コスプレ学園の●●●

ヤマハゲ

5話ゴワな服を脱げるなら(脚本)

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〇お嬢様学校
優輝(まさかターゲットと接触していたなんて!完全にターゲットは会長だと誤解していた。組織にも伝えておかなければ)
  ハト︙クルックルックー
優輝「伝書鳩のでんチャン。組織に運んでくれ」

〇ファンタジーの教室
アヤメ「本日は以上で終わりです。パンナさん、ふみふみさん、優輝さんはこのあと生徒指導室まできなさい」
パンナ「何故でしょうか。可愛すぎるからですか?」
アヤメ「緊急時以外において学園の敷居をまたがないように厳しく注意するためですよ」
パンナ「他の二人は夜中からいたのでわかるけど、私は朝ちょっと早く来ただけなのに」
アヤメ「今日が入学式で今日から生徒なのよ。生徒ではない昨日に貴方が監視カメラに撮られていたの。なにか言えるかしら?」
パンナ「世の中には日付変更線というものがありまして、妖精の国との差がうまれてたんですよ」
アヤメ「詳しくは指導室で聴きます」

〇取調室
パンナ「指導室っていうか取り調べ室じゃない!」
ふみふみ「さすが何度も捕まっている人はすぐ分かるわね」
パンナ「テレビドラマで見たことあるだけだよ」
優輝「体育館もボロボロで椅子だけ近未来だったり、この学園いろいろ変わってるよな」
  アナウンス︙優輝君だけ校長室まで来るように。他の二人はそのまま待機してなさい
優輝「行ってくるわ」
ふみふみ「結局一人ずつ呼び出されるのね」
パンナ「暇だなー。そうだ、動画見せてあげるね。あれ?本体からデータ消えてる」
ふみふみ「ネット上では2話のみ公開されてるわよ。過激な動画で削除されたのかと思っていたのだけど」
パンナ「学校の敷地で撮っていたら白髪のジジイが割り込んできてめちゃくちゃにされた内容なんだけどね」
ふみふみ「やっぱりつまらなさそうね。素人が動画編集しないでぶっつけ本番でやるからよ」
パンナ「編集面倒そうっていう理由もあるけどさ。私は事故も含めて生でやりたいんだ」
ふみふみ「本当に事故だったのかもね。割り込んできた人と私が保健室に連れて行った人が同一人物だとしたら・・・」
ふみふみ「保健室で寝て起きたら、ホラー映画見てそのままにしてたはずのタブレット画面がパンナの動画画面だったのよ」
ふみふみ「1話目見たけどつまらない親父ギャグで途切れるし、ライブ放送してるからついでに見たのだけど」
ふみふみ「つまらなさ過ぎたのでコメント送ってあげたら返ってきたコメントもゴミだったのよ」
パンナ「仮に同一人物でも問題なくない?私への誹謗中傷の方が問題だよ。可愛い子に対する嫌がらせかな」
ふみふみ「貴方の可愛さの方がどうでもいいわ。意図的に消されたなら私達があった人物が会長の弟かもしれない」
パンナ「そんなミステリー小説みたいな話より私の可愛さをどう世に広げるかを考えたほうがよっぽど価値あるよ」
優輝「ふぅ。今度はパンナとふみふみ二人一緒に校長室まで来るようにってよ」
ふみふみ「疲れてるわね。こってり絞られるの覚悟して行くしかないわね。パンナ、日付変更線とか余計話が長引くこと言わないでよ」
パンナ「うん日付変更線は私もイマイチの出来だと反省してる。私の動画データじゃなくて監視カメラのデータが消えてたら良かったのに・・」
ふみふみ「ん!監視カメラにあの人も映ってたんじゃない」
パンナ「ふみふみ賢い。監視カメラのデータ貰って面倒だけど音声は編集ソフトで入れて復元してやる」
ふみふみ「これから怒られにいくのに、やる気に満ちてて羨ましいわ」

