ワクワク!楽しい紅葉狩り!(脚本)
〇魔王城の部屋
クライ「サッドネスを失った以上、我々も体制強化せねばいかんな!」
クルエル「わらわが行こうか」
クライ「お前に託す。次とちったらタダじゃおかんぞ」
クルエル「では、行ってくる!」
ディスピア「俺の出番は?」
クライ「安心しろ。そのうち行かせる」
ディスピア「そうか」
ティアー「私にもまた出番を」
クライ「考えておく」
〇リサイクルショップの中
水曜日の放課後。
ハートフル「この前の文化祭っていうイベント、盛り上がったわ!」
ジョイフル「話はハートフルからも聞いてたよ」
グレートフル「文化祭、どうだった?」
ハートフル「すっごく楽しかったわ!」
春野桃子「萌黄ちゃんのお姉さんの学校の文化祭だったの!」
秋月萌黄「お姉様の演技、最高だったわ!」
夏木藍衣「あの演技はすごかったわ!」
冬元茜音「DJやステージショーも楽しかったわ!」
デライト「写真もありがとう!」
春野桃子「今月末は私たちの学校で学芸会があるの」
ジョイン「その日は見に行きたいわ!」
ファイン「どんな劇やるの?」
春野桃子「それは当日のお楽しみ」
ドクター・クワイエット「そういえば、紅葉狩りの時期ですが、今度私が連れていきましょうか?いい場所、見つけましたし」
ジョイフル「じゃあ、その日のシフトも考えた方がいいかも」
春野桃子「お店の経営も大変ね」
ジョイフル「何せ、俺は店長だからな。問屋や発注先との取引だって大変なんだぜ」
グレートフル「僕が代わりに仕切ったこともあるけどね」
ジョイフル「ま、お前は俺の良き弟だからな」
春野桃子「そういえばあの時もダークランドが襲ってきたわ。サッドネスを倒せたのはいいけど、またいつ来るか分からないわね」
ジョイフル「だな。俺たちの故郷を奪還するまで負けられない!」
夏木藍衣「そのためにも頑張らないとね!」
秋月萌黄「そうね!私たちも来年は中学生だしね!」
冬元茜音「勉強にも磨きをかけましょう!」
〇教室
数日後。
春野桃子「学芸会の劇、決まったね」
大久保樹「楽しみだぜ、学芸会!」
山下俊樹「そうだね!」
冬元茜音「あこのクラスの劇も楽しみね」
夏木藍衣「学芸会って、いろんな学年の劇が見れるから楽しみよね」
秋月萌黄「そうね!」
三村泰「おい、先生が来るぞ!」
「座らなくっちゃ!」
榎木麻衣「はい、皆さんおはようございます!」
おはようございます!
榎木麻衣「いよいよ学芸会の練習も始まります。しっかり練習していきましょうね!」
春野桃子「解りました!」
江口充「頑張ります!」
〇シックなリビング
その日の夜。
春野桃子「そういえば再来週の土曜日に学芸会だけど服装とかも準備しておかないとね」
春野雫「できるだけ早いうちに用意しないとね」
春野正幹「そういえば紅葉狩りのシーズンだね。桃子、今年も行くかい?」
春野桃子「うん!行きたい!友達も誘っていいかな?」
春野正幹「もちろんさ」
春野雫「じゃあ小鳥は私が面倒みるわね」
春野桃子(後でジョイフルさんたちに連絡しなくっちゃ)
〇女の子の部屋
寝る前。桃子はミラクルマジカルウォッチを使い連絡をしていた。
春野桃子「それでね、パパが紅葉狩りに私たちを連れてってくれるって!」
〇店の事務室
ジョイフル「そりゃよかったな」
〇女の子の部屋
春野桃子「樹君のところも大丈夫だって言ってたし、藍衣ちゃんや茜音ちゃんや萌黄ちゃんもその日は問題ないって!」
〇店の事務室
ジョイフル「じゃあ、その日はちゃんと親父さんの言うことをきちんと聞くんだぞ。おやすみ!」
〇女の子の部屋
春野桃子「うん!おやすみなさい!」
桃子は就寝した。
〇シックなリビング
紅葉狩り当日。
春野桃子「じゃあ行ってくるわね」
春野雫「桃子、ちゃんとパパの言うことをよく聞くのよ」
春野桃子「わかったわ」
メリー「小鳥の面倒は私が見るわ」
春野雫「はいパパ。今回のお弁当よ」
春野正幹「ありがとう。行ってくるよ!」
〇車内
メンバーは車で出発した。
春野正幹「いい天気でよかったね」
春野桃子「大きな公園での紅葉狩り、楽しみね!」
大久保樹「俺あの公園大好きなんだ!」
夏木藍衣「おじさん、今日はありがとう!」
春野正幹「いやいや気にはしてないさ」
冬元茜音「紅葉狩りって景色もきれいなのがいいのよね」
秋月萌黄「いっぱい写真撮影していきましょう!」
冬元茜音「そうね!」
〇霊園の駐車場
やがて車は公園の駐車場に停車した。
春野正幹「公園についたよ!」
大久保樹「ここってアスレチックもあるから思いっきり遊べるな!」
春野桃子「広いから、もしもの時に備えて待ち合わせ場所を決めないとね」
夏木藍衣「紅葉狩りって私大好きなのよね」
秋月萌黄「私もよ!」
冬元茜音「北海道にいたころはよく家族で紅葉狩りに行ったわ! 私のおじさんの家族と一緒だったの!」
秋月萌黄「そうなの!?」
冬元茜音「東京に引っ越してからもちゃんと連絡はしてるわ」
秋月萌黄「写真見せて!」
冬元茜音「これよ」
秋月萌黄「すごいわね!」
夏木藍衣「それじゃ、さっそく公園内を探検しましょう」
一行は、公園内を散策した。
〇見晴らしのいい公園
