アングラ☆リーガル

杜若ゆうき

エピソード20(脚本)

アングラ☆リーガル

杜若ゆうき

今すぐ読む

アングラ☆リーガル
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇大型ホール
  日本武道館──

〇コンサート会場
  客入り前、紫苑と菜々美は客席を見渡していた。
大野菜々美「嘘でしょ? こんなに早く夢が叶うってある? 夢!? 」
大野菜々美「・・・でも夢ならオナカ痛くならないはず」
  菜々美はお腹をさすりながら、この非現実的な状況に心を落ち着かせる。
松山紫苑「折角ならここかなって。 事務所までも近いし」
松山紫苑「でも二日間も抑えるお金は無いから、ゲネは無しで!」
大野菜々美「は? ぶっつけ本番? 紫苑センセイ、攻めるね~! 」
大野菜々美「でも、それにしてもお金足りる?」
松山紫苑「ちょうど今の時期、スポットで空いてるとこがあったからさ。 それに平日だから」
大野菜々美「さすが頭脳派!」
松山紫苑「やめてよ」
松山紫苑「あとは菜々美がボランティアスタッフを募集してくれたからさ、人件費も殆どかからなくて助かった」
大野菜々美「今までお世話になった裏方さん達に直接お願いしに行ったらさ、意外とみんなオッケーしてくれて」
松山紫苑「やっぱり菜々美はすごいよ!」
大野菜々美「でも、『ライブdeお悩み相談』は本当いいアイデアだと思ったよ」
松山紫苑「何か法律が活かせないかなーって」
松山紫苑「私だけだと不安だし、弁護士法的にアウトだから出来なかったけど、丁度いいゼミの先輩でアイドル好きな人が居てさ」
大野菜々美「実はアイドル好きな人って多いもんね!」
松山紫苑「そう! だからお金も集められた!」
大野菜々美「でも、それにしても六百万円集まるなんて異常だよね? 」
大野菜々美「私も他のアイドルのクラウドファイテイング?」
松山紫苑「ファンディング!」
大野菜々美「それそれ! そのページ見たけど、だいたい三十万くらいだったよ」
松山紫苑「なんか、一人数百万入れてくれた人が居たみたいで・・・」
大野菜々美「はぁ!? どこのモノズキな金持ちだよ?」
松山紫苑「なんかさ、私達って本当色んな人達に支えられてるんだね」
大野菜々美「ふふっ、それがアイドルだよ!」

〇コンサートホールの全景
  客席は平日にもかかわらずほぼ満員だ。
  ハッピィ山田や、トルネード村田も観に来ている。
  しーちゃ~~ん!!
  ななみん! ななみん!
  客席から紫苑と菜々美を呼ぶコールが聞こえはじめ、会場のボルテージは上がっていく。

〇ホールの舞台袖
  紫苑と菜々美は舞台袖から客席の様子を見ていた。
  ハッピィ山田が嬉しそうに手を振っている。
松山紫苑「あ、ハッピィさん! すごい人が集まったね・・・」
松山紫苑「わ! 何あのお手製のぼり」
大野菜々美「うわっ、うちの家族だ」
松山紫苑「あのブロックってことはクラウドファンディングにも協力してくれてたんだ!」
大野菜々美「お金無いくせにね・・・」
松山紫苑「菜々美、愛されてるねぇ」
大野菜々美「え? まぁきっと暇なんだよ」
松山紫苑「あ! あそこ見て!」
  そう言いながら紫苑が指をさした先には、社長が一人客席に座っていた。
大野菜々美「ああ! 社長! やっぱり一人で来たんだ」
大野菜々美「よーし!」
松山紫苑「絶対成功させよう!」

〇コンサート会場
松山紫苑「やばい楽しい! みんな有難う!!」
大野菜々美「ありがとーーーーー!」

〇コンサートの控室

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:エピソード21

成分キーワード

ページTOPへ