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たくあん先輩~第3話「憂苦」(脚本)

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〇男の子の一人部屋
  こちら- 沢(たくあん先輩)と
   30分後に、待ち合わせしている男、
  
  【こるの部屋】である
  ノソノソと、
  だるそうに着替えを探し
   出かける準備をしている。
肩藻こる(後輩くん)「お、俺は、ノロマな 亀🐢..。はぁあぁ~ 沢先輩との待ち合わせ時間まで さ~んじゅっぷ~ん🐢.」
肩藻こる(後輩くん)「あと10分だけ寝たいな〰🐢 だ、だめかな〰〰?あぁ~!和尚さん〰僧侶さ〰ん🐢!!」
  焦らない焦らない~
   ひと休み ひと休み🌾🌕‪🐇 で、あるw
  (ベッドの上で、外出用の上着を抱きながらウネウネしている)
  お前は、ウネウネ島に住む
  ウネウネ大王か?! w
  ウネウネ大王
  「ウネウネウーネ♡ウネウネウネ!
   ウネウネウネウネ!」
  (訳:そこのタートルボーイ♡ 2度寝は気持ちいいぞい!今ならわしの添い寝付きだぞい!)
ウネウネ島のウネウネ大王「ウネ💗」
肩藻こる(後輩くん)(2度寝かぁ~ 気持ちよさそう~🐑⸒⸒ 布団を5、6枚かぶって・ ぬくぬくで寝たいなぁ-)
肩藻こる(後輩くん)「ダメだ! 早く着替えて 待ち合わせ場所に行かないとぉ~~💦」
肩藻こる(後輩くん)「!! なんだ?!」
  [こるの] 部屋の、向かいにある
  【弟/はるの部屋】から 叫び声が聞こえた
肩藻こる(後輩くん)「は、はる?!!」

〇家の廊下
  こるが、
  勢いよく自分の部屋から飛び出す
肩藻こる(後輩くん)「はる!!」
  目の前に、蹲る(うずくまる) はるがいた。
肩藻はる(こるの弟)「っ、、!兄貴 っ・・・っ、」
肩藻こる(後輩くん)「な、何かあった? 叫び声が聞こえて・・ そ、それで・・・ .」
肩藻はる(こるの弟)「・・・ っ ハァ・・ ・・・っ ハァ・」
肩藻こる(後輩くん)「な、何かあったのか?」
  こるが、はるに心配の言葉をかける。
  
  それを遮るかの様に、はるが言返す
肩藻はる(こるの弟)「なんでもない」
肩藻はる(こるの弟)「早く どっかいけよ! 鬱陶しい」
肩藻こる(後輩くん)「本当に大丈夫か?💦」
肩藻はる(こるの弟)「僕は、体や精神的にも弱い兄貴とは違う・・・何かあっても頼らない」
肩藻こる(後輩くん)「・・・・・・・・・」
肩藻はる(こるの弟)「困ったら誰かに諂媚(てんび)する お前を見てるとイライラするんだよ!」
肩藻こる(後輩くん)「ご、、、、ごめん」
肩藻はる(こるの弟)「ほらっ!またすぐ謝る」
肩藻はる(こるの弟)「・・・それと、 その、おどおどしながら喋る 兄貴の吃音も、、 凄く苛つく」
肩藻こる(後輩くん)「えっ!?」
肩藻はる(こるの弟)「もう、行けよ。 ・・僕のことは ほっといて、自分の心配して」
肩藻こる(後輩くん)「・・・わかった」
肩藻こる(後輩くん)「出かけるけど、何かあったら スマホに連絡して なっ・・」
肩藻こる(後輩くん)「じゃあ! いってくる!」
  焦り、脱兎の如く
  こるが、去って行く。。
肩藻はる(こるの弟)「・・・・」
肩藻はる(こるの弟)「兄貴・・・. ごめん」

〇家の廊下

〇通学路
  焦りながら家を出て、
  肩を落としながら 歩くこる。
肩藻こる(後輩くん)(はる、大丈夫かな~? 真っ青な顔してたし、心配だな~)
肩藻こる(後輩くん)(振り返れば、はるって 母さんや 父さんにも愛されてたなー・・)

