堀田探偵シリーズ第二弾『魔法使いと音の無い雨が降る町』

komarinet

第十話 手紙(脚本)

堀田探偵シリーズ第二弾『魔法使いと音の無い雨が降る町』

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〇屋敷の門
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「ありがとう、ロンくん」
初刷 論(はつずり さとし)「僕、車停めてきますね」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「ああ、頼む」

〇旅館の受付
初刷 論(はつずり さとし)「所長、伊織に連絡する前に 風呂に行ってもいいですか?」
初刷 論(はつずり さとし)「ここの大浴場、最高なんすよ!」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「いいけど」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「部屋に戻ってすぐ寝るのは 止めてくれよ?」
初刷 論(はつずり さとし)「大丈夫ですって 仕事のことも忘れてません」
初刷 論(はつずり さとし)「夕飯もまだですし!」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「そっちが理由の大半のような 気がするな」
???「いやー、よく働くと 温泉も一段と楽しみだな」
初刷 論(はつずり さとし)「あっ!」
牧村 廉太郎(まきむら れんたろう)「なんだ、お前ら同じ宿だったのか」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「知り合いか?」
牧村 廉太郎(まきむら れんたろう)「警視、今朝会ったばかりです」
牧村 廉太郎(まきむら れんたろう)「探偵の・・・」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「ああ、あいつらか」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「まさかここで会うとは思わなかったぞ」
牧村 廉太郎(まきむら れんたろう)「堀田です」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「堀田くん」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「これは猪仲警視どの。 お仕事お疲れ様です」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「うむ。今日もよく働いたよ」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「ところで君たち、 まだ帰ってなかったのかね」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「我々の目の前をうろつくなと 忠告したはずだが?」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「ええ、申し訳ありません。 もうすぐ解決しそうなのですが」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「なかなか人探しが難航してまして」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「人探しか。気楽なもんだな」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「我々は国会議員の事件を 取り扱ってるっていうのになぁ」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「はっはっは」
牧村 廉太郎(まきむら れんたろう)「警視、早く大浴場へ行きましょう」
牧村 廉太郎(まきむら れんたろう)「夜は宴会の方もご用意してますので」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「おお、そうだった」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「全く朝から夜まで スケジュールぎっちりで困ったもんだ」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「では、我々はこれで」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「はい、失礼します」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「ああ、そうそう」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「今日、警視庁から部下を 大量に呼び寄せた」

〇田んぼ
猪仲 代州(いのなか よりくに)「この私だからできる緊急配備だ」

〇農村
猪仲 代州(いのなか よりくに)「人海戦術で昼も夜もこの町を 隅から隅まで調べ上げる予定だ」

〇旅館の受付
猪仲 代州(いのなか よりくに)「数日で結果はでるだろう」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「怪しそうな町民には どんどん任意で話を聞いている」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「君らは怪しそうだから 部下がすぐ捕まえそうだな」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「いや、もしくは」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「撃たれてしまうかも、な」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「なにせ我々が追っているのは 国会議員殺害犯」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「国賊と言っても差し支えない輩だ」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「部下には発砲を許可してある」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「迷うくらいなら撃て、とね」
「・・・」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「冗談だよ、冗談!」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「上官の冗談! はっはっは!」
牧村 廉太郎(まきむら れんたろう)「警視、そろそろ」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「おお、そうだった。 じゃあ、お疲れ様」
牧村 廉太郎(まきむら れんたろう)「すまん」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「気にするな」
牧村 廉太郎(まきむら れんたろう)「だが緊急配備の話は本当だ」
牧村 廉太郎(まきむら れんたろう)「しばらく出歩かない方がいいぞ」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「ご忠告、どうも」
初刷 論(はつずり さとし)「所長、何なんですか。あいつら!」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「警察だろ?」
初刷 論(はつずり さとし)「あんなに嫌な奴、俺初めてです!」
初刷 論(はつずり さとし)「部屋戻りましょう 伊織も待ってるでしょうし」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「風呂には行かないのかい?」
初刷 論(はつずり さとし)「あいつ等と鉢合わせしたくないんで 後にします!」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)(緊急配備? 今夜から?)
堀田 晴臣(ほった はるおみ)(何も起きなければいいが)

〇空
浜 伊織(はま いおり)「遅い」

〇おしゃれなリビング
浜 伊織(はま いおり)「一体いつまで待たせる気ですか」
浜 伊織(はま いおり)「出ましたよ、解析結果」

〇旅館の和室
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「すまない」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「ちょっと警察に難癖つけられてね」
初刷 論(はつずり さとし)「すげー嫌なやつだぜ。 伊織も会ってみればいいよ」
浜 伊織(はま いおり)「遠慮しとく。 初対面で殴りそうだもの」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「本当にやりそうで怖いね」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「それで、結果は?」

