エピソード2 ヱイジ(脚本)
〇神社の本殿
久方ぶりの、肉の味が口の中に広がった
これは────人間?こんな味だったっけ?
暗君だか、暴君だか、どうのこうのしてくれと言っていたな
────何で、封印(眠ら)されたんだっけ?
こいつは・・・・・・?何故だか知っている・・・・・・
■■■■「──────」
・・・・・・・・・なんだって?
今・・・・・・何て・・・・・・?
ご め ん な さ い
〇古びた神社
封印されれし魔物「・・・・・・ン」
目を覚ますと辺りを見渡す。
封印されれし魔物「・・・・・・何ダッタンダ、今ノハ?」
封印されれし魔物「・・・・・・何者、何ダッケ?」
転がった木箱を拾う。
箱の底に影士(文字)が彫られ、魔物はそれを声に出しながら────
封印されれし魔物「ヱ・・・・・・イ・・・・・・ジ・・・・・・?」
封印されれし魔物「・・・・・・?」
不思議そうにする。
聞いた事がある。
誰かから、──そう初めて貰い物だった、はず。
封印されれし魔物「・・・・・・誰カラ、ダッケ?」
封印されれし魔物「・・・・・・名前・・・・・・ソウダ・・・・・・初メテノ貰イ物ダッタ」
封印されれし魔物「・・・・・・誰カラ?」
式鳥「・・・・・・」
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