どこでも苔

コケ

2話(脚本)

どこでも苔

コケ

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〇見晴らしのいい公園
  今日もいい天気だな〜
  と胸筋ちゃんは休日の昼に散歩をしていた。
  心地よい暖かさ、風で草がゆらゆらと踊り、遠くを見るとビル全体の景色が見える。
胸筋ちゃん「ここは落ち着くなぁ・・・人は居ないし、景色は絶景だし、日向ぼっこ日和だな〜」
胸筋ちゃん「こんな落ち着く場所で苔に会わなければいいんだけれど・・・」
胸筋ちゃん「流石にこんな静かな所で隠れたりはしないか・・・・・・」
胸筋ちゃん「ん?あれは・・・なんだ?」
胸筋ちゃん「なんで・・・・・・こんな所にバックが置かれているんだ?」
胸筋ちゃん「誰か忘れてしまったのだろうか・・・・・・」
胸筋ちゃん「とりあえず・・・・・・交番に届けるか・・・・・・ 忘れた人困るだろうし・・・・・・」
  モゾモゾ・・・・・・
胸筋ちゃん「えぇ!?なんかこのバック動いてる!?」
胸筋ちゃん「動物か!?それとも!!人が入っているかもしれない!!助けないと!!」
  胸筋ちゃんはバックのチャックを開けた・・・
  なんと・・・その中身は・・・
  ジャジャーン!!
苔「ぶはぁ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
苔「いやぁ〜!!この中狭くて居心地悪かったわぁ〜!!」
胸筋ちゃん「こ、苔ぇ!?」
苔「おぉ!!胸筋ちゃん!!奇遇やなぁ!!」
胸筋ちゃん「お、おう・・・苔・・・奇遇だな・・・」
胸筋ちゃん「って!!なんで苔がバックの中にいるんだ!?」
苔「んぁ?日向ぼっこしとっただけやで」
胸筋ちゃん「えぇ・・・・・・(困惑) バックの中で日向ぼっこはしないでしょ・・・・・・」
  まぁ・・・・・・苔は他の人とは違うんだった・・・・・・
胸筋ちゃん「いやぁ・・・・・・本当に何処でもいるなぁ・・・・・・苔は・・・・・・」
苔「なんやなんや〜!!嬉しい事言うやないか〜!!」
胸筋ちゃん「いや・・・・・・褒めてないんだがな・・・・・・」
苔「ほな!!早速やけど・・・・・・ケンカしよか・・・・・・」
胸筋ちゃん「いやいや!!当たり前のように喧嘩始めないでくれ!!」
胸筋ちゃん「今日はゆっくり休日を楽しみたいんだ!! なっ!!苔!!」
苔「そないな事言わんでくれや〜!!胸筋ちゃん!! こうやって胸筋ちゃんと奇遇に会ったんやから!!これは何かの縁や!!」
苔「胸筋ちゃんと喧嘩したくてウズウズしとったんや・・・・・・あぁ💚収まりつかへんでぇ!!」
苔「ほな・・・こっちから行かせてもらうでぇ・・・・・・」
苔「胸筋ちゃんよぉ!!」
胸筋ちゃん「ダメだ・・・・・・人の話を聞いてくれない・・・・・・」
胸筋ちゃん「こうなったら・・・・・・やるしかないか・・・・・・」
  苔が早速仕掛けてきたのだが・・・・・・目を逸らしていたせいか何故か苔が3人になっていた。
苔「よっしゃ!!行くでぇ!!」
胸筋ちゃん「え?」
胸筋ちゃん「こ、苔が3人になってるだと!? 苔・・・・・・お前本当に人間か?」
苔「ヘヘッ!!胸筋ちゃんと喧嘩できるんやったら3人でも10人でもそれ以上に分裂出来るでぇ〜💚」
苔「せやけど、俺と分裂した2人合わせて攻撃は3分の1やけどな」
胸筋ちゃん「弱点言っちゃったぁ〜!!言わなければよかったのに〜!!」
苔「ほな!!行くでぇ!!」
苔「ほげほげ」
苔「ヘヘッ!!」
  と三体の苔が一斉に胸筋ちゃんの方に向かった・・・・・・
  だが・・・・・・お決まりのアレが来てしまった。
胸筋ちゃん「くっ!!囲まれてしまった!!ダメか!!」
  と三体の苔はまたもや勢いが強すぎてどういう原理でそうなったのか謎だが・・・・・・
  同時に三体の苔は胸筋ちゃんの胸筋に顔をめり込ませ吹き飛ばされた・・・・・・
苔「ほげほげぎえぴああああああああ!!」
苔「ほげほげぎえぴああああああああ!!」
苔「ほげほげぎえぴああああああああ!!」
胸筋ちゃん「えぇ・・・・・・(困惑) またもやそうはならんだろ・・・・・・」
苔「やっぱ・・・・・・胸筋ちゃん・・・・・・ごっついのぅ〜」
苔「ごっついわぁ・・・・・・💚」
苔「ごついで・・・・・・💚」
胸筋ちゃん「えぇ・・・・・・吹き飛ばされても、戻らないのか・・・・・・」
苔「くぁ〜楽しかったでぇ〜!!胸筋ちゃん!! 今日はこの辺にしとくわ!!」
苔「またな〜胸筋ちゃん!!次も楽しませてくれや〜!!」
苔「夢の中で会おうや💚」
苔「夢の中で会おうや💚」
胸筋ちゃん「夢の中で会わんのよ・・・・・・ 何故2回言った・・・・・・」
  と苔三体はいつの間にかいなくなっていた。
胸筋ちゃん「消えるのはやっ!!」
胸筋ちゃん「今日は散々な目にあったな・・・・・・ 休日の日に苔に会うなんて・・・・・・」
胸筋ちゃん「でも苔の面白い技も見れたしいいか」
胸筋ちゃん「さて、家に戻るとするかな」
  [完]

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