とある王国の異世界難民問題

ぽんたろう

第2話『旅立ち、そして平穏へ』(脚本)

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〇大樹の下
ユーリ・エルファール「村長おはようございます」
村長「ユーリ様おはようございます」
村長「今回の一件は どうにかなりそうでしょうか?」
ユーリ・エルファール「いくつか対策を考えました」
村長「おお!ついに!」
ユーリ・エルファール「村長お聞きしたいことがあるのですが」
村長「何なりと」
ユーリ・エルファール「この広場にあるこの像について お聞きしたいのですが」
村長「ああ、この石像ですか?」
村長「我々の祖先がこの土地に移住してきた時からある像でございます」
シャルティア・グレーシア「ちょ、ちょっとユーリ」
村長「当時はまだ集落だったのですが これを村のシンボルとして 守り神様のように扱おうと 当時の村長が述べたのです」
ユーリ・エルファール「マジか、、」
村長「おかげでこの村は500年間 平穏に過ごすことができております」
村長「本当にこの像のおかげですよ」
ユーリ・エルファール「村長、朗報なのか悲報なのか 受け取り方次第なのですが ご報告があります」
村長「何でございましょうか」
ユーリ・エルファール「今回の一件 大賢者様と上級博士の話によれば」
村長「はい」
ユーリ・エルファール「この像から放たれる魔力が原因となり 異世界の難民を呼び寄せているという 結論に至りました」
村長「・・・・・・?」
村長「破壊しましょう!こんな忌まわしき像なぞ!」
村長「こんな災いしか呼ばない像なぞ 今すぐに破壊だ!」
村長「これを破壊して魔物が寄ってきたとしても タダ飯食いの奴らどもに比べたら 可愛いもんですよ!」
村長「魔物など、村民一丸となれば 脅威ではありませぬ!」
シャルティア・グレーシア「うわぁ、どんだけストレスたまってたんだろ」
  そうだ!そうだ!破壊だ!
ユーリ・エルファール「そこで提案なのですが」
村長「まさか、破壊を手伝ってくださるのですか?」
シャルティア・グレーシア「どんだけ破壊したいの」
ユーリ・エルファール「いえ、この石像を引き取りたいと思います」
ユーリ・エルファール「これだけの魔力を持つ石像ですから 破壊した時に何が起こるか分かりません」
村長「た、たしかに」
村長「タダ飯食いたちが 大量にやって来られたら 大災害です」
村長「では、タダ飯食いたちは どうなさるおつもりで?」
シャルティア・グレーシア「村長、本音出てます」
ユーリ・エルファール「今日、ある場所に移住させます」
村長「ユーリ様は神か」
  ユーリ様!
  ユーリ様!
シャルティア・グレーシア「村民たちからの拍手喝采、、」
シャルティア・グレーシア「どんだけ嫌われてたんだ」

〇西洋の街並み
ユーリ・エルファール「では、お前たち出発するぞ!」
シャルティア・グレーシア「なんで、楽器演奏で 見送られてるんだろう」
山田「あ、まともに日光浴びるなんて 1ヶ月ぶりだ」
村田「あ、外はいやダァぁ」
石井「スマホの電気切れた!」
村長「ついにこの時が来たのですな」
村長「ばんざーい!」
村長「ばんざーい!」
  バンザーイ!バンザーイ!
シャルティア・グレーシア「同情通り過ぎて見てるこっちが 悲しくなる」
ユーリ・エルファール「哀れだな」
ユーリ・エルファール「村民総出でお見送りなんて 陛下が来訪されない限りないぞ」
ユーリ・エルファール「全員整列!道中はぐれたら死ぬぞ!」
村田「あ、はい」
石井「あ、了解です」
山田「あ、わかりました」
佐々木「あ、分かりました」
いのうえ「あ、うす」
北川「あ、はい」
ユーリ・エルファール「何で、こいつら 揃いも揃って服が黒いんだ?」
シャルティア・グレーシア「なんでだろうね」
ユーリ・エルファール「しゅっぱーつ!」

次のエピソード:第3話『はじまりの村』

コメント

  • これは……ここまでずっと笑いっぱなしです😂 異世界転生のフォーマットを逆手にとったファンタジーで、地に足がついたというか、生々しさが随所に見られて最高です😊

  • まぢwwwめっちゃwww
    笑いました😂😂😂😂😂

    村長の変わり身の早さと優しいbgmからの一変がツボにはいりすぎてお腹痛いですね

    あーこの有難い像のせいか

  • もー楽しいです!丁寧に編み上げられたストーリー設定と、思ったままに自由に思いを述べるキャラクターたちとの対比が!各話いずれも、次が気になるラストが好きです

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