俺は明日から、オナ〇ーを止める!

九重杏也

エピソード1(脚本)

俺は明日から、オナ〇ーを止める!

九重杏也

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〇学食
たろう「人間の3大欲求。食欲、睡眠欲、そして性欲だ」
ふみや「どうした藪から棒に」
たろう「それらは俺たちが生きていく中で必須なんだ」
たろう「食事はいまこうして摂っている」
たろう「睡眠も、毎日寝ている」
ふみや「そだな」
れいか「おっ、空いてんじゃーん。邪魔するねっ」
わかな「ふみやくん、たろうくん、お邪魔します」
ふみや「ああ、れいかと、わかなも一緒か」
  たろうの隣にれいかが座り、ふみやの隣にわかなが座った。
  彼ら四人は十年を超える付き合い。幼なじみというやつだ。
れいか「それじゃ、いただきますっと」
たろう「おう。んでだな、残る性欲についてだが──」
わかな「・・・・・・んぇっ、ごほっ、ごほっ」
れいか「下世話な話してるのねアンタら」
たろう「至って大真面目な話をしている。死活問題なんだ」
れいか「あらそうなの」
たろう「つらい受験を超え、バイトとキャンパス生活で忙しい中、俺は欲望に従って自分を毎日慰めている」
ふみや「クズだなたろう」
れいか「ほんとクズね」
ふみや「でもマジなら体力は称賛に値するなお前」
たろう「だが、やはり毎日というのは疲労の色が濃い」
たろう「そして正気に戻って思うんだ。これは良くない。止めるべきだと」
たろう「だから、明日から! 俺は自慰を止める!」
ふみや「そうか、たろう、がんばれよ」
たろう「ただし明日からだ! 今日は致すぞ!」
れいか「はいはい、好きにすればいいじゃないの」
ふみや「同感だな」
たろう「だから俺は今日、最高のオカズで妄想を総動員し、未だかつてない快楽へとたどり着こうと考えている」
たろう「具体的にはれいかを俺の脳内で処す!」
れいか「・・・・・・アンタ、先月アタシにフラれたの根に持ってるのね」
たろう「もちろんだ。干支が回るほどの長い付き合いでイケると思ったのにあっさり振りやがって」
れいか「そこは逆に長い付き合いだから脈ナシというのに気付いてほしいわ」
たろう「だから俺の脳内で犯されろ」
れいか「いいわよ。アタシは正直、悪い気はしない」
たろう「・・・・・・え、なん、だと!?」
れいか「たろうが好きか嫌いかは置いとくとして、アタシは男性にそういう目で見られるの、悪くないかな」
たろう「マジか」
れいか「女として認められてるみたいで嬉しいよ?」
れいか「存分に妄想に使えば?」
たろう(コイツ、全然恥じらってねえ)
たろう(男性経験、あるのか)
たろう(そりゃ、あるんだろうな)
たろう(・・・・・・くそぅ)
れいか「だいたい、自慰なんて誰でもするでしょ」
れいか「アタシだってしょっちゅうだし」
たろう「なっ、うらわかき乙女の、自慰行為、だと・・・・・・!?」
れいか「そうそう。指でなぞって、それじゃ足りなくて」
れいか「アソコに挿入れて、内側から気持ちいいところをフニフニ触れてね」
  隣に座っているたろうにグッと身を寄せて、耳元で──
れいか「んあっ、イイッ、イクッ、イッちゃう、んあああああああっ!」
たろう「俺に犯させてください!」
れいか「却下で」
たろう「じゃあ付き合ってください!」
れいか「拒否」
たろう「んな生殺しなっ!?」
れいか「あははっ。今の嬌声を思い出して、夜中に一人でサカってちょうだいね」
たろう「くそう、許さんぞれいか。あとで脳内であられもない事にしてやるからな!」
ふみや「はあ、コイツらふたりともバカだ」
ふみや「わかなはああなっちゃダメだぞ」
わかな「あの、私は・・・・・・私も・・・・・・」
ふみや「ん?」
  ヘンにもじもじしながら、腕をぎゅっと縮こませてわかなは言った。
わかな「私も、自慰くらい、するから」
たろう・ふみや「・・・・・・」
れいか「そうよね。しないほうが人間性を疑うもの」
れいか「で、わかなはどんな感じでやってるの?」
れいか「やっぱり胸? その巨乳にどんなイタズラをしてるの?」
わかな「えと、胸で・・・・・・おっぱいでも、やるよ」
れいか「おおおおおおっ」
わかな「両手で、持ち上げながら、揉んだり」
わかな「先っぽを、ツンツンて、したり」
れいか「それでそれで!?」
わかな「・・・・・・それで、もっと欲しくなって、つまんでくりくりしたり、ひっぱったりするの」
れいか「そしてイッちゃうのね!?」
わかな「う、うん」
れいか「っくあー、この巨乳ちゃんめ。いいぞもっとやれー」
わかな「いや、その、恥ずかしいので、もう終わりで・・・・・・」
れいか「仕方ないなあ。じゃ、あとでアタシにも揉ませろわかなー」
たろう・ふみや「・・・・・・」
  れいかが完全におっさんのそれになっている中、たろうとふみやは視線を交わして頷き合ったのだった。

〇簡素な一人部屋
  その日の夜。
たろう「はあっ、はあっ、はあっ、おっぱい、おっぱい」
たろう「わかなの、おっぱい・・・・・・」
たろう「うおっ、うおっ、うおおおおおおおっ」
  絶叫と共に、たろうの子孫の源が辺りに勢いよくほとばしる。
たろう「・・・・・・ふう」
  そしてやってくる賢者モード。
たろう「・・・・・・明日から、オナ禁しよう」
  果たして、たろうは明日からオナ禁できるのだろうか?
  fin

コメント

  • リアルさが満載でお見事と思ってしまいます。特に、女子のオナ〇ー事情を聞いたときの男子のリアクションはw 男子はそういったところで女子に幻想を抱きますからねww

  • すごく楽しかったです!
    別に禁じなくてもいいんじゃないでしょうか。
    気持ちいいですし、他の人に迷惑をかけるわけでもありませんし。
    おかずの予定の女の子が変わってるの笑いました。笑

  • (笑)素直でいいですね!人間の三大欲だから誰も止めることはできないですよね、必然です。彼が今後どうなるのかなと気になりますが、もちろんですよね。(笑)

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