2話には2羽のハトがいる(脚本)
〇電車の座席
パンナ「みなさん、おはようございます。今朝は電車をジャックしてお送りしてます」
パンナ「なお、始発列車のこの車両には私だけです。決して他の乗客に迷惑をおかけしていないことは断言しておきます」
パンナ「昨日はおじさんに絡まれて大変でした。そして視聴者数はなんと、ゼロ」
パンナ「1日たっても増えませんでした。・・・いっそのこと視聴者人数マイナスになって虚数世界になってしまえとか思ってませんよ~」
パンナ「あれっ視聴者1人になった〜!こんな朝早い時間なのに。良ければメッセージ送って下さいね」
パンナ「ぜひお友達にも観るように勧めて下さい。友達多い人だと嬉しいなぁ。あぁでもでもボッチさんでも全然構いませんよ」
ハト︙パンナさん明るくて羨ましいです。人見知りの私は入学式が不安です。高校では元中の友達は誰もいません。
パンナ「ハトさんお便りありがとう。お悩み相談ですね。力になりましょう。でも私もハトさんと同じで恥ずかしがり屋さんなんですよ」
パンナ「誰にもみられてないと思うから多少無茶できるんです。そして役になりきる事です。コスプレは最強なんですよ」
パンナ「パンナに元気をくれたハトさんだもん。絶対友達できるよ。一番最初は勇気いるけどきっと楽しい学園生活になるはずだよ」
パンナ「私も頑張るからお互い頑張ろうね。参考になる事、何一つ言ってないけど変にアドバイスするより素の自分がきっと一番だと思うよ」
パンナ「ちょうど駅に着きました。ではまたお会いしましょう。またね~」
パンナ(私の動画放送知ってるのは一人だけだけど、ハトさんの正体があの人じゃないよね)
パンナ(迷惑おじさん)
けいびーん「エヘ」
ハト︙パンナさんありがとう。恥ずかしいけど頑張ってみます。応援するのでパンナさんも頑張って下さい。
パンナ(あのおじさんは羞恥心なんて持ち合わせてないか。ハトさんと同一人物なわけないや。入学式どんな子いるのか楽しみだな)