちじゃない?」
シュルーゼル「は?」
アスタシア「はい?」
「・・・・・・」

〇城の会議室
アスタシア「只今戻りました」
親衛隊隊長「二人共お帰り〜!今日は報告書書いたら帰って良いよ!」
親衛隊隊長「それと・・・・・・はいこれ!」
親衛隊隊長「二枚貰ったんだが、行く余裕が無くてなぁ!二人共行ってきたらどうだい?!」
親衛隊隊長「今話題の博物館の展示だ!」
「・・・・・・・・・・・・」
親衛隊隊長(おう、まじか。無反応かよ)
親衛隊隊長「ま、二人の予定が合わなかったら兄弟姉妹で行くとかどうだい?!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
親衛隊隊長「・・・・・・ちょっと反応してくれよ」
親衛隊隊長「そんなに二人の相性悪い?」
親衛隊隊長「それとも俺の事嫌い?」
シュルーゼル「・・・・・・」
アスタシア「どちらかと言うと前者です」
親衛隊隊長「そ、そうか・・・・・・。とりあえず一週間どうにかしといてくれよな・・・・・・?」
「・・・・・・」
親衛隊隊長(不安しか無いな・・・・・・)

〇豪華な部屋
シルヴィア「えっと次は・・・・・・58!」
アスタシア「んー・・・・・・良いと思うけど・・・・・・ここは・・・・・・こうなの」
シルヴィア「そうなのですか・・・・・・では、ここは・・・・・・74ですね!」
アスタシア「そう、そうよ!これで宿題は終わりね」
シルヴィア「ありがとうございます、お姉様!」
シルヴィア「宿題、今日も多かった〜」
アスタシア「あはは、でもちゃんとやらないと落第だよ?」
シルヴィア「う・・・・・・」
「お嬢様方、夕食のお時間です」
シルヴィア「やった!今日は何かな?」
アスタシア「ふふ、何だろ?」

〇豪華なベッドルーム
  ──姉妹の部屋──
アスタシア「そうだ、シルヴィア」
アスタシア「親衛隊長から博物館のチケット頂いたの」
アスタシア「明日一緒に行かない?」
シルヴィア「いいのですか?!行きたいです!」
アスタシア「良かった」
アスタシア(まあ、シュルーゼルに押し付けられたのだけれどね・・・・・・)
シルヴィア「では、おやすみなさい!」
アスタシア「はい、おやすみなさい・・・・・・」

〇噴水広場
アスタシア「良かった、晴れたね」
シルヴィア「はい!雪が降っていたらどうしようかと・・・・・・!」
アスタシア「あはは、面白いね、シルヴィア」
アスタシア「あんまり大雪だったらまた今度にすれば良いじゃない?」
シルヴィア「・・・・・・あ、そうですね・・・・・・」
シルヴィア「そんなことより、行きましょう、お姉様!」
アスタシア「はいはい」

〇噴水広場
アスタシア「楽しかったね」
シルヴィア「はい!宝石の原石、とっても綺麗でした!」
アスタシア「良かった」
シュルーゼル「・・・・・・」
アスタシア「・・・・・・げ、シュルーゼル・・・・・・」
シルヴィア「・・・・・・え?」
アスタシア「・・・・・・なんでもないよ。帰ろう、寒くならないうちに!」
シルヴィア「はい!」

次のエピソード:エピソード3 仕事

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