公園内を散策した面々はお昼ご飯を食べることになった。
春野正幹「それじゃあランチタイムといこうか」
メンバーは各自持参したお弁当箱を取り出した。
春野桃子「私のはパパとおそろいよ!」
春野正幹「サンドイッチがメインになってるんだ」
大久保樹「すごいなぁ。俺のだってすごいぜ!」
春野桃子「雑穀米のおむすびなんてびっくりしたわ!」
夏木藍衣「私のお弁当には蛙の肉が入ってるの!おじいちゃんとおばあちゃんが老人会で中国旅行へ行ってお土産で買ってきたのよ!」
大久保樹「驚いたぜ!テレビでも蛙の肉食べてる芸能人見たことあるぜ!」
秋月萌黄「私のお弁当はね、かなり彩り豊かなの!」
冬元茜音「カラフルなシュウマイもあるわね! 私のは中華風よ!」
夏木藍衣「そういえばごま油の香りが引き立ててるわね」
春野桃子「それじゃあみんなで食べましょう!」
その時だった!
クルエル「楽しい時間はこれで終わることになる!」
春野桃子「ランチタイムを邪魔しないで!」
冬元茜音「そうよ!関係ないじゃない!」
クルエル「やかましい!出てこい!ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!!!」
クルエル「今日のターゲットはあれだ!」
ディザスターが木の枝の上に止まっていた鳥だった!
クルエル「やっちまえ!」
スーパーディザスターが暴れだしたことで、公園内は大パニックに!
春野桃子「許せないわ!変身しましょう!」
「オッケー!!!」
〇キラキラ
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、かわいく登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私たち、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守って見せる!!」
〇見晴らしのいい公園
クルエル「今日こそお前たちの最期だ! 行け!スーパーディザスター!」
スーパーディザスター「スーパーディザスター!!!」
チアフルスマイル「行くよ、みんな!」
「オッケー!!!」
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
スーパーディザスターの周囲を囲む無数の花びら。
チアフルポップ「シック、私の力と合わせて!」
チアフルシック「オッケー、ポップ!チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
二人の合体技が功を奏し、青い稲妻がスーパーディザスターに命中した!
チアフルエレガント「次はこれよ!チアフルエレガントハート!」
一気に畳み掛けるチアフルエレガント!
クルエル「バカな!格段にレベルアップしてるぞ!」
チアフルスマイル「とどめを刺すわよ!」
「オッケー!」
〇カラフル
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
4人の描いたハートがクローバーとなっていく。
チアフルスマイル「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
「ミラクルマジカルハートライト、オン!」
そして4人はこう叫んだ。
チアフルスマイル「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
大きくなっていくクローバー。
チアフルスマイル「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミンナハッピー・・・」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」
〇見晴らしのいい公園
クルエル「貴様ら、次こそはそうはいかないから覚悟しておけ!」
そう言うと、クルエルは去った。
春野桃子「何とかうまくいったわね」
夏木藍衣「そうね。気を取り直してランチにしましょう!」
秋月萌黄「賛成!」
冬元茜音「そうね!おかずをみんなで取り換えっこしたりして楽しみましょう!」
メンバーは、気を取り直してランチを楽しんだ。
森月正彦「おやこんにちは」
大久保樹「先生も来てたんですか?!」
榎木麻衣「今日は私たちも散策に来てたんです」
森月正彦「この公園は僕らにとっても思い入れのある場所ですしね」
榎木麻衣「正彦さんと一緒にデートした場所なんですよ」
大久保樹「なるほど!それで、いつから結婚を意識したんですか?」
榎木麻衣「知らず知らずのうちですかね・・・」
春野正幹「ああ、これは!いつも娘がお世話になってます」
榎木麻衣「あ、春野さんのお父様ですね?」
春野正幹「はい!以前妻から話は聞いてました。PTAでのことを僕にも話してくださったんですよ」
秋月萌黄「先生、今月末の学芸会、頑張ります!」
榎木麻衣「頑張りましょうね」
春野桃子「はい!精一杯頑張ります!」
同じく紅葉狩りに来ていた先生たちとの会話も弾んだ、桃子たちだった。