手作りを君に…

市丸あや

手作りを君に…(脚本)

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〇個別オフィス
楢山賢太郎「ん?」
笹井稔「? どうかしましたか? 検事」
楢山賢太郎「いや・・・ この調書、この字、棗のじゃないか?」
  そうしてパラパラと調書を捲り、賢太郎は頷く。
楢山賢太郎「うん。間違いない。棗のだ。 何かの拍子で混ざったんだろ。 悪い笹井、持って行ってもらえるか?」
笹井稔「ハイッス!! じゃあ自分、そのままお昼に行きますね!」
楢山賢太郎「ああ、もうそんな時間か。 分かった。いいぞ」
笹井稔「ハイ!」

〇オフィスの廊下
笹井稔「・・・ふう・・・」
  エレベーターを乗り継ぎ、稔は藤次のいるフロアに降り立ち、目の前の窓ガラスに写る自分を見つめる。
笹井稔「大丈夫・・・ 平常心・・・ いつも通り・・・」
  まじないのように呟き、ネクタイと髪の毛を整えて、パンと頬を叩く。
笹井稔「よし!!」
  カツカツと靴を鳴らして検事室の前に立ち、もう一度深呼吸して扉をノックする。
笹井稔「失礼します! 棗検事、今よろしいでしょうかっ!」

〇個別オフィス
棗藤次「おー! なんや楢山んとこの稔クンやん!! どないしてん」
  部屋に入ると、中央のデスクに座っていた藤次が、屈託ない顔で出迎える。
  そして・・・
京極佐保子「笹井君、お疲れ様」
笹井稔「ハイッス!! 検事!京極さん!! お疲れ様ッス!!」
  ペコンと勢いよくお辞儀し、稔は高鳴る胸を抑えて、心の中で呟く。
笹井稔(大丈夫。 いつも通り。 大丈夫・・・)
笹井稔「これ、楢山検事から預かってきました。 どうぞッス!!」
棗藤次「なんや・・・ おおっ! これやこれ!! 助かったわ〜 どっこ探しても見当たらんよし、困ってたんや〜 おおきに!」
笹井稔「いえ・・・ ・・・あ」
  助かったぁ〜と、調書をパラパラ捲る藤次のデスクには弁当箱が広げられていて、その色鮮やかで美味しそうな見た目に、稔は瞬く。
棗藤次「ん? なんや稔クン」
笹井稔「あっ! いや、 お弁当・・・美味しそうだなぁって。 検事最近ご結婚されましたし、奥様の手作りッスか?」
棗藤次「ふーん・・・」
  パタンと調書を閉じて、藤次は何を思ったか、弁当の筑前煮の人参を箸でつまみ、稔に示す。
棗藤次「ほら、やる」
笹井稔「はっ?! えっ!?」
  戸惑いながらもそれをパクリと口に含むと、出汁と調味料の絶妙なバランスが口いっぱいに広がり、稔は思わず笑顔になる。
笹井稔「美味しい・・・ 美味しいッス検事!!」
棗藤次「せやろ?! ウチの奥さんの得意料理やねん。 良かったなぁ、 食えて」
笹井稔「ハイッス! ご馳走様ッス!!」
京極佐保子「・・・何が良かったなぁですか。 そう言って嫌いな人参人に食べさせて・・・」
棗藤次「い、言うなや京極ちゃん。 そやし、残して帰ると悲しむねん・・・」
京極佐保子「だったら、素直に苦手だから入れないでと奥様に仰ったらどうです? 私に押し付けてないで」
棗藤次「あかんわ。 そないカッコ悪いこと、ワシよう言われへん」
京極佐保子「全く・・・」
  そうしてため息をついて、佐保子は稔に向き直る。
京極佐保子「ごめんね笹井君。 検事のワガママに付き合わせて・・・」
笹井稔「い、いやそんなっ! ホントに美味しくて・・・ 自分一人暮らしで手作りに飢えてて・・・」
棗藤次「ほー・・・ なーんや稔クン。 メシ作ってくれるカノジョ、おらんのか?」
笹井稔「はっ!!?? ええっ!!???」
京極佐保子「検事!! またそう言うプライベートなこと! セクハラですよ!?」
棗藤次「そう言う京極ちゃんも、毎日昼は外で女友達とランチかコンビニサンドイッチ。 弁当作る彼氏、おらへんの?」
京極佐保子「なっ!!」
  瞬く2人を交互に見ながら、藤次は両手を組んでニコニコと笑う。
棗藤次「互いにおらへんなら、おらへんもん同士、仲良うしたらどないや? お似合いやと思うけど?」
京極佐保子「だからセクハラ・・・」
笹井稔「自分はっ!!!」
「!!?」
  突然声を上げた稔に瞬く佐保子と藤次。
  やや待って、稔は佐保子の座るデスクの前に向き直る。
京極佐保子「さ、笹井君??!!」
笹井稔「自分は、迷惑とか、全然、思ってないッス!!!」
  そうしてガバッと頭を勢いよく下げて、稔は呆然とする佐保子に手を差し出す。
笹井稔「友達から、よろしくお願いしますっ!!!」

