マーブルライフ(試作版)

ヒナタクチ

エピソード2 人身売買の行方(脚本)

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〇堤防
  PM20:00
  
  某港、マーブル国の最年少ランドヘルパーのアラムは上司の命令で某国の港にいた。
  理由はマーブルの東の港にアジア諸国からの密輸犯がいるという噂があったからだ。
アラム「ふわぁ~見張りもかったるいなぁ。今日、懐かしのレトロアイテム100選を見る予定だったんだけど...早くこいよ不審者」
アラム「あとスーツがキツイ、お気に入りの象形文字風パーカー返せ〜ジャンのバカ。あー早く帰りたい」
  あくびをしつつも周りを伺っていると怪しげな集団が箱を持ってかなり焦った様子で港の入り口に向かって来る。
アラム「(見るからに怪しげだね。オッさん達ボロボロで余裕が無いのは...1km先のジャンに邪魔されたんだろうね~可哀想)」
  アラムは密輸犯らしい数人にマーシャルアーツをくらわせた。
不審な外国人「おい、何だ小僧...グホッ」
不審な外国人「ま、まさかさっき待ち伏せしていた中国人の子分か⁈...ゴホッ」
アラム「子分じゃないよ⁈むしろ俺の方が賢いもんね!!」
  そしてバタバタと倒れた人を見て「あっけないなぁ」ってボソッと呟いた。
  アラムは密輸犯どもを倒した後、運んでいた段ボールの中身が何か調べた。
アラム「さて、中身は何だろう?お金?お薬?...臓器だったら勘弁して欲しいけど」
  ポケットから道具箱を取り出して器用に箱の鍵を開ける。
  すると
  
  
  そこには華奢で小柄な学校の制服姿のまつげの長い可愛らしい女の子が入っていた。
  まるで静かに眠っているように見えた。
  しかしアラムは彼女が生きていないと思い込んでいた。
アラム「え、...マジで?...可哀想に、もう死んじゃったのかな」
  悲しそうな顔をして少女、猫萩鈴を眺めていたのだが
猫萩 鈴(ネコハギ スズ)「むにゃむにゃ、かまぼこおにぎりおかわり...スゥーzzz」
アラム「え、ONIGIRI?ライスボウル?...ていうかこの子生きていたんだ!」
アラム「(にしても可愛いなぁこの子...まるでアニメだよ、何かの名台詞で『空から女の子が!?』っていうのがあったよね...」
アラム「...どうしよう、ここから日本は遠いし連れてきていいかあの方に聞こうかな?)」
  の中で眠っている少女を見ながらアラムは密輸犯の上に座りながら上司に報告の電話をするのだった。

次のエピソード:エピソード3 はじめまして...?

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