囚われハッカーちゃん

東龍ほフク

6・そして、アバターは変えない(脚本)

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〇黒
  「何故あなたは未だ、その汚部屋に?」
若菜「‥‥‥‥‥」
若菜「あの、それ、は‥‥‥」
若菜「ごめんなさ、い‥‥‥」
若菜「私がビビって、部屋から 出なかったせいで‥‥‥」
若菜「ごめんなさ‥‥‥」
  「わぁ」
  「泣かないで下さい×2〜」
  「大丈夫です」
  「監視カメラをハッキングしたので、
   何がどうなったかガッツリ知ってます」
若菜「じゃあ、訊くなよ!!!!!!!!!」
  「後ろからショットガンで
   粉々にされる自分の頭には、
   感慨深いものがありましたねぇ」
若菜「‥‥‥‥」
若菜「あの、さっきっから‥‥‥」
若菜「岡田さん自身が死んだっていうのに 他人事というか‥‥‥」
若菜「いつもの通常運行岡田さんで‥‥‥」
若菜「AIだから、そこら辺の感情がより 死んじゃったんですか‥‥‥?」
  「いや〜」
  「こうして『AI』として“僕”は
   生きているので‥‥‥」
  「なら、実体の方がどうとなっても
   特に別に‥‥‥」
  「座りっぱなしだと痛くなるお尻や、
   たかが夜になっただけで眠くなるような
   体なんていりませんよ」
若菜「あんた、なんかもう いろいろ すげぇな‥‥‥」

〇幻想2
  「で」
  「本当にあなた、どうしたいんです?」
  「本当の本当にもう外に
   出たくのないのなら、
   無理強いはしませんし」

〇黒
若菜「‥‥‥‥」
  「そうですよねぇ」
  「真性ひきこもりなあなたを無理に
   連れて行こうとした僕が
   悪かったんですよねぇ」
  「サーセン」
若菜「そんな事なっ‥‥‥」
若菜「‥‥‥その節は、大変 申し訳ありませんでした」
若菜「今度こそ、ビビらず ここから出ます」
若菜「マ●ー牧場にも行きたいです」
若菜「何卒、よろしくお願いいたします」
  「‥‥‥‥」
  「‥‥‥‥」
  「いいよ〜」
若菜「軽いな!!!!!!????」
  「だって、生身の時より社内の
   内部ハッキング余裕ですし〜」
  「ネットの海を、やすやすと
   遡れるんですよ!」
  「これが本当の【ネットサーフィン】!!!!」
  「じゃ、電子ロック全解除
   しちゃいましょうか〜」
  「お茶の子さいさいですよ〜」
若菜「‥‥‥‥」
若菜「岡田さんが死んでから、今まで  5日ぶんの私の涙と悲しみは何だったのか‥‥‥」
  「こんな赤の他人の事で
   そんな泣いたんですか?」
  「変な人ですねぇ〜」
  「うちの親なんか、僕が何しても
   どうなっても泣かなかったというのに」
若菜((結構、かわいそうな人?))
  「‥‥‥まぁ」
  「そんな悲しませてしまったのなら
   申し訳ない」
  「出前ピザ おごりますよ」
若菜「支払い、誰?!」
  「社長の口座から抜いときますよ」

次のエピソード:7・(タップノベル版オリジナル)

コメント

  • 岡田さんは文字通りお星さまになったんや…🙏
    いやキャラの動きがダイナミック過ぎて笑いました😂😂

  • めちゃくちゃ岡田さん(星)がアクティブすぎてwwwww
    表情豊かなのでシリアスな話でも顔に目が行ってしまう…😂💓
    続き楽しみです!マ◯ー牧場楽しんで欲しい🥰

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