Part1 アンドロイドとの出会い(脚本)
〇大企業のオフィスビル
「異世界物作成会社・メルテフォーメ」
〇異世界のオフィスフロア
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「みんなー モタモタしてないで入力続けてー!」
「はーい!」
〇異世界のオフィスフロア
内祢 心湊(ないでいみなと)/ソウナ「ソウナ、入力完了しました!」
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「早いわね。 ちょっと仕事先に行かないといけないけど・・・ 同行する?」
内祢 心湊(ないでいみなと)/ソウナ「はい!もちろん!」
〇華やかな寮
内祢 心湊(ないでいみなと)/ソウナ「え!?また皇女殿下から!?」
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「そんなに驚いた顔しないでよ・・・ とにかく、行きましょ」
内祢 心湊(ないでいみなと)/ソウナ「あ、はいっ!」
〇貴族の応接間
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「今日はどうなさいましたか?」
皇女殿下 ブリアテイル「「リンスインシャンプー」とやらはすごく良くてね! レビューを聞いて欲しかったのよ!」
内祢 心湊(ないでいみなと)/ソウナ「リンスインシャンプーのご愛用、 ありがとうございます!」
皇女殿下 ブリアテイル「それでね、シャンプーの液がなくなりそうで・・・ つめかえとかはあるのかしら? 期限は1週間後まで、よろしくね」
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「えぇ。承知したわ」
皇女殿下 ブリアテイル「頼んだわよ!」
〇外国の田舎町
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「結構気に入ったみたいね」
内祢 心湊(ないでいみなと)/ソウナ「ですよね〜! つめかえも早く作らないと!」
〇建物の裏手
シナ「もう・・・だ・・・」
シナ「め・・・」
〇外国の田舎町
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「!? なんか・・・人が倒れた音が・・・」
内祢 心湊(ないでいみなと)/ソウナ「どうしたのですか?ウラユ社長」
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「ここは私が行く。 ソウナは先に帰ってて!」
内祢 心湊(ないでいみなと)/ソウナ「あっ!ちょ・・・」
〇建物の裏手
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「何とかしなくちゃ!」
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「《魔力譲渡》」
シナ「・・・?」
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「あなた!大丈夫?」
シナ「もう大丈夫・・・魔力が枯渇しかけてたから助かった・・・」
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「良かった・・・ あなた、名前は?」
シナ「私はシナ。 助けてくれてありがとう・・・」
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「どういたしまして。 シナはどうしてここにいるの?」
シナ「・・・実はね・・・」
〇個別オフィス
ブラック企業の社長 黒魔太(くろまた)「お前はクビだ」
シナ「え!? どう・・・して・・・です・・・か?」
ブラック企業の社長 黒魔太(くろまた)「お前はアンドロイド、俺たちは人間だ。 アンドロイドと人間の生き方は違ぇんだよ!」
シナ「・・・わかりました・・・ 今すぐ辞職します・・・」
ブラック企業の社長 黒魔太(くろまた)「それなら魔力をくれ。 9/10(十分の九)な」
シナ「9/10(十分の九)!?」
〇建物の裏手
シナ「ということがあって・・・」
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「最悪な会社・・・だったのね・・・」
シナ「・・・はい・・・」
〇けもの道
それで・・・
何日も・・・さまよい続けて・・・
〇建物の裏手
建物の裏手で・・・
力尽きた・・・という・・・ことです・・・
〇建物の裏手
シナ「でも、あなたが助けてくれて・・・ 助かった・・・」
会莉 優空(かいれいゆうら)/ウラユ「・・・ふっ 私はウラユ。よろしくね。シナ」
シナ「うん、よろしく。社長」
異世界と会社経営を組み合わせた発想が新鮮です。ウラユは会社経営もバリバリやって魔力譲渡までできるなんて、本当に頼れる存在ですね。これからシナのアンドロイドとしての活躍が始まるのかな。楽しみ。