〇おしゃれなリビング
浜 伊織(はま いおり)「まずGPS発信機ですが 封筒の厚紙の間に仕込まれてました」
浜 伊織(はま いおり)「装置は自作で、薄型にするため 特注の材料を使用していました」
浜 伊織(はま いおり)「とても一般人が手に入れられる ものではありません」
浜 伊織(はま いおり)「泉礼華のクレジットカードや ブラウザ履歴も確認しましたが」
浜 伊織(はま いおり)「発信機等を調べたり購入サイトを 閲覧したこともなく」
浜 伊織(はま いおり)「恐らく発信機は送り主が 仕込んだものかと」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「つまり佐々木哲司が仕込んだ 可能性が高い、と」
浜 伊織(はま いおり)「恐らくは」

〇旅館の和室
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「筆跡とか指紋に関して 何かわかったことはあるかい?」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「手紙を別人が書いたり すり替えたような跡はなかったかな?」
浜 伊織(はま いおり)「無いですね」
浜 伊織(はま いおり)「指紋や筆跡はもちろん、 化学物質、放射線も調べました」
浜 伊織(はま いおり)「あの手紙は20年間間違い無く 佐々木哲司が書いたものです」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「そうか・・・」
浜 伊織(はま いおり)「ただ・・・」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「ただ?」

〇おしゃれなリビング
浜 伊織(はま いおり)「泉礼華の母親が亡くなる前」
浜 伊織(はま いおり)「娘への手紙を読んで ため息をついたらしいんです」

〇綺麗な病室
泉 礼華(いずみ れいか)「はい、お母さん。 今月のお父さんの手紙」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「ああ、ありがとう」
泉 礼華(いずみ れいか)「お母さんも変な人ね」
泉 礼華(いずみ れいか)「そんなにお父さんが気になるなら 直接連絡すればいいのに」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「誰があんな歴史バカに 連絡するもんですか」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「これはね、検閲よ。検閲」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「あの人が礼華に変な話吹き込まないか チェックしてるだけよ」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「・・・」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「・・・そっか」
泉 礼華(いずみ れいか)「お母さん?」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「ううん、何でもない」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「あの人も、もう歳なんだなって」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「そう思っただけ」
泉 礼華(いずみ れいか)「えっ? いつもと内容変わらないよね?」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「私の方が少しだけ長くあの人と 一緒に居たからかしらね」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「些細なことがわかっちゃうのよ」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「はあ・・・」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「少しだけ──残念」
泉 弥生子(いずみ やえこ)「ごほっ・・・ごほっ」
泉 礼華(いずみ れいか)「大丈夫! お母さん!」

〇旅館の和室
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「夫婦しかわからないような 手紙の変化・・・か」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「GPSの恨みもあっただろうに よくその話を聞き出したね」
浜 伊織(はま いおり)「もちろん、彼女がシロだと わかった後ですけどね」
浜 伊織(はま いおり)「あまりに手紙から何も出てこないので 追加で聞き取りしたまでです」
浜 伊織(はま いおり)「ちなみにその手紙に変化が あった時期ですが──」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「ああ、それは言わなくてもわかるよ」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「一年前、だろう?」

〇おしゃれなリビング
浜 伊織(はま いおり)「そっちでも何か掴んだんですね」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「まあね」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「ところで浜くん。 手紙の内容だけど・・・」
浜 伊織(はま いおり)「PDF化済みです。 後ほどメールで送ります」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「流石だね。助かるよ」
浜 伊織(はま いおり)「べ、別に。これくらい当然です!」
浜 伊織(はま いおり)「私はどうします? このまま東京に?」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「いや、こっちも人手が欲しい」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「明日の朝一で長崎に飛んでくれるかい?」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「空港へは迎えに行く」
浜 伊織(はま いおり)「了解です」

〇旅館の和室
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「助かったよ。じゃあ、また明日」
浜 伊織(はま いおり)「はい、お疲れ様です」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「というわけでロンくん。 明日浜くんのお迎え、頼むよ」
初刷 論(はつずり さとし)「わかりました」
女将さん「堀田様、ご飯の支度が整いました」
初刷 論(はつずり さとし)「はーい! いま行きます!」
初刷 論(はつずり さとし)「所長、先行ってますね」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「・・・」

