天才比べ

竜谷 晟

エピソード3(脚本)

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竜谷 晟

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〇教室
後輩ちゃん「なるほど」
後輩ちゃん(確かにこの部室は空き教室を利用しており”そうゆう目”で見ればものを隠せる場所は多い様に思える)
後輩ちゃん(だが────)
後輩ちゃん「舐められたものですね」
後輩ちゃん「こんな”私有利”なルールとは」
先輩「そうかな? 結構公平だと思うけど」
後輩ちゃん「・・・・・・分かりました 制限時間などはどうしますか?」
先輩「うーんそうだね そこも含めて、細かいルールを紙にまとめておこう」
  以下、ここにルールを示す
  ルール1 このゲームは推理ゲームである
  ルール2 参加するだけで千円分の報酬
  さらに勝てば五千円の報酬
  ルール3 ソレをこの教室に隠している
  ルール4 全て見つけることができれば勝利
  ルール5 一枚でも取り残せば敗北
  ルール6 五千円は千円札に崩してある
  ルール7 私が教室を出ればスタート
  ルール8 タイムリミットは私が家に帰って電話するまで(およそ20分)
先輩「こんな感じでいいかな?」
後輩ちゃん「ふむふむ」
後輩ちゃん「え? 何で帰るんですか?」
先輩「ツッコミが疲れた」
後輩ちゃん(う〜ん なかなかの説得力)
先輩「まぁ、やる事ないし 一人の方が探しやすいだろう」
後輩ちゃん「ではとっとと始めましょう」
先輩「あぁ、分かった」
後輩ちゃん「え、始めるって言ったのになんでまだ居るんですか?」
後輩ちゃん「さっさと出てけよ」
先輩「出てけよ!?︎ タメ語!?︎」
先輩「てゆうか命令形!? 良いよ分かった出て行くよ!!!」
後輩ちゃん(少しからかいすぎたかな?)
後輩ちゃん(まぁ先輩は感情が長続きする性格ではないし 明日には普通に話しかけてくるだろう)
先輩「それじゃあ──ゲーム開始」

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