拝啓家族へ 推しが逆トリップしてきました。(出会い~文化祭編)

エピソード7-2(脚本)

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〇おしゃれな教室
  ミス・ミスターコンテストが始まる2時間前の休憩室
川上 るな「酒童くん!! 大変!! 佐野さん体調不良で帰ってしまったの だから・・・ペアがいなくなってしまってるけどどうする?」
川上 るな「私が代わりに出ようか? きっとその方が、周りも盛り上がると思うから!! ほら美男美女が出たら・・・」
女子生徒2「え・・・まじ? 佐野さん帰ったの? 無責任すぎない?」
川上 るな「今はそんなこと言ってる場合じゃないよ! このままじゃ・・・」
秀一(人間の姿)「・・・」
秀一(人間の姿)「お前とは出ない。 佐野と出る。俺の時間を最後にずらせ」
川上 るな「え・・・だから佐野さんは帰ったから・・・わざわざ体調不良者を出すわけには・・・」
秀一(人間の姿)「はぁ・・・ お前はどこまでここで目立てば気が済むんだ?よく考えてから言葉を紡げ。 雑魚が」
女子生徒2「あれ?でもさっき佐野さん美品倉庫の方に川上さんといかなかった?」
男子生徒「それに・・・俺らのクラスの看板とか道具とか全部手配してくれたのは・・・佐野さんだったよな・・・?」
女子生徒1「買い出しも佐野さんが全部持っていたよね・・・ペンキとかしか必要がなかったから。あの時川上さん何でフラペなんか飲んでたの?」
川上 るな「え・・・それは・・・その・・・」
秀一(人間の姿)「雪女の娘・・・これ以上俺を怒らすんじゃねぇ・・・ 失せろ」
川上 るな「あ・・・う・・ うわぁぁぁん・・・・」
秀一(人間の姿)「ちっ・・・あのバカ。 自分で何とかしようとしやがって・・・!」

〇明るい廊下
佐野 晃司「随分とにぎわっているなぁ。 そういえば、ミスコンがあるじゃないか。 変わっていないな。本当に」
佐野 ななほ「貴方がそれを言うの? 全くスーツで行くなんて聞いていないわよ・・・ それよりも、つむじの姿が見えないのだけれど」
佐野 晃司「あぁ・・・確かに見えないな。さっきクラスのやつらに聞いたら巡回をしていると言っていたが・・・」
佐野 ななほ「こうも合わないことなんてありえないわ。いったいどこに・・・。 ねぇ・・・あなた。あれって」
秀一(人間の姿)「くそっ!! 美品倉庫ってどこだよ・・・!!」
佐野 ななほ「秀一君!? どうしたのよ!! そんなに急いで!!」
秀一(人間の姿)「あ? あぁ・・・ななほさんに晃司か。 佐野が・・・つむじが美品倉庫に閉じ込められてる。場所がわからねぇんだ!」
佐野 ななほ「なんですって!! なんでそんなことに・・・!!」
佐野 晃司「・・・ななほ。 場所がわかるなら連れて行ってやりなさい。俺はあいつと話がある」
佐野 ななほ「え?あなた?! ここで暴れるようなことはしないでよ?!」
佐野 晃司「あたりまえだ。 君の願いならなおさらな」
佐野 晃司「娘を頼むぞ。酒吞童子」
秀一(人間の姿)「あたりまえだ」
佐野 ななほ「美品倉庫は地下にあるの!! 急ぎましょう!!」
秀一(人間の姿)「あぁ!!」

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