エフェリクト

ミレティー

エピソード10 カイトのいえ(脚本)

エフェリクト

ミレティー

今すぐ読む

エフェリクト
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇近未来の通路
フィン「ミレティ、お疲れ様」
ミレティ「お疲れ様です。博士」
フィン「この後って時間あるかな?」
ミレティ「はい」
フィン「カイトの所へ行ってくれないか?」
ミレティ「マスターの?」
フィン「実は頼んでいた資料がまだ提出していないんだ」
フィン「さっき、伝えようとしたんだけど帰っちゃったんだ」
ミレティ「分かりました」
フィン「ありがとう」
フィン「じゃあ、これ住所ね」
ミレティ「ありがとうございます」

〇学食
ミレティ「はむっ」
ミレティ「マスターの家」
「ここ空いてる?」
ララ「・・・ってか、凄いケーキね」
ミレティ「あっ!ゴリラさん」
ララ「その呼び方やめてくれない?」
ララ「カイトの家に行く!?」
ミレティ「はい」
ミレティ「博士からカイトさんに頼んだ資料を取りに行くよう頼まして」
ララ「アイツ!」
ララ「そういうことは自分でやりなさいよ」
ミレティ「メンドーなんでしょうね」

〇二階建てアパート
  アパート──
ミレティ「・・・」
ミレティ「ここですよね・・・?」

〇アパートの玄関前
ミレティ「この部屋かな」
ミレティ「ごめんくださーい!」
「はーい」
カイト「はーい、何か・・・」
カイト「みっミレティ!?」
ミレティ「こんにちは」
カイト「どっどうしたの?・・・って 何で俺のうち知ってるの?」
ミレティ「博士から報告書が届いてないから、 代わりに持ってくるように 博士頼まれてまして」
ミレティ「それで、ララさんに住所を聞いたんです」
カイト「あっ!やっべ!!」
ミレティ「やっぱり忘れたんですね」
カイト「あぁ・・・」
ミレティ「はぁ〜」
カイト「良かったら、中入ったら?」
ミレティ「えっ?」
カイト「中暑いし、すぐ渡すからさ」
ミレティ「あっはい・・・」

〇CDの散乱した部屋
ミレティ「こっこれは・・・」
カイト「まぁ適当に寛いで」
ミレティ「・・・・・・・・・・・・」
カイト「どうしたの?」
ミレティ「マスター」
カイト「なに?」
ミレティ「掃除します!」
カイト「えっ?」
ミレティ「こんなゴミ屋敷のような部屋で寛げません!」
ミレティ「私がやります!」
カイト「ミレティ、掃除出来るの?」
ミレティ「掃除については、訓練で学びました」
カイト「掃除の訓練なんかやってるの?」
ミレティ「博士が『女性ならやっておいて損はない』と」
カイト「そっ、そうなんだ・・・・・・・・・」
ミレティ「とりあえず、掃除しておくのでシャワーでも 浴びてきてください」
カイト「そこまでしてくれなくても・・・・・・」
ミレティ「さもないと・・・」
カイト「ひっ!」
ミレティ「こうなりますよ・・・?」
カイト「はっはい・・・」

〇白いバスルーム
カイト「ふぅ〜さっぱりした!」

〇古いアパートの一室
ミレティ「やっと終わったー」
ミレティ「何だろ?」
ミレティ「女の子・・・・・・・・・」
カイト「わざわざ掃除してくれてありがとう!」
ミレティ「いっいえ・・・・・・・・・」

〇研究所の中
ビン「み、ミレティがカイトの家に〜!?」
フィン「うん」
フィン「そんなに驚くかい?」
ビン「だっだって、男女が一つ屋根の下なんて」
フィン「アッハハハハ」
フィン「焦る事はないよ」
フィン「カイトだって社会人だし」
フィン「ミレティに限って、それはないよ」
ビン「甘いっ!」
ビン「今は便利になった分、そういう出会いが 当たり前の時代」
ビン「それに、ミレティも女の子」
ビン「カイトと行動を共にするうち、好意を抱いている可能性だって無くはない!」

〇アパートの玄関前
カイト「今日はありがとう!」
ミレティ「いえ」
カイト「良かったら、また遊びにきなよ」
ミレティ「・・・・・・・・・」
ミレティ「あっ、はい・・・・・・・・・」

〇露天風呂
ミレティ「・・・・・・・・・・・・」
ミレティ「はぁ・・・・・・」
ミレティ「どうして、胸が苦しいの・・・・・・・・・」

〇近未来の通路
ミレティ「お疲れ様様です」
ララ「アンタが髪下ろすなんて珍しいじゃない?」
ミレティ「リンスつけすぎました」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:エピソード11 それぞれの日常

成分キーワード

ページTOPへ