〇テラス席
安藤夏子「あっはっはっ!! そりゃあ、とんだ恋のキューピッドだわねぇ、佐保子・・・」
  ・・・京都地検から程近い、行きつけのイタリア料理店。
  パスタを頬張りながら笑う夏子に、佐保子はブラックのアイスコーヒーを飲みながら憤慨する。
京極佐保子「笑い事じゃないわよ夏子!! ホントデリカシーってモンがないんだから! あんのバカ検事・・・」
安藤夏子「まあまあ、そう怒らない怒らない! あの検事がまともじゃないのは、あなたが一番分かってるじゃない」
京極佐保子「まともじゃないにしても、今回は論外にも程があるわよ! 全く、いくら自分が幸せで仕方ないからって、押し付けないで欲しいわ!」
安藤夏子「ふーん・・・」
京極佐保子「な、なによ。 ジロジロ人の顔見て・・・」
安藤夏子「ううん。 そんなに嫌だったの? 笹井君と付き合えって言われて、その笹井君に交際申し込まれたの・・・」
京極佐保子「そ、それは・・・」
  言い淀む佐保子に、夏子はアイスティーを一口飲んで口を開く。
安藤夏子「京都地検のゴシップ好きで有名な大塚検事から聞いたけど、佐保子あなた、バレンタインに笹井君にチョコあげたんでしょ?」
京極佐保子「えっ?! あ、あれは・・・ なんて言うか、不可抗力で・・・」
安藤夏子「なによ水臭い。 友達の私にまで嘘つくの? 気になってるんでしょ?」
京極佐保子「いや、だから・・・」
安藤夏子「悔しいけど、今回は私も棗検事と同意見ね。 他に好きな人いないなら、付き合ってみたら? 笹井君、悪い人じゃないし」
京極佐保子「そ、それはまあ、そうだけど・・・」
安藤夏子「だけど? なによ」
京極佐保子「・・・ううん。 なんでもない。 まあ、前向きに、考えてみる・・・」
安藤夏子「?」
  さっきまでの勢いはどこへやら。
  急に消沈した佐保子を不思議に思いながらも、夏子はボーイにデザートを注文した。

〇個別オフィス
  ・・・それからと言うもの、佐保子は昼食を稔と共に過ごすようになった。
  外で食べたいと稔は言ったが、佐保子は恥ずかしいからと拒み、かと言って藤次に茶化されながら食べるのも嫌。
  そうして出した答えは、稔の上司賢太郎の部屋で食べるという、なんとも奇妙な稔と佐保子の付き合いが始まった。
笹井稔「楢山検事も、毎日お弁当ですよね!」
楢山賢太郎「ああ、まあな・・・」
  机に広がる賢太郎のお弁当は、藤次の色鮮やかなそれとは異なり、如何にも昨日の余物を詰めた雰囲気だが、稔は羨ましそうに見る
京極佐保子「・・・やっぱり、欲しいものなの? 男の人って。 手作りのお弁当・・・」
笹井稔「えっ?!! あ、その・・・」
  不思議そうに自分を見つめる佐保子に戸惑う稔だったが、やや待って、彼は真摯な表情で彼女を見据えて口を開く。
笹井稔「欲しいッス。 他の誰でもない。 京極さんの手作り弁当・・・」
京極佐保子「そ。 なら、月末まで待って。 準備あるから・・・」
笹井稔「あ、えっ!? は、ハイッス!! 自分、いつまでも待ちます!!」
京極佐保子「ん。 分かった。 約束ね。 じゃ、お昼終わるから。 楢山検事、失礼します」
  そうしてペコンと賢太郎にお辞儀をして去って行く佐保子を見送った後、稔は大きくガッツポーズをする。
笹井稔「・・・っしゃあ!!」
楢山賢太郎「・・・なかなか、 甘酸っぱい青春、だな」

〇オフィスの廊下
京極佐保子「・・・・・・・・・」
  カツカツとヒールを鳴らして、佐保子は何かを決意した表情で、藤次の待つ検事室へと歩いて行き、扉を開ける。

〇個別オフィス
棗藤次「おー! お帰り京極ちゃん!! どやったぁ〜? デートぉ〜」
  ニヒヒと笑う藤次に構わず、佐保子は彼のデスクに向かうと、バンと勢いよくそこを叩く。
棗藤次「な、なんやっ?!」
京極佐保子「・・・・・・言い出しっぺは検事なんですから、責任、取って下さいっっ!!!」
棗藤次「え、えぇ・・・」

