モスキート音発生(脚本)
〇黒
華藤理 仙呼(嗚呼)
華藤理 仙呼(至福の時間)
華藤理 仙呼(夏の終わりの夜、秋の虫達が奏で始める時期)
華藤理 仙呼(ずっと)
華藤理 仙呼(この時間が続いたらいいのになあ)
華藤理 仙呼「──来たわね」
華藤理 仙呼「あーもう、キリがない!」
華藤理 仙呼「私を怒らせた事を後悔しなさい? このヤブ蚊め!」
華藤理 仙呼「けほ、けほ」
華藤理 仙呼「貴方達『蚊』は──」
華藤理 仙呼「世界で最も人間の命を奪っていると聞くわ」
華藤理 仙呼「人間や肉食動物よりも多く、ね」
華藤理 仙呼「吸血による感染症が主な要因だけど」
華藤理 仙呼「私の場合、刺されて痒くなって掻きむしってしまうのがイヤなの!」
華藤理 仙呼「痒いの我慢して患部に爪で十字を作ったり、叩いたりして紛らわしても無意味なの!」
華藤理 仙呼「そして何より不愉快なのは──」
華藤理 仙呼「貴方の発する、 モ ス キ ィ ト 音 よ ! !」
華藤理 仙呼「貴方も必死よねー」
華藤理 仙呼「線香の煙、効いてきたからかしら?」
華藤理 仙呼「ほら」
華藤理 仙呼「動きが鈍くて、見えやすくなっているわ!」
華藤理 仙呼「もう一匹居たなんて」
華藤理 仙呼「ほんと、どこから侵入してきたのかしら」
華藤理 仙呼「けっほ」
華藤理 仙呼「ま、時間の問題よね」
華藤理 仙呼「貴方達の呼吸器と人間のとでは 比較にならないし」
華藤理 仙呼「さようなら」
華藤理 仙呼「けほん」
華藤理 仙呼「窓、開けよっと」
華藤理 仙呼「おっと、 内側の窓を開けて網戸を忘れずに」
華藤理 仙呼「爽・快・感♪」
華藤理 仙呼「やっと、眠れるわ」
華藤理 仙呼「この因縁、いつまで続くのかしら?」
華藤理 仙呼「蚊も清潔で心地よい羽音で」
華藤理 仙呼「血じゃなくて、 水や花の蜜を吸う生き物だったらいいのに」
華藤理 仙呼「ね」
華藤理 仙呼「またぁ!?」
人と蚊の戦いは
まだまだ終わらない
仕掛け?が色々あって面白かったです😁
黒背景の操り方がお見事‼️
モスキート音、本当に不快ですよね💦
音やエフェクト使いの上手さもあり、真っ黒背景でも、彼女の周囲の情景が目に映るようでした。使いどころないと思っていた、草原のエフェクトも使いこなされるとはスゴイです!
仙呼ちゃんは最初クールな印象でしたが、ラストの表情はすごく可愛かったです。笑
ウラカタさん、歌舞伎の黒子のようないい仕事してますね😆
自分も何故か蚊に好まれる体質なのでよくわかります😅
爪十字は子供の頃はやりましだが今はひたすら薬を塗るようにしています😃