エピソード3-1(脚本)
〇散らかった部屋
前回までのお話
【学校】という場所と少しだけ人間に興味を持った秀一が勉強をしたいと言って一日が終わり・・・
佐野 つむじ「それじゃあ、いってきますから 大人しくしていてくださいよー! 秀一様は外にいるだけでも目立つんですから。」
秀一「あぁ!! わかった!!」
佐野 つむじ(なんかやけに素直だな・・・ 多分なんもないと思いたいけど・・・ あぁ・・・不安だな)
秀一「さて、あの人間も言ったことだ。 俺も学校とやらに行かせてもらおうか」
秀一(あの女が驚く顔は面白いものだな・・・ ・・・今俺は何を思った?)
秀一「まぁいいか」
〇おしゃれな教室
担任「おはようみんな!! 急だが、今日から転校生がくるから みんな仲良くするようにな!!」
佐野 つむじ(この時期に・・・? そんなことってあるのね。 どっちでもいいけど)
川上 るな「どんな人が来るのかな・・・ 佐野さんも気にならない? そういえば・・・昨日の男の人は佐野さんの知り合い?」
佐野 つむじ「え、えーっと・・・ 違いますよ どうやら道に迷ってしまっていたらしくて 案内をしただけですよ」
川上 るな「ふーん・・・ じゃあ・・・もし学校に来てても狙っていいんだね・・・」
担任「それじゃあ入ってきてもらうぞー 酒童秀一くんはいってきていいよー!!」
佐野 つむじ(は? はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?)
秀一(人間の姿)「酒童 秀一という これからよろしく頼む 昨日は騒がせてすまなかった 転校先を確認したくて足を運んでいてね」
秀一(人間の姿)「これからよろしく頼むよ」
佐野 つむじ(あの野郎!!! どうやってここに入ってんだよ!! つーか格好も昨日のまんまかよ!)
担任「ということで、仲良くするように! 席はそうだなぁ・・・」
秀一(人間の姿)「先生 佐野さんの隣でもいいですか? 昨日彼女には色々とお世話になったので。 これからも何かと彼女に聞きたいた思っています」
佐野 つむじ(あいつサラッと私を巻き込みやがった!!! ふざけんな!! 私の穏便スローライフ返せ!!)
担任「そうか じゃあ佐野の隣に座ってくれ 佐野これから頼むぞ〜」
佐野 つむじ「わかりました。 では、後で学園内を案内しておきますね」
秀一(人間の姿)「これからもよろしく頼むよ 佐野さん」
ホームルームが終わり
女子生徒1「ねぇねぇ!! 酒童くんはどこから来たの? 彼女とかはいるの!?」
女子生徒2「どの辺に住んでるの? 放課後暇なら歓迎会しましょうよ! 歓迎会!」
秀一(人間の姿)「遠くからさ 親戚の所で今は世話になっているんだ 歓迎会は嬉しいな。 あぁ佐野さん学内案内してくれよ」
川上 るな「佐野さんきっと忙しいから、私が変わりに案内するよ酒童くん 私は川上 るな よ さぁ、行きましょう!」
秀一(人間の姿)「あ”? 俺は佐野さんに頼んだんだ。 お前じゃねぇよ。」
川上 るな「え、いや・・・ だから佐野さんは忙しいから私が・・・」
秀一(人間の姿)「ということで、いいよな? 佐野さん? (意訳 話があるからさっさと人気のないところに案内しろ)」
佐野 つむじ「いいですよ。 さぁ行きましょうか。 川上さんも心配してくれてありがとう。でも頼まれたからには私がやるから平気よ」
川上 るな「なんで・・・ あの子なの・・・」