やけに忙しない女(脚本)
〇オフィスのフロア
部屋のドアを開けた瞬間、電子版の破片が飛び散る。
私「うわっ!」
先輩「いかんいかん、私ったら! 焦るとすぐにこうなるのよ、急がば回れって何度も自分に言い聞かせたのにこの有様よ、まったく──」
先輩「おっ、おは!」
私「先輩、おはようご────」
先輩「ああああああああ! もう!」
先輩「先にこの作業するって決めたじゃん私! これじゃまるで、味噌を入れずに味噌汁を完成させてるのと大差ないわよ!」
私「先輩──」
先輩「ああああああああ! あぁ! あぁ!」
先輩「しまった!この装置を組み込まないと、入った時に、体が千切りみたいにバラバラにされちゃうところだった!」
私「先輩!!! 朝から何をそんなに忙しなくしているんですか!」
先輩「! まだ知らなかったのね」
先輩「設備が整った! 今日から私たち、「あちらの世界」に行けるのよ!」
おぉ!?これから物語がスタートするって感じですね!!彼女たちはどうなるのでしょうか?気になりますねー!