NFTにされてしまった人達

ヒナタクチ

エピソード1(脚本)

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〇女の子の一人部屋
  それは1通のメールだった。
  おめでとうございます。
  あなたはNFTになりました。
  byヒナタクチ

〇女の子の一人部屋
アヤカ「ムニャムニャ...ん?通知がきてる?」
  おめでとうございます。
  あなたはNFTになりました。
  byヒナタクチ
アヤカ「な?何これ!?どうゆう事!!」
「キャァァァア」
アヤカ「な、何事!?窓側から叫び声が!!」

〇川沿いの公園
NFTにされた人その1「私の服がチカチカして...ウワァァァァア」
NFTにされた人その1「何故かサンタに!!!」
NFTにされた人「オレの服が!!!」
NFTにされた人「セーラー服に!? オレ、女装の趣味無いんだけど!!」
NFTにされた人その2「ウワァァァァア私もチカチカする」
NFTにされた人その2「子どもになっちゃった!!どうしよう」

〇女の子の一人部屋
アヤカ「え、どうゆう事?」
アヤカ「お父さん、お母さん、助けて!!」

〇明るいリビング
アヤカ「いない、お父さんもお母さんもペットのポチまで!?」
  givewayに当選おめでとうございます!!
  あなたにこのNFTを無料でプレゼント
アヤカ「お姉さんの写真だ...誰だろう」
アヤカ「次はだれ?!」
「オレだよタケルだよ!!アヤカだよな」
アヤカ「た、タケルなの?」
「親に電話繋がらなくてダメ元で幼なじみのお前に連絡して良かったぜ...そっちいっても大丈夫か?」
アヤカ「うん、すぐに来てね」

〇明るいリビング
  15分後
タケル「お邪魔しまーす。アヤカ、無事か?」
アヤカ「私は一応、でもNFTがどうとか外の人がおかしくなっていて...」
タケル「だよなぁ...」
タケル「でも、わかった事は1つ」
タケル「どうやらオレ達の写真のNFTを買った人がオレ達を"好きにできる権利"をもってるらしい」
アヤカ「ひ、酷い」
タケル「幸い、法に違反する事は禁じられているらしいけどな...殺人とかは」
アヤカ「でも勝手に私達を自由に扱うなんておかしい話だよね!?」
タケル「だよな、だからオレは黒幕を捕まえて元の世界に戻るつもりだ」
アヤカ「え、元の世界??」
タケル「知らなかったのか? この世界はメタバースなんだ」
アヤカ「エエエエエエ!!!!」

次のエピソード:番外編 MINTの裏アカとヒナタクチ0.5

コメント

  • NFT、個人的に真新しい言葉を思わずググってみました。複雑なようで、それでもこのお話がそれを少し理解する助けになりました。昭和人間にとって、ますますデジタル・・・についていけるか、不安です!

  • 初めてNFTという言葉を知りました。アヤカとタケルはメタバースに閉じ込められているから購入者にいじられる危険にさらされている、という設定が奇抜で面白い。デジタル化された個人の写真の権利や利益はどこに発生するのか。直接的な危険はないにしても考えてみたら怖い話ですね。

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