エピソード7-1(脚本)
〇ハイテクな学校
文化祭当日
佐野 つむじ「では、私は見回りをしてきます。 ご安全に皆様もお願いいたしますね」
男子生徒「了解です」
佐野 つむじ(クラスの方はすべて、川上さんに任せてきてしまったけれども平気かしら。。)
秀一(人間の姿)「よう・・・ クラスの方にはあんまり行くんじゃねぇぞ?約束だからな」
佐野 つむじ「はいはい・・・ わかってますよ。 指切りでもしますか?」
秀一(人間の姿)「いや・・・しない。 そのぶん、コンテストに出るから投票しろ」
佐野 つむじ「あぁ・・・そういえば、あったわね。 ミス・ミスターコンテスト」
佐野 つむじ「わかったわよ。 あんまり無理しないようにね」
秀一(人間の姿)「わぁってるよ。 お前も無理するなよ・・・」
〇おしゃれな教室
佐野 つむじ(どのクラスも問題はなしと・・・)
川上 るな「佐野さん!!! よかったぁ~見つかった。 あのね、頼みたいことがあるの。 ちょっと美品倉庫に来てもらってもいい?」
佐野 つむじ「川上さん・・・ 構いませんよ。 行きましょうか」
佐野 つむじ(そろそろミスコンが始まるはずなんだけれども・・・ 見なかったら見なかったで、なんか拗ねそうだから早めに終わらせたいわね)
〇地下倉庫
佐野 つむじ「それで・・・何を運べばいいのでしょうか?」
川上 るな「ねぇ・・・佐野さん。 これ以上私たちの邪魔をしないで。 おとなしく秀一様を渡して。 あの人は私の者なんだから」
佐野 つむじ「・・・やっぱりその話をするために呼んだのね それは無理な話よ」
川上 るな「どうして!!! いいじゃない!!あなたは単なる人間で!!!私は雪女の血を受け継いでるのよ!! あの人が手に入れば私は」
佐野 つむじ「『私は最強の人になる』っていいたいの? ほんと・・・本の言葉をそのまま使わないでほしいわ」
佐野 つむじ「それに、秀一様が決める事よ。私たちが決める事じゃない。今現在、あの人は実態しているの。本の中の人じゃないのよ」
川上 るな「そう・・・ お母様が言っていた通り、邪魔ね。 ここでおとなしくしていてね。 佐野さん」
佐野 つむじ「え・・・いたっ。 ちょっとなにを・・・!!」
佐野 つむじ「やられた!!! ちょっとだして!!!」
「そこで今日が終わるまでおとなしくしといて。 ミスコンで私と秀一様が優勝するんだから」
佐野 つむじ「っ・・・」
佐野 つむじ(どうしよう・・・このままおとなしくしているつもりなんてない。 推しが無理矢理そんなことされるわけにはいかないのよ!!)