〇校長室
理事会長「待っていたよ。座りなさい。時間外に学園に侵入したそうだね」
パンナ「それはひとまず置いといて。話の前に注文が先だよね。私、アイスコーヒーとモンブランで」
ふみふみ「私はルイボスティーと金塊でお願いします」
理事会長「ここは喫茶店ではないぞ。だが金塊はないが校長が貯めているコインならある」
ふみふみ「そのコインで手を打ちましょう。聞きたいことは何でしょうか?」
パンナ「茶菓子1つ出さないなら話すモンブランも話せないんだモンブラン」
理事会長「さすが弟に目をつけられただけはある。その勇気は素晴らしいが君達は立場をよく理解したほうがいいな」
ふみふみ「弟ってことはやっぱり」
理事会長「ほう。気がついていたかね。パンナ君といったかな。君も気づいていたのかね」
パンナ「・・・」
  トントン。失礼致します
ボデェガァ「飲み物とケーキとお餅お持ちしました」
理事会長「うん、良いタイミングで持ってきてくれた。これで話す気になってくれたかな。君は下がって良いぞ」
ボデェガァ「失礼しました」
パンナ「良い仕事しますね。弟の事は気づいていたよ。ほんのついさっきね」
理事会長「監視カメラに弟が映っていると聞いてね接触した人物に話を聞かせてもらいたいんだ。時間外に学校に入ったことは責めたりはしない」
ふみふみ「道に迷ってて泊まるとこなさそうだったので保健室まで連れて行ってあげたの。保健室でホラー映画見て寝たら朝起きたらいなかった」
理事会長「なるほど。弟が迷惑かけたね。弟に代わり礼を言うよ。ありがとう。それで弟はどこに行くかは行ってなかったかな?」
ふみふみ「世界をまたにかけているとかそんな話はしてましたけど、何処に行くとかは話してないですね」
理事会長「パンナ君はなにか聞いていないかい」
パンナ「ナンパされてホテルに連れ込まれるかもしれないかもしれない相手に何処行きますかって聞いたりしないよ」
理事会長「・・・それはすまなかったね。身内が申し訳ない」
パンナ「慰謝料請求しますね」
理事会長「しつこくないナンパだけだと慰謝料請求難しいだろうな。君はよくナンパされるのかい?」
パンナ「その発言セクハラですよ。朝も優輝にパンツ覗かれました。可愛いくてぬけてそうだと性被害が日常で大変ですよ」
ふみふみ「アイツ覗き魔なの?」
パンナ「偶然装ってパンツ覗くの常習化してると思う」
理事会長「でも君仕返しに沢山蹴ってるでしょ。ケンカ両成敗で彼にも事を大きくしないように注意したけど防衛もやりすぎると犯罪になるよ」
パンナ「ふんっ今回は大目に見てやりますよ。私、監視カメラに映ったデータ欲しいんですけどどうすれば貰えますかね」
理事会長「すまないが監視カメラに映ったデータは例え本人が映ったデータであっても警察か弁護士通さないと渡せないよ」
パンナ「そんな!私の初動画が。二度とアップできないなんて」
理事会長「それは残念だね。だがデータは渡せないので諦めなさい。だが会長の力を使えばなんとでもできる。是非君達に協力して欲しいんだが」
理事会長「弟を探してほしい。見つけ次第私の部下に連絡をくれないか。これは極秘にしてほしいのだができるか」
パンナ「データ貰えるならやりますよ」
ふみふみ「校長のコインで手を打つわ」
理事会長「この辺りにいるかもわからないからな。いたらで構わないんだ。なにしろ顔を公開されるといろいろ狙われてしまうからな」
理事会長「顔を知っているのは君達生徒3人だけだ。優輝君も協力してくれる。よろしく頼むよ」

