ミラクルマジカルガール

どんぐり

まさかの展開!チアフルナイト登場(脚本)

ミラクルマジカルガール

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〇魔王城の部屋
クルエル「案の定奴らも腕を磨いております」
クライ「今度という今度はコテンパンにせねばなるまいな!」
ダークネス「じゃあここは私に行かせてくださいませ~」
クライ「いいだろう」
クルエル(今に見てなさい!)
ダークネス「こんなこともあろうかとさりげなくドクター・フィアー様の部屋に残されてたアイテムを使ったんですよ~」
クライ「考えたものだな。行ってこい」
クルエル「ボス、わらわにも汚名返上のチャンスを!」
クライ「わかったわかった」

〇教室
  いつもの教室。
秋月萌黄「そういえば今日は学芸会の練習ね」
春野桃子「小学校最後の学芸会だもん。悔いのないように練習するわ!」
夏木藍衣「そうね。中学校では文化祭とかもあるけど、勉強にも磨きをかけましょう!」
冬元茜音「授業のスピードだって速くなるし難易度も上がるから日々の勉強がものを言うわね」
春野桃子「そうね。私ももっと頑張るわ!」
大久保樹「おい、先生来るぞ!」
山下俊樹「座んなくっちゃ!」
榎木麻衣「はい皆さん、おはようございます」
  おはようございます!
榎木麻衣「これから学芸会の練習を始めます。体育館に移動してください」
  朝の会が終わると、一行は体育館に移動した。

〇体育館の中
  体育館では学芸会の練習が行われた。全クラスの担任も見ている。
榎木麻衣「それじゃあさっそく始めましょう!」
北山修哉「それでは始めてください!」
中井竜輝「本番を意識して挑みましょう!」
  メンバーはさっそく練習をスタートした。
春野桃子「しっかりと頑張らなくっちゃね」
加古浩「だな」
久保田彩「そうね」

〇教室
  練習が終わると、面々は教室に戻り、衣装づくりなどをすることになった。
春野桃子「だいぶ出来上がってきたわね」
三村泰「服の採寸とかはお母さんとかに手伝ってもらったしね」
江口充「そうだね。裁縫道具や図画工作の道具を持ってて正解だったよ」
榎木麻衣「上手に作ってますね。これならいい結果を残せそうですね」

〇シックなリビング
  その夜のこと。
春野正幹「ただいま!」
春野雫「おかえりなさい、パパ」
春野桃子「学校で学芸会の練習をしたのよ」
春野正幹「そうなんだ」
春野雫「小学校最後の学芸会なんですって」
春野正幹「桃子、学芸会はちゃんと行くからね」
メリー「私も行くわ。小鳥の面倒は近所の人に見てもらうといいわね」
春野桃子「それなら安心ね!」

〇綺麗なリビング
大久保昭雄「いよいよ学芸会だね」
大久保樹「親父、お袋、見に来てほしいな」
大久保昭雄「わかったわかった」
大久保美来「ウサギの面倒は私の知り合いに見てもらうわ」
大久保樹「それなら安心だな」

〇おしゃれなリビングダイニング
夏木翼「藍衣の学芸会も間もなくだね」
夏木藍衣「兄さん、その日行けそう?」
夏木翼「その日仕事だったら無理だなぁ」
夏木智也「心配するな。ちゃんと撮影するからお前は仕事に集中しなさい」
夏木さくら「頑張ってね、藍衣。ビデオレターでしか見れなかったけどこうしてリアルで見れてうれしいわ」
夏木藍衣「お母さん・・・」
夏木昭雄「猫の面倒はこっちで見るから安心してほしい」
夏木佳子「その日、晴れるといいわね」

〇おしゃれな居間
秋月俊「萌黄の学校の学芸会ももうすぐだね」
秋月響「その日楽しみにしてるわ」
秋月萌黄「私の晴れ舞台を見てほしいな!」
秋月響「だけど私は12月最初の中間試験に備えて勉強しなきゃいけないわ・・・」
秋月雄二「俺だって今月終わりの期末試験に向けて勉強しなきゃいけねぇしよ・・・」
秋月輝子「大丈夫よ。お父さんが萌黄の学校に行くし、私はウサギの面倒を見るから響たちは勉強に励みなさい。試験が終わったら見ればいいわ」
秋月響「わかったわ。成績に響くしね」
秋月雄二「いいか萌黄。お前も俺と同じ中学に通うが定期試験を見くびると痛い目にあうぞ」
秋月萌黄「わかってるわよ。榎木先生も言ってたもん!」

