たくあん先輩~第2話「赤ちゃんと正義!」(脚本)
〇ソーダ
こる「沢先輩、出るかな?かけ直してるけど・・」
肩藻こる(後輩くん)(お! 繋がった!)
[スマホの向こう側]
「・・ポリポリ」
肩藻こる(後輩くん)「ん? 沢先輩?・・俺です。肩藻です.. 先輩から、着信があったみたいで かけ直しました!」
[スマホの向こう側:沢杏樹]
「(ポリポリ・・もぐもぐ)んぁ?あ~ばぶちゃんかぁ~(もぐもぐ)」
肩藻こる(後輩くん)「そ、その「ばぶちゃん」って呼び方やめてくださいよぉ~!!!!」
沢 杏樹(たくあん先輩)「ばぶちゃんは、ばぶちゃんだからな👶🏻🍼' 後輩くん!君はまだ これからの人間だ! 生まれたばかりなのだ! っはは!」
肩藻こる(後輩くん)(生まれたばかり? これからの人間?何言ってるんだろ・・それと、何か食べてる?ポリポリポリポリ 音聞こえるけど?)
肩藻こる(後輩くん)「せ、先輩!! いま何か食べてます? ポリポリ・・・そ、咀嚼音が聞こえるけど」
沢 杏樹(たくあん先輩)「おっ?!ばぶちゃんにも聞こえるかい? 美味しいたくあんのポリポリする音が! !」
肩藻こる(後輩くん)「・・・た、たくあん?!」
沢 杏樹(たくあん先輩)「美味しい[本干し イセたくあん]を手に入れたんだよぉ~ ばぶちゃんも食べたいのかい? んん?」
肩藻こる(後輩くん)「いっ、いや! 悪いので、俺は遠慮しときますっっ!」
沢 杏樹(たくあん先輩)「ははっ! 遠慮しがちなところも、ばぶちゃんだなっ!! そこは甘えてもいいんだぞぃ٩(。˙𐃷˙。)و'」
肩藻こる(後輩くん)「!! あっ、あの・・! 着信があったので、かけ直したのですが、何の用だったんだろ~?」
沢 杏樹(たくあん先輩)「!? おっ! 思い出したぞ! そうだった~」
肩藻こる(後輩くん)「わっ! なんですか?!」
〇住宅街
沢 杏樹(たくあん先輩)「今朝、[雨]は降っていたが 日課のランニングに向かったのだ・・」
沢 杏樹(たくあん先輩)「1部近所の住宅街で 新築物件や 止めてある新車、新しくなった道路などに黒い液状なものが振りまいてあったんだ」
〇ゴシック
肩藻こる(後輩くん)「新しい物に、黒い液状なものが?」
沢 杏樹(たくあん先輩)「そうだ。「新しい物や、新しくなった場所」にだけ、黒い液状の様なものが振りまかれているみたいでな・・」
肩藻こる(後輩くん)「既に事件の匂いが・・・💦 器物損壊、建造物損壊になりますよね?」
沢 杏樹(たくあん先輩)「綺麗に咲いたツツジにまで、液体が振りまかれていた・・」
肩藻こる(後輩くん)「えっ!! 花にまで..? ひどい.... .」
〇街の全景
沢 杏樹(たくあん先輩)「我々が住む【言世市・時翔町(いせし ときかけちょう)】の危機かも知れない・・」
〇ソーダ
肩藻こる(後輩くん)「そうですね・・事件なのか、何なのか?気になりますし、近所だと思うと不安になる・・」
沢 杏樹(たくあん先輩)「それを調べに行こうと思うんだ! ばぶちゃん! ついて来てくれるか?」
肩藻こる(後輩くん)「はいっ! 俺も気になるし、心配なんで!」
沢 杏樹(たくあん先輩)「ありがとう!! さっすが ばぶちゃん♡ キュンだぜぇー キュンキュンキューン♡」
肩藻こる(後輩くん)(こ・・こわい・・)
〇ハート
沢 杏樹(たくあん先輩)「それじゃあ~ 30分後、いつもの【イエローハッピー公園】で待ち合わせだなっ!」
肩藻こる(後輩くん)「はっ、はい! 公園ですね? わかりました!!」
沢 杏樹(たくあん先輩)「待ってるぜぃ~♪ 愛しの後輩♡」
〇ソーダ
肩藻こる(後輩くん)(はぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・・ ものすごく嫌な予感がする・・・)
〇汚い一人部屋
─肩藻家【はるの部屋】
肩藻はる(こるの弟)(ん・・ん。。 寝てしまってたのか・・・)
肩藻はる(こるの弟)(眠剤飲んだけど、変に目が覚めてしまったな・・)
耳に付けたままの イヤホンを外す・・
肩藻はる(こるの弟)「・・パソコンも、付けっぱなしで寝たのか?」
肩藻はる(こるの弟)「ん?」
眠剤を飲み、
起きたばかりのはるが 付けたままだったかも(?)しれない パソコンに・何か?違和感がある事に気づく。
〇モヤモヤ
悲しい 悲しい 悲しい 悲しい 悲しい 悲しい
悔しい 悔しい 悔しい 悔しい 悔しい 悔しい
古びた男子学生「物足りない 物足りない 物足りない たりなアイ たりなアイ たりな~アイ 晴らしたい.. 晴らしたい・・・」
パソコンのモニター越しに
突如、一見古びた学生服を着た男が
文字と共に浮かび上がり・・
──はるの方を見ている。
遮断 遮断 遮断 遮断..
苦しい 苦しい 苦しい 苦しい
〇汚い一人部屋
肩藻はる(こるの弟)「ッッッッッッッッッッッ・・・?????!」
〇モヤモヤ
古びた男子学生「貴方も、そう思いませんか?」
〇汚い一人部屋
肩藻はる(こるの弟)「ッッッッ・・ッあ、、、あっ、、うっ!!」
次の瞬間、ガチャ・・・ッ と、
はるの部屋のドアが (ゆっくり)
開く・・
肩藻はる(こるの弟)「!! !! !! うっ っ」
「っわあああああああ!!」
はるが、
驚きのあまり 大きな声を出した・・・・・・・ ・