〇ボロい家の玄関
京極佐保子「ここかな?」
  ・・・とある日曜日。
  渡されたメモを頼りに辿り着いた長屋街の奥から3番目の「棗」と記された家を見て、佐保子は一呼吸おいて、ベルを鳴らす。
棗藤次「おう! 迷わず来れたやん! 上がり上がり!!」
京極佐保子「は、はい。 お邪魔します」

〇広い玄関
京極佐保子「わあ・・・」
  初めてきた上司の家は想像していたものとは全然違う、綺麗に整い飾り付けされた居心地の良い空間で、佐保子は思わずため息をつく
京極佐保子「あの・・・ ホントにここ、検事のお宅なんですか?」
棗藤次「さり気に失礼なやっちゃなぁ〜 まあ、全部嫁はんの趣味やから、仕方ないか。 絢音、話してた京極ちゃん、来たえ」
棗絢音「はーい!!」
  和かに家の奥から現れたのは、いつか街中で藤次と共にいた美人の女性で、佐保子は思わず顔を赤らめお辞儀をする。
京極佐保子「あ、あのっ! 初めまして!! き、今日は、私なんかのためにお時間を・・・」
棗絢音「いいのよいいのよ。 話は藤次さんから聞いてるわ。 さ、始めましょ?」
京極佐保子「は、はい・・・」
棗絢音「藤次さん。 邪魔しないでね?」
棗藤次「へぇへ。 ほんなら2階でテレビ観ようかのぅ〜 今日阪神、天王山やし」
  そう言って2階に上がって行く藤次を見送った後、絢音は萎縮している佐保子に笑いかける。
棗絢音「じゃあ、先ずは手洗いね」

〇アパートのダイニング
棗絢音「そう、猫の手で添えるように・・・ ゆっくり包丁を引いて・・・」
京極佐保子「は、はい・・・」
  おっかなびっくりで包丁を握る佐保子と、優しく指導する絢音。
  2階から時々響く藤次の野次をBGMに、不慣れな料理をしている佐保子に、絢音は優しく語りかける。
棗絢音「美味しいって言ってくれると良いわね。 笹井君・・・だっけ? 藤次さんから聞いたけど、とっても良い人なんですって?」
京極佐保子「・・・はい。 みんな彼のことになると、口を揃えてそう言いますし、私も、そう思ってます。 けど・・・」
棗絢音「けど?」
京極佐保子「・・・・・・・・・」
  ストンと、藤次の嫌いな人参に刃を入れて、佐保子はポツリと呟く。
京極佐保子「・・・分からないんです。私。 人を好きになるって感情・・・ そんな気持ち、漫画の中の世界だけだって、思ってて・・・」
棗絢音「でも、作ってあげたい。喜ぶ顔見たい。 だから、今こうして、苦手な料理頑張ってる。 それが好きだって事に、ならないかな?」
京極佐保子「・・・・・・・・・」
  ・・・絢音の言う通りかもしれない。
  稔の喜ぶ顔が見たいから。
  だから、自分は今、頑張っている。
  けど、なら・・・
京極佐保子「・・・奥様は、検事のどこに、惹かれたんですか?」
棗絢音「・・・えっ!!?」
京極佐保子「だって! 検事は女性にだらしないし、直ぐ理由付けて仕事サボろうとするし、嫌いな食べ物押し付けてくるし・・・それに」
  ・・・自分でも分からなかった。
  あのバレンタインから、いや・・・本当はもっと前から、心の中には藤次がいて、それが当たり前だし、彼の隣は自分だと思ってた。
  けど、それが恋なのか愛なのか、分からなかった。
  いや、本当は・・・
棗絢音「藤次さんの事、好きなのね・・・」
京極佐保子「あ・・・」
  「好き」・・・
  ずっと目を逸らしていた、知らないふりをしていた思いを白日の下に晒されて、佐保子はポロポロと涙を流す。
京極佐保子「あ、あの・・・ こんな事、言えた義理じゃないですけど・・・ 検事には、秘密に、しておいてもらえますか?」
棗絢音「うん。 分かってる。 こんな可愛い子に好きって言われたら、勝ち目ないもの。 だから、秘密にしておくわ」
京極佐保子「そ、そんな事ないです!! 奥様に比べたら私なんか・・・」
棗絢音「なんかなんて言わないで。 あなたは素敵な女の子よ? だって、藤次さんを、同じ人を好きになった人だもの。だから、ね?」
京極佐保子「奥様・・・」
棗絢音「ほらほら、泣かないで? お料理、最後まで頑張って。 出来たら一番に、藤次さんに食べてもらいましょうね」
京極佐保子「・・・ありがとう、ございます・・・」
棗絢音「うん・・・」

