地球戦士マモルンダー

町村英雄

エピソード3(脚本)

地球戦士マモルンダー

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〇ハローワーク

〇行政施設の廊下
  とても混雑している。
職員「皆さん。押さないでください!」
高島守「どいてくれ」
高島守「たったこれだけ・・・。 しかも、この条件じゃ」
高島守「ちょっとあんた。営業職はないのか?」
職員「あいにく今日はこれだけです」
高島守「今日はって! 昨日も3件しかなかったぞ!」
高島守「この一ヶ月、求人は減っていく一方じゃないか!」
職員「そんなこと言われましても。 何分、不況なもので・・・」
高島守「・・・・・・」

〇大衆食堂
  とんかつのサンプルを眺める高島。
高島守「・・・・・・」

〇公園のベンチ
「ホロッホー」
  高島の前に一羽の鳩がやってくる。
高島守「なんだ? このパンを狙ってるのか?」
高島守「俺だって大変なんだぞ!」
  高島をじっと見つめる鳩。
高島守「・・・・・・」
高島守「しょうがないな。今回だけだぞ」
  パンをちぎって鳩にやる高島。
  すると、鳩はパンをくわえて飛んで行ってしまう。
高島守「現金なやつめ・・・」
高島守「はあ・・・」
ホームレスA「・・・・・・」
ホームレスA「俺にもくれ」
  高島、パンを持つ手に力が入る。
ホームレスB「やめとけ」
ホームレスB「数日生き長らえたってしょうがないだろう」
ホームレスA「・・・それもそうだな」
ホームレスA「こんな世の中、死んだ方がマシだ」
  見渡すとホームレスが大勢いる。
高島守「・・・・・・」

〇高層ビル(看板あり)
  ビルを見上げる高島。

〇物置のある屋上
高島守「・・・・・・」
  そして、音無に・・・

〇ビルの屋上
サイレント「いただきます」
高島守「良子! 弘美! 愛菜! すまない」
  その時、衝撃とともにドーンと音がする。
高島守「な、何が起きた? 助かったのか?」
サイレント「くっ。マモルンダーか・・・」
マモルンレッド「オードブルの時間が長すぎたようだな」
サイレント「ぐあぁぁぁ」
高島守「すごい・・・」

〇ビルの屋上
  息も絶え絶えのサイレント。
  その前に仁王立ちするマモルンレッド。
マモルンレッド「悪には止めを刺す決まりでな。悪く思うなよ」
高島守「!」

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コメント

  • 保険の知識を活用されていて良いですね

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