エピソード49(脚本)
〇朝日
?「ロボ?」
「ロボ」
?「・・・・・・何のロボ?」
「お金」
?「お金!? 何それすげぇ!!」
「うむ、我こそは金のツクモ神 名を────いや」
「訳あって名乗れんがどうぞよろしく」
?「おう、よろしく」
?(弱々しい気配── いや、そもそも非戦闘員なのか)
?(戦う者特有の雰囲気が一切ない)
「ここに人が来るのは久方ぶりですね」
?「・・・・・・」
?「ここは何なんだ?」
「おっ? そこ聞いちゃいます?」
?「地平線まで続く”足首までの海”」
?「それにここは穏やかではあるが、生き物の気配が全くない」
「うーんと、何て言えばいっかな ここはいわば『世界のゴミ処理場』 ですかね」
?「『世界のゴミ処理場』?」
?「そう、人間の世界だってゴミをゴミ箱に溜め続けられないでしょ」
?「肥料にしたり、燃やしたり、埋めたり そんで──」
「海に落としたり、ね」
「ツクモ神やツクモ獣が死ねば 光になって消える」
〇結婚式場のレストラン
〇朝日
「ではここで当然の疑問」
「”光の粒はどこに消える?”」
?「そうか、これが──」
?「この水全てが”成れの果て”か」
「世界は学習したんだよ」
「世に溢れるツクモ神を異空間に押し込むだけじゃ解決にならない」
「その異空間のツクモ神を、”処分”する機構が必要だった」
「それが、それこそが────」
「ツクモ獣、だ」
〇黒
「殺せ」
「殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ」
「潰せ」
「潰せ潰せ潰せ潰せ潰せ潰せ潰せ潰せ潰せ潰せ潰せ」
「巡らせろ、世界を」
外徳「うるせぇな」
外徳「私はお前らに囚われない」
「下徳──キサマ」
「ツクモ獣如きが」
「世界に背くか」
外徳「消えろ」
〇城のゴミ捨て場
外徳「・・・・・・」
カナール「下徳?」
外徳「いや、問題ない 少し、ほうけていただけだ」
外徳「何も、問題ない」
〇朝日
?「ふーん」
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