〇アパートのダイニング
  ・・・そうして、絢音に手解きされながら、佐保子は藤次の好物であり、稔が美味しいと言っていた筑前煮を作り上げる。
棗藤次「おおっ! 今日はまた一段とええ匂いやなぁ〜 出来へん言うんは謙遜やったんか? 京極ちゃん」
  ニコニコ笑いながら、匂いにつられるように台所にやってきた藤次に、佐保子はいつもの口調で返す。
京極佐保子「先生が良かったんです! ホント、検事なんかには勿体無い女(ひと)です」
棗藤次「へぇへ。 どうせ、美女と野獣や」
棗絢音「さあさ。 戯れてないで、ご飯にしましょ? 藤次さん。ほら、味見して」
棗藤次「んん?」
  差し出された筑前煮をパクリと食べて、藤次はウンと大きく頷く。
棗藤次「美味い!! 絢音が教えたんさっ引いても美味い!! やればできる子やん!! 京極ちゃん!」
京極佐保子「あ・・・」
棗藤次「ん?」
京極佐保子「い、いえ!! ほ、褒めても何も出ませんよ! バカ検事!!」

〇女の子の一人部屋
京極佐保子「・・・ただいま」
  帰宅して、お弁当用にと渡されたタッパーの中の筑前煮を見つめながら、佐保子はポツリと呟く。
京極佐保子「・・・ホント、色んな意味で、勝ち目ないや。 バッカみたい・・・」
  パタリと机を濡らした涙は、悔し涙か、それとも、受け入れてもらえた、喜びの涙か・・・
  考えても答えは出なかったが、ひとまずこの恋は終わった。
  それだけは事実で、曇っていた佐保子の心は僅かに晴れ間が覗いていた

〇個別オフィス
  ・・・そして迎えた約束の日。
  ソワソワと落ち着かない稔に、賢太郎は静かに口を開く。
楢山賢太郎「男だろ。 舞い上がってないで、どっしり構えてろ」
笹井稔「で、ですが検事〜」
  そうして情けない声を上げていると、扉がノックされ、佐保子が顔を覗かせる。
笹井稔「きょ、京極さん・・・」
京極佐保子「・・・はい。 約束の、お弁当」
笹井稔「わあっ!」
京極佐保子「筑前煮。 検事の奥様に習ったの。 だからきっと、美味しいと思う」
笹井稔「そ、そんな! じ、自分が欲しいのは他でもない! 京極さんの味ッス!!」
  言って、稔は弁当を勢いよく掻っ込む。
笹井稔「おっ・・・」
京極佐保子「お、お?」
笹井稔「美味しい!! 美味しいッス!! 棗検事にいただいたやつより、ずっと・・・ずっ・・・」
  感極まりポロポロと泣く稔に、佐保子は静かに笑いかける。
京極佐保子「「佐保子」で良いよ。 「稔」君」
笹井稔「えっ!? それっ・・・て・・・」
京極佐保子「・・・うん。 よろしく」
笹井稔「・・・っ!!」
  タッと席を立ち、稔はキツく佐保子を抱きしめる。
笹井稔「必ず幸せにする。 選んでくれた事、後悔させないから・・・ 佐保子・・・」
京極佐保子「うん・・・ 絶対、幸せに、してね?」
笹井稔「うん・・・」
楢山賢太郎「んっ!ううんっ!!」
「あっ! す、すみません・・・」
楢山賢太郎「いや、まあ・・・幸せに、な」

〇オフィスの廊下
京極佐保子「あっ・・・」
棗藤次「おおっ! せやせや、ここにおったんや。 どやった京極ちゃん。デートぉ〜♪」
  そうして昼休みを終えて賢太郎の部屋を出た瞬間、佐保子は藤次と鉢合わせる。
  いつもと変わらない表情。
  いつもと変わらない訛り口調。
  いつもと変わらない減らず口。
  ・・・なにもかも変わらない。
  
  いや、
  
  本当は・・・
京極佐保子「ホント、余計なお世話です。 バカ検事」

コメント

  • お弁当を巡って愛の物語が描かれていて、一つの別れが一つの出会いに繋がっている…面白いですね‼ 愛に関しては詳しくないので、特に信頼ある夫婦関係を描けるほど掴んではいないのですが、成程こういう形なんだなと気付かされて感動いたしました!😃

  • 絢音さんの心の余裕、京極さんへの配慮素晴らしい・・。自分の夫の事をむやみに盗もうとする女性は許せないけど、好意をもってもらえるのって悪い気はしないですよね。藤次さんの素敵さが際立った回です。

  • 絢音さんは奥さんとしても人として本当によくできた人ですね。部下が夫を好きなことを見抜いても騒ぐでもなく窘めるでもなく、さりげなく佐保子が藤次を諦める流れを作るなんて。愛し愛されている人の余裕ですね。おかげで佐保子も次に進めることができましたもんね。笹井君とお幸せに。

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