〇朝日

〇朝日

〇プライベートジェットの中
ー－－－「過去のスクリーンに映し出された映像を見ながら」
　　心の中が乾いていく。
　　
　　目が覚め切り腕を厚みのあるふとももの上に組んで置いた。

〇朝日
　　日本人に見える狙撃手が高度300ｍからホバリングされている陸上自衛隊の多用途ヘリＵＨ－１から
　　紫乃　音の父親であった化け物の背から射出されていく子たちの
　　頭部を撃ち抜いて行く。

〇プライベートジェットの中
ー－－－「額から汗がにじむ」
紫乃　音「何度見ても」
「エアコンはきて心地いい風のはず」
紫乃　音「どうしてこんなことに」
　　東北に発つ前に資料として目を通した映像

〇朝日
「狙撃手は５体目の50ｍの体から射出（　悪夢の子の産卵　）がされる途中で外す」
スナイパー「「　狙いが狂ったぞ　」」
スナイパー「ちくしょう」
ー－－「９体目の子が射出される」
　　太平洋を越えて５体は日本の国の方向にむかう。
「無線音が聞こえる」
上官「何体を逃したんだ？」
スナイパー「目視の内では卵９体の中５体だ」
上官「急きょお前に出てもらったのは目標を外させる為じゃないんだぞ」
スナイパー「では、お前がやれ」
上官「口を聞くな！、、、いや、わかってる。すまん、そこは空中のＵＨ－１の中だったな、、、」
特殊部隊「半数のドローンは網で捕獲する」
特殊部隊「それは我々に任せてくれ」
「大量のドローンは巨大なチェーン網というやり方で特殊部隊に奪取される」

〇研究施設の守衛室前
「指揮管制内での会話」
月葉　甲斐「実験体の変貌は異常なものだ」
アメリカ研究者「あの一種のクジラの噴気から出たことは計画どうりだがな」
　　研究室コンソール
　　会話は盗聴を避けるため室内ごと電源を落としたうえで音声をコンソールは拾えないようにした。
ー－－－「殺し合いで人間が分かり合えると 確信している男であり戦争主義者だ」

〇田園風景
兵士「Die！　（　－　死ね―！　－　）」

〇研究施設の守衛室前
ー－－－「兵士の姿をモニターに真顔で見つめている」
月葉　甲斐「早いな。力が付いているのは知能も付けているということなのか」
ー－－「ニッタリと笑う」
月葉　甲斐「これは、チェンバ―開発部もあせるだろうな」
　　次話へーーー
　　VOICEVOX 使用
　　# 波音　リツ
　　# 玄野　武宏