青春盗聴譚

穂橋吾郎

エピソード25(脚本)

青春盗聴譚

穂橋吾郎

今すぐ読む

青春盗聴譚
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇ファンシーな部屋
久保田光「あんたが人を殺すのは贖罪なんかじゃない」
久保田光「殺したくて殺したくてしかたなかった女を殺せなかった、ただの憂さ晴らしだ!」
赤地正男「あーー!」

  あーー
  あーー!
  あーー!!

〇教会の控室
赤地正男「ちくしょう、ちくしょう」
飯島美穂「正男、正男だけでも逃げて、私はもう」
赤地正男「ちくしょう!」
飯島美穂「私、正男といられてホントに──」
赤地正男「ちくしょうがー!」
飯島美穂「正男・・・?」
赤地正男「お前は俺が殺すはずだったんだ!」

〇ファンシーな部屋
赤地正男「あああーー!」
  赤地が銃口を光に向ける。
久保田光「龍也!」
  光が大声で龍也の名前を叫んだとき、赤地の銃が彼の手から落ちて床へと貼りつく。
赤地正男「なんだ!?」

〇綺麗なリビング
戸村龍也「おおおー、なんかくっついた感じ」
戸村龍也「光!」

〇ファンシーな部屋
  赤地はなんとか床から銃をはがそうとするが、銃は床にはりついたまま動かない。
赤地正男「くっそが、はがれろ!」
  光はビリビリペンを片手に、赤地の元へと突っ込む。
久保田光「っ!」
赤地正男「死ね、死ね!」
久保田光「う、う、あああ!」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:エピソード26

ページTOPへ