神の使い(脚本)
〇女性の部屋
メロディ(むにゃむにゃ・・・ もう食べれないよ・・・)
メロディ(唐揚げ、3個残ってるの? むにゃむにゃ じゃあ、あと20個ちょうだい それと カツ丼も 大盛りで)
モーモー(神の使い)「ぐはははははぁ」
モーモー(神の使い)「我こそは、神の使い モーモー様だ!!!」
モーモー(神の使い)「この世界の異分子である貴様を処刑しに来た!!」
・・・
モーモー(神の使い)「寝てるだ・・・と!?」
モーモー(神の使い)「うん?」
「うぉおおおお」
「ぐはっ」
ウマゴン(神の使い)「ひひーん!!! 我こそは、神の使い!!! ウマゴン!!!」
ウマゴン(神の使い)「相方のモーモーだけじゃ、心配で着いて来てやったぜぇ!!」
ウマゴン(神の使い)「あれ? モーモーは、どこ行った?」
モーモー(神の使い)「ここだァ」
ウマゴン(神の使い)「何をそんな所で寝てる?」
モーモー(神の使い)「お前が、登場と共に、俺様を吹き飛ばしたんだ!」
ウマゴン(神の使い)「なっ!」
ウマゴン(神の使い)「怒ってる?」
モーモー(神の使い)「激おこ」
ウマゴン(神の使い)「プンプン丸?」
モーモー(神の使い)「プンプン丸!!」
ウマゴン(神の使い)「これでも食えよ・・・」
モーモー(神の使い)「そんなもん、いらん!!!」
ウマゴン(神の使い)「俺の好物をそんなものとか、酷い・・・」
メロディ「私が食べる!!」
「えっ!?起きた!?」
モーモー(神の使い)「あっ、えーっと、 め、目覚めたか!!悪戯、異分子よ!!」
ウマゴン(神の使い)「あっ、あのその・・・ 我々が貴様を成敗をするでござんす!!」
モーモー(神の使い)「寝た・・・だと!?」
ウマゴン(神の使い)「まさか・・・寝惚けてたのか?」
「・・・」
モーモー(神の使い)「どうする?」
ウマゴン(神の使い)「どうするって、始末するんだろう」
モーモー(神の使い)「無防備な女の子を?」
ウマゴン(神の使い)「そう言う言い方されると、なんか罪悪感半端ないんだけど」
モーモー(神の使い)「下着姿だし」
ウマゴン(神の使い)「うーん」
ウマゴン(神の使い)「服を着させよう!」
モーモー(神の使い)「いいアイデアだ! 罪悪感が薄れる!!」
ウマゴン(神の使い)「・・・」
モーモー(神の使い)「ルンルン」
ウマゴン(神の使い)「あのさ」
モーモー(神の使い)「なんだ?」
ウマゴン(神の使い)「なんで、ドレス?」
モーモー(神の使い)「可愛いからだろう!!」
ウマゴン(神の使い)「可愛さって、今いる?」
モーモー(神の使い)「・・・」
モーモー(神の使い)「・・・・・・」
モーモー(神の使い)「いらんな」
ウマゴン(神の使い)「と、とりあえず、なんでも良いから着させよう」
モーモー(神の使い)「おう・・・右腕持って」
ウマゴン(神の使い)「分かった・・・」
モーモー(神の使い)「首持ち上げて」
ウマゴン(神の使い)「OK」
「・・・」
ウマゴン(神の使い)「俺達・・・ なんか変態みたいじゃないか?」
モーモー(神の使い)「分かってるから、言うな!」
モーモー(神の使い)「可愛いじゃねぇか」
ウマゴン(神の使い)「殺すのが惜しくなって来たな・・・」
モーモー(神の使い)「てか、なんでこいつ起きないんだ?」
ウマゴン(神の使い)「普通起きるよな?」
モーモー(神の使い)「これが、異分子の力か・・・」
ウマゴン(神の使い)「関係あるかーい!」
モーモー(神の使い)「名残惜しいけどよ」
ウマゴン(神の使い)「そろそろ、排除しようか」
メロディ「やばっ!オナラしちゃった!! ってか、もう朝じゃん!!」
メロディ「うん?」
モーモー(神の使い)「・・・」
ウマゴン(神の使い)「・・・」
メロディ「・・・」
メロディ「もしかして、まだ夢の中?」
メロディ「手、痛っ! これ現実じゃん!!」
モーモー(神の使い)「叩かれた・・・」
ウマゴン(神の使い)「モーモー 大丈夫か?」
メロディ「こいつら、喋った!! きもっ!!」
モーモー(神の使い)「きもって酷くない?」
ウマゴン(神の使い)「酷い・・・ けど、冷静考えてみたら」
メロディ「きもっ!!」
「だよな〜」
変態と馬面が不法侵入なう
メロディ「よし、これでインスタのイイネ稼げる!!」
モーモー(神の使い)「この状況が分かってるのか、お前! それに、変態って・・・俺様の事か!!」
メロディ「どう見ても変態じゃん!!」
メロディ「てか、あんた、誰よ!?」
ウマゴン(神の使い)「凄い今更感!?」
モーモー(神の使い)「よく聞け! 俺様達は神の使い!! 貴様の命を狩りに来た!!」
メロディ「てめーに聞いてねーわ、変態!!」
ウマゴン(神の使い)「君は、この世界の異分子として、危険視されている。 世界の秩序を保つ為に・・・ すまないが死んでくれ」
メロディ「・・・」
ウマゴン(神の使い)「驚くのも無理はない・・・」
メロディ「いくら?」
ウマゴン(神の使い)「はい?」
メロディ「いくらくれるの? 命あげたら」
(何言ってんだ、こいつ)
モーモー(神の使い)「金など払わん!!」
ウマゴン(神の使い)「そもそも、持ってないからな!! 天界では必要ないものだから!!」
メロディ「あぁ!?」
モーモー(神の使い)「そんなすぐ怒んなよ、怖いだろう」
ウマゴン(神の使い)「俺ら、褒められて伸びるタイプなのに」
メロディ「お前の何伸ばすんだよ!! 顔か?充分だろう、馬面!!」
ウマゴン(神の使い)「この人、怖いよ・・・神様」
メロディ「あとさ、家の壁壊れてんだけどれ!! ここ賃貸なの!? 分かる!?」
モーモー(神の使い)「えーっと・・・ 何が?」
メロディ「退去費用で、お金めちゃめちゃ取られるの!! ちゃんと、帰る前に直してよね!!」
モーモー(神の使い)「ご・・・ ごめんなさい」
メロディ「あのね・・・」
メロディ「誠意ってものは」
メロディ「謝罪じゃなくて お金なの!!」
「ひーーーー」
「ワープ!!」
メロディ「あっ、待て!!」
「神の使い」という重厚なタイトルからの、どんどんグダグダになっていく話の内容、すっごく面白いですね!そして、ふと冷静に見たときの3ショットがシュールすぎます……
ウマゴン、馬面だけどボーダーが似合ってますよね。このまま三人組のコント師にネタとして舞台で演じてほしいほど完成度が高くて面白かったです。