〇綺麗なダイニング
冬元紀彦「おお、学芸会の練習があったのか」
冬元あこ「うん!お父さん、学芸会来てくれる?」
冬元紀彦「ああ」
冬元茜音「よかったわ!」
冬元莉子「ウサギは秋月さんに見てもらいましょう」
冬元茜音「そういえば秋月さんのお兄さんとおお姉さんはテスト勉強中だから秋月さんのお母さんに見てもらうわ」
冬元莉子「茜音、来年は中学生だから勉強をおろそかにしてはならないわよ。授業のスピードも速くなるんだし難易度も上がるの」
冬元茜音「わかったわ!」

〇体育館の中
  いよいよ学芸会当日。
代々木宏「ただいまより学芸会を行いたいと思います」
  校歌に続いて学芸会の歌を歌ったその後、劇がスタートした。
冬元莉子「そろそろね」
  最初はあこの学年の劇だった。
冬元莉子(あこ、ファイト!)
冬元紀彦「茜音の学年の劇はその後だな」

〇菜の花畑
  あこたちのクラスは親指姫だった。
冬元あこ「すごいわ!」
1年生「ようこそ親指姫。ここは花の王国です。僕はこの国の王子です。 親指姫、僕のお妃さまになってくれますか?」
冬元あこ「はい、喜んで♡」
「親指姫、これをどうぞ。花の国の妖精の羽根です」
冬元あこ「ありがとうございます!」
  こうして親指姫は花の国の王子様のお妃さまになり、いつまでも幸せに暮らしたのでした。

〇体育館の中
春野正幹「いよいよ桃子たちのクラスだな」
  やがて桃子たちの学年による劇が始まった。

〇沖合
  桃子達6年生の劇は冒険ものだった。船の舞台は段ボールや机で作ったものだった。
江口充「リーダー、あの島が見えてきますよ!」
春野桃子「間違いないですわ!」
大久保樹「そうだな!」
三村泰(この船、僕が直しておいてよかった!)
三村泰「船のメンテナンスは私にお任せを!」
夏木藍衣「リーダーの援護はお任せください」
加古浩「盗賊の血が騒ぐぜ!」
秋月萌黄「魔術の本も準備できてるわ!」
冬元茜音「食料に関しては私が管理して調べるわ!」

〇アマゾン川のほとり
  やがて島が見えてきた。
秋月萌黄「島が見えてきたわ!」
大久保樹「上陸だ!」
加古浩「みんな、錨を下すぞ!」
  メンバーは島へと上陸した。

〇森の中
久保田彩「島に着いた探検家たちは森の中を通り洞窟を目指して進んでいきます」
夏木藍衣「この方位磁石があれば迷わないわね」
春野桃子「そうね」
秋月萌黄「見て!橋が壊れてるわ!」
春野桃子「これじゃあ通れないわ!」
三村泰「どうしようか?」
大久保樹「ここは俺に任せろ!それっ!」
大久保樹「これでどうだ!」
  すると、木が切り倒され、橋となった。
大久保樹「どうだ!」
春野桃子「リーダー、すごい!」
三村泰「これで一安心だ!」

〇洞窟の入口(看板無し)
  一行は洞窟に到着した。
加古浩「ようやく目的地だ!」
冬元茜音「私ちょっと不安なんだけど・・・」
大久保樹「馬鹿野郎!ここでへこたれたら探検家じゃないぜ!」
  メンバーは中へと入っていく。

〇洞窟の深部
  メンバーは洞窟の中を突き進む。
山下俊樹「いよいよ洞窟の奥深く!」
久保田彩「探検家たちはお宝を見つけることができるのでしょうか?」
大久保樹「いよいよ見えてくるぞ!」
江口充「確かに!」
秋月萌黄「でも魔物がいるかもよ!」
大久保樹「そうだな!」
  メンバーが宝物を発見した、その時だった!
ダークネス「そううまくはいかないのよ!」
春野桃子「劇の邪魔をしないで!」
ダークネス「おだまり!出てきなさい、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!」
ダークネス「今回はあれよ!」
  ディザスターは、ダークネスから受け取ったカプセルを使ってスーパーディザスターとなりパワーアップして憑依したのだ。
久保田彩「イヤーッ!」
ダークネス「思いっきり暴れちゃいなさい!」

〇体育館の中
森月正彦「皆さん、落ち着いて避難してください!」
春野正幹(桃子、無事でいてくれ!)