〇菜の花畑
  [こる 幼少期の記憶]
  ポンコツな俺とは違い、小さい頃のはるは
  才気煥発(さいきかんぱつ)で・・・
はる(幼少期)「わぁ~~ 菜の花がいっぱ~い♪ 黄色い絨毯みたいだね!」
肩藻めいこ(若年)「キレイね~~」
こる/はるの父親「春の匂いもする。素敵な風景だ」
はる(幼少期)「菜の花は「アブラナ」ともいって 日本では古くから油をとったり、 食用にしたりするために栽培されてきたんだって!」
肩藻めいこ(若年)「はるは、物知りね~ 将来 植物学者にでも なるのかしら、ふふw」
こる/はるの父親「すぐれた才能が はるから 溢れてくるなぁ~」
肩藻めいこ(若年)「それに、はるは 容姿端麗ですもの」
はる(幼少期)「えっ?///」
こる/はるの父親「そういえば、お前・パパに似て かっこいい顔してるもんな~♪ ははっ」
肩藻めいこ(若年)「ほんと、そうね~ パパに似てるかは? 分からないけどw w」
肩藻めいこ(若年)「それに比べて、あの子は・・ ・」
  それに比べて俺は、、
こる(幼少期)「・・ ・ . ..」
こる(幼少期)「ママ・・・ま、また・・ あ、頭が痛くなってきたよ・・」
肩藻めいこ(若年)「こる、またなの? 昨夜 、きちんと布団をかけて温かくして寝たのかしら?あなた、寝相が悪いから すぐ跳ね除けて、、」
こる/はるの父親「今時期は、 ちゃんと厚着もして、風邪ひかないように 寝る時も 気をつけないとな」
こる/はるの父親「布団を5、6枚かけて寝れば 温かいし、体も固定されて さすがに 寝相も悪くならないだろ? はははっ!」
  (・・えっ。ママは、いつも通りの反応で
  呆れた顔してる。パパは、笑ってる。)
  頭痛もするし、気持ち悪くなって、、
  目がぐるぐるしてきた・・ ・
肩藻めいこ(若年)「こるは、自己管理ができてないわよ」
こる/はるの父親「しっかりしろ、こる。 お前は、はるの兄貴なんだからな」
肩藻めいこ(若年)「さっ! 違う箇所も見て周りましょ♪」
こる/はるの父親「そうだなっ! いくぞ♪」
こる(幼少期)「っ!? まっ、待って!! 僕もいま行・・・・っ」
はる(幼少期)「お兄ちゃん!!」
  慌てて、転んでしまった・・
こる(幼少期)「うわぁ~ん( ߹ㅁ߹)💦 痛いよ~~~」
はる(幼少期)「大丈夫?」
こる(幼少期)「(ó﹏ò。)ウゥゥ・・はる~ぅ" 転んじゃった~」
はる(幼少期)「ケガしてない・・?」
こる(幼少期)「う、うん・・少し 手を擦りむいただけっ」
はる(幼少期)「(ほっ・・。良かった・・ ・) 立てる?」
こる(幼少期)「う、うん!」
こる(幼少期)「あっ!」
はる(幼少期)「なに? どうしたの?」
こる(幼少期)「これっ!この、地面に 小さく集まって咲いてる 黄色いお花 ' かわいいなぁ~ ほらっ! はる、みて~♪」
はる(幼少期)「ほんとだ!」
はる(幼少期)「福寿草だね~。 縁起の良い花としても知られているんだよ!」
こる(幼少期)「ふくじゅそうって言うのか~♪」
はる(幼少期)「福を招き、長寿を意味する花として、親しまれてきたみたいだよ」
こる(幼少期)「おめでたい花なんだ! スゴイな~ぁ はるわ、いろんなこと知ってるね✧︎」
はる(幼少期)「そんな事ないよっ💦 あ、あと・・」
はる(幼少期)「福寿草って、花言葉のひとつに 「幸せを招く」、という意味もあるんだ」
こる(幼少期)「幸せを招くかぁ~✨ 転んでしまったけど、福寿草に出会えたし これからいい事あるかな~?」
  体も弱ければ、何をやっても上手くいかず
  母親や父親からの愛情も感じられなくて
  
  弟のはるに、助けられてばかりだった。
はる(幼少期)「いい事あるよ! きっと」
こる(幼少期)「うん!」

〇通学路
  はるに 何かあったら・'
  これからは 俺が守る!
  
  本当は、優しい弟なんだから。

〇通学路
肩藻こる(後輩くん)「あっ! 待ち合わせ時間に遅れる!」

〇市街地の交差点
  急いで、沢先輩と待ち合わせしている
  公園へ向かう。
肩藻こる(後輩くん)「ハァ、ハァ💦 少し 遅れちゃいそうだなぁ~💦」
謎の子「わぁ!」
  子が、道路に飛び出し
  横断歩道の手前で 車が急ブレーキをかけた!
車の運転手「おいッ!クソが! 危ねーなッ 飛び出してんじゃねぇぞ!」
謎の子「うるせぇ!! てめぇこそ 気をつけろ! 目ぇ ついてんのか? うんこ野郎!」
車の運転手「ッ ッ ?! ・・・・ちっ‪💢」
  運転手は、飛び出してきた事に対し 怒号したが・・子を見ると 逆ギレしているかの様に見えた、、
  車は 何事も無かったの様に発進して
  去って行った・・。
謎の子「パパぁー ママー!!」

〇市街地の交差点
  次の瞬間、
  
  ─自分の目を疑う──
肩藻こる(後輩くん)「え」

〇市街地の交差点
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「あらあらっ、 急に 道路へ飛び出したら だめでしょ!」
  !!!!!!!!!!!!!!!!!!!
謎の子「ごめん、ボクとしたことが w 気をつけるよ~」
謎の子「お母さん」

〇市街地の交差点

次のエピソード:たくあん先輩~第4話「Let's!見回り探偵団 」

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