〇華やかな広場
優輝「これから俺はどうしたら良いんだ。あの会長に逆らえないが、組織を裏切るような事はしたくない。クソっ」

〇校長室
理事会長「忍び一族の景気はどうかね」
優輝「変装技術も暗殺能力もこの学園からしたらお子様レベルですよ」
理事会長「逆恨みは良くないよ。それに君達の世代には私達の遺恨は感じてほしくないな」
優輝「どれだけ苦しめられたか小さい時から聞いてましたからね。貴方の弟からどれほどの圧力を受けてきたかをね」
理事会長「隠密能力も高くはない君達の組織では、大方私が犯人だと思っていたんじゃないのか?弟が安全な所から牛耳っていたのを知らずに」
理事会長「そもそも私に弟がいることすら掴めていなかったかもしれないがね。だからこそ廃業寸前まで追い込まれる状況なのだろう」
優輝「俺からすればアンタも同罪で制裁処分で構わないんだが」
理事会長「私を殺せば少しは気も晴れるだろうが、真犯人の手の内で転がされる不名誉を背負うことになるがいいのかい」
優輝「だからこそ、今お前に手を出さないでいるんだ」
理事会長「偉いぞ。だが君は他の案件で捕まる可能性もあると言うことを理解したほうが良い」
優輝「えん罪でもなすりつけるか」
理事会長「深夜の校舎に忍込み女生徒のパンツを覗き乱暴を働こうとした。実際は女生徒が抵抗したから事なきを得たがね」
優輝「何故それを」
理事会長「君と彼女達を別々に呼ぶのには万事解決したかったからさ。君さえ良ければ彼女との和解の責任を約束しよう」
優輝「もともとそんな大げさな事になっていない。和解の仲介は必要ない」
理事会長「女性が性暴力を隠したがるのは当たり前。起訴はできないが君を退学処分にはできる。婦女暴行の汚名を組織に被らせたいか」
優輝「パンナならきっと俺を擁護してくれる。変な奴だけど信頼できる奴だ。俺が偶然パンツを見てしまっただけだと悪意はなかったと」
理事会長「パンナが証言しなくても防犯カメラに映っている記録から犯罪は立証される。二人だけの問題ではない。事は学園内で起きているのだ」
理事会長「他の生徒にも危害が出る可能性があるため、学園として犯罪者予備軍を退学させることなど造作もない」
優輝「くっ俺に何をさせたいんだ」
理事会長「そう苛立つな。君は役に立つ。後日パンナがなにか言ってきても和解が成立したと擁護してやる」
理事会長「それに君には楽しい学園生活を送って欲しいだけだ。仮に弟を見つけても殺さずに私に報告してくれ。連絡は伝書鳩にするか?」
理事会長「組織には伝書鳩で連絡しているのだろ。知っているさ。やり方は問題ないな?この鳩を使いなさい。私の部下に届けてくれる」
優輝「俺にTwo Heartをやれと」
理事会長「懐かしいな。主人公はヒロインとの距離が近づいていたのに突如現れた女性アンドロイドに親しくなっていく」
理事会長「微笑ましく思っていたヒロインもやがて主人公から相手にされなくなり嫉妬していく」
理事会長「アンドロイドの動力である命がつきかけ止まってしまう。アンドロイドが止まれば振り向いてくれると思っていたヒロインだったが」
理事会長「主人公は失意の底から抜け出せずに関係は余計悪くなる。若い女の心臓で動く悩ましくも呪われた人形に同化する事を決意する彼女」
理事会長「アンドロイドとして愛される彼女の悲しい結末は泣けたな。それ故の複数形のハーツではなく単数のハート」
理事会長「マルチエンディングで当時流行ったものだ。アニメ化もしてオープニング、エンディング共に良い出来だった」
理事会長「そのエンディングを歌っていたのが「スパイ」。二重スパイを意味するトゥハートを君が知っているのは少し嬉しいよ」
理事会長「なあに、君の組織には私が操り人形で弟が真犯人だと教えてあげればよい。すでに実行済みだろ。後は学園生活を謳歌しなさい」
理事会長「学園を卒業すれば弟を好きに探せば良い。この学園は君の隠密能力を高めること間違いなしだ。これで話は決まったな」

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