〇洞窟の深部
ジョイン「みんな、大丈夫!?」
ファイン「どうしたの?」
冬元茜音「ファイン!ジョイン!どうしたの?」
ジョイン「不穏な空気を感じてお店から急いできたの!」
秋月萌黄「劇の途中にダークネスが出てきて友達をディザスターにしちゃったの!」
「ひどすぎるわね!みんな、変身して!」
春野桃子「わかったわ!行くよ、みんな!」
「オッケー!!」

〇キラキラ
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私たち、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」

〇体育館の中
ダークネス「ついに出たのね!やっちゃいなさい!」
ディザスター「ディザスター!」
チアフルスマイル「行くよ、みんな!」
「オッケー!」
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
  しかしびくともしなかった。
チアフルスマイル「おかしいわ!」
ダークネス「ディザスターは強力になってるから簡単には倒せないわよ!」
ディザスター「ディザスター!」
チアフルスマイル「キャーッ!」
チアフルポップ「危ない!」
チアフルスマイル「ポップ!」
  チアフルシックが急いで間に入る。
チアフルシック「チアフルシックハート!」
  しかしディザスターはスピードまで速くなっていた!
チアフルシック「ウソ!?通じないわ!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
  しかしそれでも通用しなかった。
チアフルポップ「こんなに強くなってるわ!」
チアフルエレガント「突破口はあるはずよ!チアフルエレガントハート!」
  しかしミラクルマジカルガールに技が跳ね返ってきた!
チアフルエレガント「ウソ!?私たちに来るわ!」
「イヤーッ!!」
  ダメージを受ける面々。
ダークネス「これで世界は不幸と悲しみに染まるのよ!」
チアフルポップ「信じられないわ!」
チアフルシック「これじゃあ歯が立たないわ!」
チアフルエレガント「このままじゃ負けちゃうわ!」
チアフルスマイル「どうしたら勝てるの!?」
(誰か、ミラクルマジカルガールを助けて・・・!!)
大久保樹(桃子が負けそうだ!でも俺にはどうしようもできない・・・!!)

〇キラキラ
  その時だった。
ハピネス「あなたが、大久保樹さんですね?」
大久保樹「なぜ俺の名前を?」
ハピネス「ミラクルマジカルガールをいつも応援してくれてるからです。特にチアフルスマイルの桃子さんとは幼馴染だそうですね」
大久保樹「はい・・・」
ハピネス「いつも応援してくれることに感謝しております」
大久保樹「実は女神様、今桃子が危ないんです。俺はどうしたら・・・」
ハピネス「あなたに力を授けます」
大久保樹「これは!?」
ハピネス「ミラクルマジカルブレスレットです。変身する際は「ミラクルマジカルチェンジ!」と叫んで下さい。それからこちらも差し上げます」
大久保樹「これが俺の武器・・・」
ハピネス「そう。これはミラクルマジカルソードです。ダークランドとの戦いのときに使ってくださいね」
大久保樹「ありがとうございます、女神様!」
ハピネス「健闘を祈りますよ」
  そういうと、ハピネスはその場を去った。
大久保樹「待ってろよ、桃子!」

〇体育館の中
大久保樹「俺の大切な友達を痛い目に遭わせるなんて卑怯だぞ!」
ダークネス「この私に勝てるとでも?」
大久保樹「見てな!」

〇キラキラ
大久保樹「ミラクルマジカルチェンジ!」
  そう言い放つと樹はミラクルマジカルブレスレットを指でタッチして変身した!
チアフルナイト「チアフルナイト、果敢に登場!」

