華学戦隊サイエンジャー

叶野遥

第十八話:ヒーロー・アタック(後編)(脚本)

華学戦隊サイエンジャー

叶野遥

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〇暗い廊下
レジーナ「きゃあっ」
ヤン「ううっ」
イン「ぐっ」

〇暗い廊下
  こわれていた
  ろうかが
  もとどおりにもどった・・・
碧川瑛士(エイジ)「部屋が・・・」
赤根武瑠(タケル)「このアイテムの力か・・・?」
赤根武瑠(タケル)「くっ」
櫻井華(ハナ)「大丈夫?レッド」
赤根武瑠(タケル)「は、はい ちょっと体力が・・・」
碧川瑛士(エイジ)「無理もない こんなに長いこと戦ったのって 初めてだもん」
倉石龍太「レジーナ!」
レジーナ「う・・・」
櫻井華(ハナ)「大丈夫なの?」
倉石 龍太(リュウタ)「あぁ・・・気を失ってるだけみたいだ」
櫻井華(ハナ)「よかった」
???「まったく使えない木偶どもだな」
「!?」
櫻井華(ハナ)「総理大臣!?」
沢村真一「・・・・・・」
櫻井華(ハナ)「・・・・・・」
赤根武瑠(タケル)「カイゼル!!」
カイゼル「いかにも 君たちがサイエンジャーだね」
カイゼル「我の計画を ことごとく邪魔してくれたようだ」
碧川瑛士(エイジ)「当り前だ あんたの食糧なんかになってたまるか」
カイゼル「どうして? 我の糧になることの何が不満だ」
倉石 龍太(リュウタ)「俺たちは皆生きているんだ その命を他人に 好き勝手される言われはない」
カイゼル「ふぅ・・・これだから知能がある生物は困る わけのわからん主張で 歯向かってくるのだからな」
赤根武瑠(タケル)「俺たちだけじゃない、 地球に住む全ての人間は お前の言うとおりに動くことはしないぞ!諦めてとっとと地球から出て行け!」
カイゼル「ふふふ・・・」
カイゼル「ははは!!」
赤根武瑠(タケル)「な、何がおかしいんだ!」
カイゼル「ずいぶん強気じゃないか ろくな力も持たぬ雑魚のくせに」
倉石 龍太(リュウタ)「なんだと」
カイゼル「木偶どもを倒して、 ほんの少しエネルギーを取り戻しただけで もう勝った気になっているのか」
櫻井華(ハナ)「レジーナたちは倒したわ あとは貴方だけよ」
カイゼル「それがどうした 木偶を倒した程度でこの私も倒せるなど 思い上がりもいいところだ」
碧川瑛士(エイジ)「・・・さっきから聞いていれば 木偶、木偶って 自分の部下をなんだと思っているんだ」
カイゼル「木偶を木偶と呼んで何が悪い こいつらは我の復活の手助けを させるために 我が作り出したただの木偶人形よ」
カイゼル「最近は生意気にも 自分が人間かのように ふるまっておったがな」
倉石 龍太(リュウタ)「なんだって・・・」

〇見晴らしのいい公園
レジーナ「・・・・・・・・・・・・・・・」

〇暗い廊下
倉石 龍太(リュウタ)「あの涙はまさか・・・」
カイゼル「再調整して少しは使えるようになったかと思ったが ろくな働きもしなかったな」
カイゼル「次はもっと従順で 賢い木偶を創らねばならんなぁ」
碧川瑛士(エイジ)「あいつらが賢くないと?」
カイゼル「お前たちには感謝せねばならんかもしれんなぁ 新たな部下を作るきっかけを もらったわけだから」
カイゼル「処分の手間が省けた はははは」
「!!」
赤根武瑠(タケル)「カイゼルッ!」
倉石 龍太(リュウタ)「うぁっ」
カイゼル「弱いな・・・やはり弱いな地球人!」
カイゼル「まずはお前たちの魂を 食べることにしようか」

