援助交際とは何が違うのか、無知な作者に教えてやって。(脚本)
〇テーブル席
ピダナ「すごいです!こんなにたくさん!ほ、ホントにいいんですか?」
ピダナ「わ、私なんかのために・・・」
ハンザ・イシヤ「当たり前だよ」
ハンザ・イシヤ「もう、全てが完璧。俺の好みだ」
ハンザ・イシヤ「これは、君と一緒に過ごすことに対する、当然の対価だ」
ピダナ「あ、ありがとうございますっ!」
ピダナ「なんだか、こっちまで嬉しくなっちゃう」
ハンザ・イシヤ「じゃあ、そろそろホテ・・・」
ピダナ「ところで、ノベルゲームって、ご存知ですか?」
ハンザ・イシヤ「の、ノベル、なんだって?藪から棒に」
ピダナ「ノベルゲーム、です。ゲームとか、します?」
ハンザ・イシヤ「あ、ああ。スマホに、いくつか入ってるけど」
ピダナ「きっと、昔から女性にモテなかったがために、」
ピダナ「お金で女の子を買おうとする貴方のことですから、」
ピダナ「カワイイ女の子が出てくる『ギャルゲー』なんかも、プレイされていることでしょう」
ハンザ・イシヤ(え?)
ハンザ・イシヤ(今、すごい偏見と侮辱を受けなかった・・・?)
ピダナ「18歳以下はプレイできない『エロゲー』なんてのも、ご経験があるのでは?」
ハンザ・イシヤ「ま、まあ、なくはないが・・・」
ハンザ・イシヤ「・・・」
ハンザ・イシヤ「正直、召喚したアーサー王が女で、」
ハンザ・イシヤ「選択肢を間違うと、すぐ主人公が死んじゃうエロゲが、」
ハンザ・イシヤ「スマホアプリのセールスランキングで、ずっと1位を獲るような時代が来るとは、思わなかったけど」
ピダナ「ふぁ(F)!ごめんなさい(G)!」
ピダナ「おおよそでしか(O)、分からないです・・・」
ハンザ・イシヤ(全部わかってるんだろうなぁ)
ピダナ「実は、最近大ヒットを連発している、アニメ映画の監督さんも、エロゲ畑出身なんですよ?」
ハンザ・イシヤ「ああ、それは有名な話だね」
ハンザ・イシヤ(この子と会話するの、ちょっと怖くなってきたな)
ハンザ・イシヤ(権利的な問題で)
ピダナ「新しい海から、誠に飛び出してきたような勢いの、監督さんですよね!」
ハンザ・イシヤ「う、うん・・・」
ハンザ・イシヤ「・・・」
ハンザ・イシヤ「初監督作品を全部ひとりで作ったっていうから、」
ハンザ・イシヤ「DVD借りて観てみたら、」
ハンザ・イシヤ「副音声で、声まで全部一人であてていて、」
ハンザ・イシヤ「随分と変な人がいたもんだなぁって、10年以上前に思ったよ」
ハンザ・イシヤ「まさか、日本を代表するアニメ監督になるなんてなぁ」
ピダナ「貴方も、作ってみませんか?」
ハンザ・イシヤ「え?」
ピダナ「世界に飛び出す翼を、貴方も手に入れてみませんか!?」
ハンザ・イシヤ「ど、どうやって?」
ピダナ「タップノベルに登録して、貴方もギャルゲーを作るんですっ」
ピダナ「ギャルゲーじゃなくたっていい。どんなジャンルだっていい!」
ピダナ「登場人物に話をさせて、表情を変えたり、効果音やBGMだって付けられちゃう!」
ピダナ「頑張って、一所懸命になって作った作品には、読んでくれた人から、」
ピダナ「きっと、いいね、や応援コメントが貰えます!」
ピダナ「なんと、賞金が出るコンテストにだって応募できちゃいます!」
ピダナ「貴方も是非、登録して、一緒に名作を作りましょう!」
ピダナ「ではっ!」
ハンザ・イシヤ「・・・」
ハンザ・イシヤ「くそっ!」
ハンザ・イシヤ「やってやろうじゃないか!」
新しい海から誠に飛び出してきた監督さんってそうだったんですか。有名な監督や役者さんに日活ロマンポルノ出身が多いのもあるあるですよね。って言っても若い人は知らんですよね。
未プレイ&未視聴ですが、伝わる世代です。笑
…援助交際とは何が違ったのか、読者にも教えてあげてください🤣