囚われハッカーちゃん

東龍ほフク

5:ウイルス感染した(脚本)

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〇汚い一人部屋
  岡田さんが「外に出ない?」と
  言ってくれたのに
  意気地なしのアタシはそれに応じなかった。

〇黒

〇汚い一人部屋
偉大で崇高なるパパ「大丈夫か?! 娘よ!!!!!」
偉大で崇高なるパパ「岡田がお前を誘拐して 亡命しようとしたってな!!!!!!」
若菜「いえ、あの・・・そんなんじゃ・・・」
偉大で崇高なるパパ「じゃあ何だ? もしかして合意の上か?あ!!!????」
偉大で崇高なるパパ「どこの国に行くつもりだったぁ!!!!! Z国か!!!!!! Q国か!!!????」
偉大で崇高なるパパ「お前まで!!!!!! お前まで私を裏切る気か!!!!!!!」
若菜「ちがいます、ちがいます・・・」
若菜「だいじょうぶです、よ・・・ 私はどこにも行きませんよ・・・」
若菜「ね・・・? だから怒らないでください・・・」
若菜「ゆ、ゆうかいされそうに なっていたところをたすけていただき」
若菜「ありがとう、ござ、います・・・」
若菜「・・・」
若菜「あの、あの・・・」
若菜「おか、」
若菜「岡田さんは・・・?」
偉大で崇高なるパパ「あぁ、安心しろ」
偉大で崇高なるパパ「しっかり射殺したぞ!」
偉大で崇高なるパパ「いやぁ、ぶっちゃけアイツ・・・ 何考えてるかわからなくて不気味だったから ちょうど良かったな!うん!」
偉大で崇高なるパパ「優秀だったから、 もったいない気もするが・・まぁ仕方ない」
偉大で崇高なるパパ「あ。C国!」
偉大で崇高なるパパ「C国のアレのデータは抜き終わったかい?」
若菜「・・・はい、このUSBに・・・」
偉大で崇高なるパパ「偉い! さすがパパの娘!!!」
偉大で崇高なるパパ「昨日、頼んだメールの改ざんは?」
若菜「・・・まだです・・・」

〇黒
偉大で崇高なるパパ「頑張ってね!」
若菜「・・・はい・・・」
  (ごめんなさい)
  (ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい)
  (ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい)
  (意気地なしのクソ天パ女で
   ごめんなさい・・・)
  (・・・)
  (・・・やばい)
  (泣くと画面見えなくて
   仕事に支障が・・・)

〇幻想2
  「どうも、こんっにっちわ〜♪」
  「お元気ですか? 何してますか〜?」
  「水道水の妖精だよっ☆」

〇汚い一人部屋
若菜「・・・」
  私は、パソコンに変な萌えキャラが
  映っていたのでパソコンを閉じた。
  やべー・・・アタシともあろう者のパソが
  ウイルス感染するなんてな・・・。
若菜(しゃーねぇ、他のパソコンを・・・)

〇幻想2
  「ぱそこん、とじないでくださいぃ〜」
  別のパソコンの画面にも
  萌え系ウイルスが表示された。
  「ちょっ・・・何してるんです?」
若菜「どっかの国からのサイバー攻撃 受けてっから・・・削除するんだよ」
  「やめてやめて💦除去反対💦」
  「わかった!わかったよぉ!
   ふざけるのやめるよぉ!💦」
  「5日ぶりですかね」
  「岡田です」

〇黒
若菜「・・・」
  「まぁ、正確に言いますと」
  「これは『僕』を基にした
   人工知能AIプログラムです」
  「『僕』が5日ログインしなかったら
   自動的にこのプログラムが作動するようにしています」
  「・・・」
  「・・・え?」
  「何ですか?その顔」
若菜「そりゃ、こんな顔にもなるわ」
若菜「・・・何そのアバター、どしたん?」
  「・・・ホラ」
  「クラスに必ず1人、漫画家目指してる人
   いるじゃないですか」
若菜「学校行ったことないから、わかりません」
  「 す み ま せ ん 」
  「とまぁ、そんな友人に『何か可愛いの』と
   有償で昔デザインしてもらいました素材で」
  「勿体ないので使ってみました、という」
  「この見た目がおイヤでしたら・・・」
  「こんな姿の方がいいですか?」
若菜「ひっ、キモッ・・・!」
  「さて、本題ですが」
若菜「そのままのアバターでいくの?!」
  「何故、『僕』はログインしてなくて」
  「あなたは未だ、その汚部屋に?」
若菜「・・・」

次のエピソード:6・そして、アバターは変えない

コメント

  • 生きてはいてほしい…と思ったら射殺…
    からの突然の展開wwwww
    不思議とアバターも岡田さんに見えてくるのが笑っちゃいます😂✨

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