〇暗い廊下
赤根武瑠(タケル)「・・・・・・」
赤根武瑠(タケル)「生きてる」
赤根武瑠(タケル)「!!」
レジーナ「生きてるわね、皆」
倉石 龍太(リュウタ)「レ、レジーナ!」
赤根武瑠(タケル)「イン、ヤンまで・・・なんで」
カイゼル「貴様ら、何のつもりだ」
イン「申し訳ございませんカイゼル様 この方たちを倒させるわけには まいりません」
カイゼル「なんだと」
カイゼル「この私にたてつくというのか 魂も持たぬ木偶人形風情が」
レジーナ「確かに私たちの体に魂はない かもしれない・・・でも」
レジーナ「それでも私たちには心がある!」
カイゼル「心だと」
ヤン「逆にカイゼル様は お持ちでないかもしれないですねぇ?」
ヤン「喜怒哀楽、 人間の持つ感情というものを 何も理解なさっていないようですから」
ヤン「そういうのをなんていうかご存じですか?人でなしっていうそうですよ」
カイゼル「・・・!!」
イン「ヤン、いくらなんでも言いすぎですよ 元上司なのですから」
ヤン「元だからいいんだよ」
カイゼル「再調整はうまくいっていたはずだ なぜ貴様らにそんな自我が」
イン「さあ・・・一度死んだのかもしれません」
ヤン「ああ 体中痛いけどすがすがしい気分だよ まさに生まれ変わったみたいにな」
レジーナ「そうね 今なら素直になれる気がするわ」
レジーナ「・・・リュウタ」
倉石 龍太(リュウタ)「!!」
レジーナ「カイゼル! 私たちはもうあなたには従わない 自分の意志で行動するわ」
レジーナ「私たちはこの星で生きていく この星をあなたの魔の手から救い出す! サイエンジャーと一緒に!」
赤根武瑠(タケル)「レジーナ・・・!」
イン「許していただけますか」
ヤン「やってきたことの償いはするつもりだ だが今は目を瞑ってほしい」
碧川瑛士(エイジ)「許すとか償いとか・・・」
赤根武瑠(タケル)「そんなの関係ないですよ! 正義の前に人は皆平等なんです!」
碧川瑛士(エイジ)「何言ってんだお前は」
櫻井華(ハナ)「ふふ」

〇暗い廊下
カイゼル「貴様ら・・・!」
赤根武瑠(タケル)「カイゼル 観念しろ!」
カイゼル「くだらん 木偶が寝返ったところで 力の差は縮まらぬわ!」
赤根武瑠(タケル)「一人ひとりの力じゃそうかもしれない」
赤根武瑠(タケル)「でも、俺たちは一人じゃない! 力を合わせることができるんだ!」
レジーナ「私たちの力を・・・!」
赤根武瑠(タケル)「サイエンジャープラス3の必殺技 受けてみろ!」
「サイエンジャー・ビッグバンアタック!」
カイゼル「ぐっ・・・!」

〇ソーダ
カイゼル「くくく・・・愚かな 私は全てを吸いつくしエネルギーにできるのだ これくらいすぐに吸いつくして・・・」
赤根武瑠(タケル)「できるもんなら!」
碧川瑛士(エイジ)「やってみろ!」
櫻井華(ハナ)「私たちの力は!」
倉石 龍太(リュウタ)「俺たちの心は!」
レジーナ「そう簡単に!」
「負けない!」
  エネルギーを
  きゅうしゅうする
  カイゼルのからだが
  ふくれあがっていく・・・!
カイゼル「ググ・・・バカな・・・ この私が、こんな奴らごときに・・・!」
  カイゼルが
  ばくはつした!

〇暗い廊下
  カイゼルから
  あふれたひかりが
  あたりをつつみこんでいく!

〇荒廃した国会議事堂
  せかいが
  もとのすがたにもどっていく!

次のエピソード:最終話 エブリデイ・エブリデイ

コメント

  • 遅くなりましたが読ませていただきました!
    元上司(?)にズバズバ申すヤンが痛快でした!好きです😆
    カイゼルは爆発しちゃったんですね…ラスト続けて読ませていただきますっ!

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