第十七話 ヒーロー・アタック(前編)(脚本)
〇通学路
レジーナ「どこへ行くつもり?」
ヤン「さあな 少なくともアジトには戻るつもりは ないだろう」
レジーナ「・・・そうね」
「!?」
〇黒
カイゼル「勝手な行動は許さんぞ?木偶どもが」
〇電脳空間
???「姫」
???「イン、ヤン」
???「さあ、教えてやろう お前たちの力の使い方とその使命を」
レジーナ「・・・・・・」
〇黒
〇赤(ディープ)
〇荒廃した国会議事堂
〇荒廃した国会議事堂の大講堂
あちこちに
たましいを
すわれた
ひとびとが
たおれている・・・
〇荒廃した国会議事堂
赤根武瑠(タケル)「なんだこれ・・・」
櫻井華(ハナ)「酷いわね・・・」
碧川瑛士(エイジ)「議事堂なんて初めて来たのになぁ」
倉石 龍太(リュウタ)「あぁ・・・まさかこんなことになっているなんてな」
倉石 龍太(リュウタ)「!!」
倉石 龍太(リュウタ)「ブラックメガトンパンチ!」
碧川瑛士(エイジ)「お見事」
赤根武瑠(タケル)「とにかく、あのカイゼルとか言う人を 見つけてなんとかしないと・・・」
櫻井華(ハナ)「そうね これ以上被害が広がらないうちに 止めなきゃ」
〇暗い廊下
倉石 龍太(リュウタ)「いっちょあがり」
碧川瑛士(エイジ)「奥に行くほど増えてくるね」
赤根武瑠(タケル)「目的地近いのかな」
倉石 龍太(リュウタ)「かもしれん」
碧川瑛士(エイジ)「! 下がって!」
赤根武瑠(タケル)「な、なんだ!?」
倉石 龍太(リュウタ)「レジーナ・・・!」
碧川瑛士(エイジ)「ヤン、インも一緒か」
赤根武瑠(タケル)「これはどうなってるんだ? なんでこんな・・・」
レジーナ「・・・・・・」
櫻井華(ハナ)「きゃっ!」
赤根武瑠(タケル)「ピンク!」
倉石 龍太(リュウタ)「何するんだレジーナ!」
碧川瑛士(エイジ)「くっ・・・!一体どうしたっていうんだ? 三人とも」
櫻井華(ハナ)「何か変よ」
倉石 龍太(リュウタ)「!!」
レジーナ「!!」
倉石 龍太(リュウタ)「レジーナ!」
倉石 龍太(リュウタ)「しっかりしろ、俺だ、 わからないか!?」
レジーナ「うぅぅぅぅっ!」
倉石 龍太(リュウタ)「いって!」
赤根武瑠(タケル)「イン!どうしたんですか、 落ち着いて!」
赤根武瑠(タケル)「わわわっ」
赤根武瑠(タケル)「イン・・・!声が聞こえてないのか?」
碧川瑛士(エイジ)「どう考えてもおかしいね いつもの彼らじゃない」
倉石 龍太(リュウタ)「操られてる、とか?」
レジーナ「うぅぅぅっ」
〇怪しげな祭祀場
カイゼル「ふむ、これがサイエンジャーか 早速木偶どもと交戦しているな」
カイゼル「再調整はうまくいっているようだ」
カイゼル「ククッ」
〇暗い廊下
「はぁ・・・ はぁ・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
碧川瑛士(エイジ)「くそ、やりにくいな・・・」
櫻井華(ハナ)「ホントね、今となっては」
倉石 龍太(リュウタ)「レジーナ、レジー・・・」
レジーナ「うぁぁぁっ!」
倉石 龍太(リュウタ)「うぁっ」
櫻井華(ハナ)「ブラック!」
赤根武瑠(タケル)「くそっどうにかできないのか?」
碧川瑛士(エイジ)「倒すしかないんじゃないの」
櫻井華(ハナ)「そんなの・・・そんなのって」
赤根武瑠(タケル)「それしかないのか?それしか・・・」
赤根武瑠(タケル)「・・・所長」
イン「はぁっ」
赤根武瑠(タケル)「!!」
赤根武瑠(タケル)「くっ・・・」
イン「・・・・・・」
イン「・・・・・・っ」
赤根武瑠(タケル)(なみだ・・・?)
ヤン「・・・・・・・・・」
櫻井華(ハナ)「ヤン・・・!」
碧川瑛士(エイジ)「震えてる・・・まさか」
レジーナ「・・・・・・っ!」
倉石 龍太(リュウタ)「泣いてるのか、お前・・・!」
赤根武瑠(タケル)「皆も苦しんでるんだ・・・」
赤根武瑠(タケル)「助けなきゃ!」
「!!」
碧川瑛士(エイジ)「光ってる」
櫻井華(ハナ)「これ、叔父様が作ってくれた・・・」
倉石 龍太(リュウタ)「使えってことか、これを」
赤根武瑠(タケル)「うん・・・」
赤根武瑠(タケル)「助けるよ・・・皆!」
「おぉ!」
〇ソーダ
赤根武瑠(タケル)「レッドアタック!」
櫻井華(ハナ)「ピンクアタック!」
碧川瑛士(エイジ)「ブルーアタック!」
倉石 龍太(リュウタ)「ブラックアタック!」