〇綺麗な病室
泉 弥生子(いずみ やえこ)「少しだけ──残念」

〇旅館の和室
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「僕も、同じ気持ちです」

〇空

〇空港前
浜 伊織(はま いおり)「ロン・・・はまだ来てない、か」
浜 伊織(はま いおり)「到着は定刻通りだったのに」
浜 伊織(はま いおり)「まさかとは思うけど どこかで寄り道してないわよね」
???「おーい、浜くん!」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「すまない、待ったかい?」
浜 伊織(はま いおり)「所長!? あれ、でもこの車・・・」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「車はちょっと訳ありでね また借り直したんだ」
浜 伊織(はま いおり)「そう、ですか」
浜 伊織(はま いおり)「ロンは居ないんですか?」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「ロンくんには車の返却を お願いしてる」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「音無雨まではバスで帰るそうだ」
浜 伊織(はま いおり)「そうですか」
浜 伊織(はま いおり)「ふふ・・・」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「ご機嫌だね。 良いことでもあったのかい?」
浜 伊織(はま いおり)「別に、いいことなんて──」
浜 伊織(はま いおり)「・・・」
浜 伊織(はま いおり)「わナンバーなんですね」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「急だったからね。まあ仕方ないさ」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「さあ、乗って。 長旅で疲れただろう」
浜 伊織(はま いおり)「や、そんなことは」
浜 伊織(はま いおり)「所長、どうしたんですか」
浜 伊織(はま いおり)「なんか、いつもと違うみたい」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「そうかな? 別にいつも通りだが」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「あっ、そうだ。時間もあるし」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「音無雨に向かう前に市内で 美味しいものでも食べていこうか」
浜 伊織(はま いおり)「・・・えっ?」
浜 伊織(はま いおり)「所長、音無雨の雨水でも飲みました?」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「どういう意味だい? 僕だってたまには部下を労うさ」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「じゃ、行こうか」
浜 伊織(はま いおり)「・・・」
浜 伊織(はま いおり)「そういうことか」
初刷 論(はつずり さとし)「何だ、あれ」
初刷 論(はつずり さとし)「伊織だったよな」
初刷 論(はつずり さとし)「やべっ、見失う。 とりあえず追うか!」

〇寂れたドライブイン
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「すみません。 町内会に用があるのですが」
警察官「町内会は現在立ち入り禁止です」
警察官「お引き取り願います」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「何かあったんですか?」
警察官「申し上げられません」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「では、町内会長さんの 佐々木さんを呼び出してもらえますか」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「彼と約束がありまして」
警察官「お取り次ぎはしておりません」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)(例の警視が言ったとおりか)
堀田 晴臣(ほった はるおみ)(こりゃ佐々木に会うのも一苦労だぞ)
???「貴様、何をやっている!」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「お前だよ! 怪しげな眼鏡の男!」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「確かうちの部下の知り合いだったな」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「ここは警視庁が調査中だ」
猪仲 代州(いのなか よりくに)「立ち去らなければ 公務執行妨害で逮捕するぞ!」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「いえ、お仕事の邪魔をするつもりでは」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「失礼します」

〇田園風景
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「やれやれ、どこを見ても警察だらけ」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「これは調査どころじゃないな」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「はい、堀田」
初刷 論(はつずり さとし)「初刷です。 伊織を迎えに行ったのですが──」

〇車内
初刷 論(はつずり さとし)「あいつ何故か 知らない車に乗って空港を出ました」
初刷 論(はつずり さとし)「いま、それを追ってます」
妨害 晴臣(ほった はるおみ)「ええっ? 浜くんが!? 同乗者はだれなんだ?」
初刷 論(はつずり さとし)「乗るとこしか見てないんで わからないっすけど」

〇田園風景
堀田 晴臣(ほった はるおみ)(想定外だった・・・!)
堀田 晴臣(ほった はるおみ)(まさかあっちから仕掛けてくるとは)
堀田 晴臣(ほった はるおみ)(浜くんが危ない)
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「多少強引な手を使ってもいい。 その車、止められそうか?」
初刷 論(はつずり さとし)「結構なハイグレードのSUV ですからね・・・」
初刷 論(はつずり さとし)「本気出されたら多分引き離されます」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「そこをなんとか頼む」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「僕も別の方法で、 車を止められないかやってみる」

〇繁華街の大通り

〇車内
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「少し郊外になるんだが 雰囲気のいい中華でね」
堀田 晴臣(ほった はるおみ)「浜くんもきっと気に入ると思うよ」
浜 伊織(はま いおり)「本当ですか、楽しみですー」
浜 伊織(はま いおり)(・・・)

次のエピソード:第十一話 追跡

コメント

  • 怪しい偽ホッターのことは皆様にお任せして…

    ロンくん、いおりんのこと呼び捨てだっけ!?!?!?!? ←そこ!?

  • 浜はわかって乗っているように思えますが、果たして敵方の方が上手かどうか…

  • すっごく面白いですー!!!!!!感動して泣きそうになったかと思えば、謎が深まって気になって気になって!!!!!!気になっています!!!!!!!!
    続きがとっっっても気になります!!!!!!!
    こうかな?あれかな?とか考えながら読むの楽しいですね、、、
    余談ですが、私自身が読書にハマったきっかけが推理小説だったなぁーというのを思い出しました・・・
    面白いです!!

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