エピソード1(脚本)
〇通学路
華「キャ〜ちこく、ちこく〜!!」
華「私、如月 華(きさらぎ はな)。 今年から中学2年生。 今日は入学式なのに、初日から大ピンチ!」
華「キャッ!?」
華「イタタタ・・・」
華「ハッだ、大丈夫です、かああああ!?」
千春「痛っ!もう、」
千春「気をつけてくださいね、て・・・ええええ!?」
華「お、お前は、あの時の・・・!」
千春「いや、あなたの妹ですけど」
華「はっ、そうか、あの呪いが原因だったのか・・・クソッ!」
千春「いや、あのだから、あなたの妹の如月 千春(きさらぎ ちはる)ですけど」
華「・・・ああ、なんだお前か」
千春「えっ、なんで急にそんな冷静になんの?コワッ」
華「おはようございます千春さん。 今日も良い天気ですね」
千春「やめて、敬語やめて。 なんかこっちが辛くなってくる・・・」
華「てか、お前なんか臭くね?」
千春「唐突に失礼だな!? いや、でも確かに言われてみれば・・・」
千春「スンスン臭ッ!?」
華「あっ、そういえば、ぶつかった時にお前に持ってたものぶっかけた気がするわ」
千春「は?え、なに持ってたの?」
華「牛乳」
千春「え?は?も、もう一回言って・・・?」
華「だ〜か〜ら〜」
華「牛の・・・ミ、ミルク//」
千春「・・・え、バカなの??」
千春「いや、今のどこにも照れる要素なかったよね!?」
千春「てか、なんでお前は朝に牛乳飲みながら登校してんの?!」
華「・・・つかぬことを聞くが、お主身長は?」
千春「えっ、168cmだけど」
華「そうかそうか」
華「して、儂は何cmに見える?」
千春「・・・150cm」
華「・・・」
千春「・・・」
華「うわああああああああ!!!」
千春「うわっ、急に何?」
華「・・・クソが」
華「150cm以上の人間は全員いなくなればいいのに・・・」
千春「殺意が高えなぁ、おい」
華「私、来世は絶対マサイ族になるんだ・・・!」
千春「意味がワカラン」
千春「ほら、馬鹿なこと言ってないで学校行くよ、華」
華「姉なのに・・・、華って・・・、おねえちゃんでもなく・・・、華って・・・」
千春「面倒くさいなっ!?」
華「もうヤダ。 うちは竹馬に乗って登校するんや・・・!」
千春「はい行くよー」
2人とも冗談で言っているのか、本気の会話なのか最後まで謎でした。身長が高い妹、きっと姉にとっては煙たい存在なのでしょうね。もうひとりの姉妹の登場が待ち遠しいです。