〇体育館の中
チアフルナイト「これが、俺なのか!?」
ファイン「信じられない!」
ジョイン「奇跡だわ!」
チアフルスマイル「うそ!?樹君が仲間になっちゃうなんて!」
チアフルシック「まさか樹君が変身するとは思わなかったわ!」
チアフルポップ「いったいどうなってるの!?」
チアフルエレガント「もしかして、あの女神さま!?」
ダークネス「こんなのあり!?聞いてないわ!」
チアフルナイト「よくも俺の仲間に手を出したな!覚悟しろ!」
  ミラクルマジカルソードを片手に応戦するチアフルナイト!
チアフルナイト「もういっちょ行くぞ!」
ディザスター「ディザスター!!!」
  チアフルナイトのおかげでディザスターに組み込まれたアイテムが破壊され、勢いが弱まった!
チアフルスマイル「ありがとう、チアフルナイト!」
チアフルナイト「まぁな!」
「それじゃあ、いつものあれでとどめよ!」
チアフルスマイル「わかったわ!」
チアフルナイト「どうやるんだ?」
チアフルスマイル「私たちがクローバーを作るからミラクルマジカルソードで大きな丸を描いてほしいの!」
「その時に力を合わせて「ミラクルマジカルクローバーアターック!」と叫んでね! それからこれもあげるね!」
チアフルスマイル「ミラクルマジカルハートライトよ! 私たちとおそろいのやつなの!」
チアフルナイト「わかった!ありがとう!」

〇カラフル
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
チアフルスマイル「チアフルナイト、クローバーを囲んで!」
チアフルナイト「オッケー!」
チアフルスマイル「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
  大きな四つ葉のクローバーが、チアフルナイトの描いた円を取り込んでさらにパワーアップした。
チアフルスマイル「行くわよ!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミンナハッピー・・・」
「みんな明るく、」
「笑顔♪」

〇洞窟の深部
ダークネス「次はそうはいかないわよ!」
大久保樹「嘘だろう、俺があんなパワーを秘めてたなんて・・・」
春野桃子「それより彩ちゃん、大丈夫?」
久保田彩「何があったの?」
春野桃子「今は劇の途中よ!」
久保田彩「そうだったわ!」
  とりあえず気を取り直して劇は再スタートを切った。
久保田彩「さて、何とか宝物を見つけた面々」
大久保樹「ついに見つけたぜ!」
江口充「カギならおまかせ!」
大久保樹「世界中のカギを作れるのはお前ぐらいだな!」
江口充「うまく開いたよ!」
加古浩「宝はわれらのものだ!」
山下俊樹「みんなで見つけた宝物」
平井博也「みんなで一緒に持ち帰ることになりました」

〇体育館の中
  劇は大成功に終わった。
秋月俊「萌黄、なかなかだったぞ」
  こうしてすべての学年の劇が終了し、閉会の言葉となった。
代々木宏「以上を持ちまして学芸会を終了いたします。ありがとうございました」

〇リサイクルショップの中
  学芸会の代休日。
春野桃子「そういう訳で、樹君も私たちの仲間になったのよ」
大久保樹「というわけでよろしくお願いします・・・」
ドクター・クワイエット「そう硬くならず仲間同士フレンドリーになろうではないか。私のことは「ドクター」と呼べばいい」
大久保樹「わかった。よろしく!」
「改めてよろしくね樹君!」
大久保樹「ああ!」
ハートフル「それにしても、学芸会のビデオ見たけどすごかったわね!」
デライト「みんなすごかったね」
夏木藍衣「でもダークランドの奇襲が入るとは思わなかったわ・・・」
グレートフル「災難だったね」
ジョイフル「しかしお前が新しいメンバーになるとは踊いたもんだぜ」
大久保樹「俺も信じられなかったぜ」
秋月萌黄「学芸会は終わったけど次はクリスマスね!」
冬元茜音「そういえば12月ってクリスマスだけど準備とか始めてるの?」
グレートフル「もちろんさ。年末年始は稼ぎ時だって兄さんが言ってたもん」
夏木藍衣「そういえば欧米では1月1日までクリスマス休暇だって言ってたしロシアでは1月7日がクリスマスだって言ってたわ!」
ドクター・クワイエット「不思議なもんだなぁ」
「ミラクルマジカルウォッチ、受け取ってね! これは私たちの仲間の証よ!」
大久保樹「ありがとう!」
春野桃子「これからもよろしくね、樹君!」
大久保樹「ああ!」

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